今週末は忙しかった~。先週末、あれだけJimmy宅で時間をもてあましたというのが信じられない。
Friday:
金曜夜はJimmyと普通にレストランで夕食を食べた。だけど、これまでになく会話がすごく盛り上がった。トピックは何かと言うと、仕事。実は、Jimmyと僕は仕事が同じ業界のため、業界用語とか最近のビジネス・トレンド、追っかけているテーマなんかが同じ。なので僕が仕事上知り合った人をJimmyに紹介するなんていう話にもなりつつある。色気ない話だけど、この晩はJimmyと仕事について面白いディスカッションができてよかった。
Saturday:
昼過ぎに、僕とJimmyは久々に「20代の集い」の知り合い10人くらいと合流して映画『The Chronicles of Narnia』を観にいった。映画自体はC+ってぐらいでイマイチ。
20代の集いでかつてよくつるんでいた中華系アメリカ人Benや、ハワイとオーストリア育ちのRyan、ロシア人のVictor、MIT卒業のアフリカ系アメリカ人Tonyなどなど、懐かしい人たちと半年振りくらいに再会した。きっかけは、BenがEメールで誘ってくれたということ。ちょうどJimmyとその映画を今週末観にいく予定だったというのもあって、距離を置いていた20代の集いのグループに久々に参加した。
だけど、6ヶ月以上も姿を見せなかった僕。何でいまさらっていうのもあって、幽霊が帰ってきたみたいな雰囲気。しかもJimmyっていう年上の恋人を連れてきてるし。Benは、同じアジア人として僕を運命共同体として親身に思ってくれている反面、逆にライバル心を持っているのが言動に見え隠れ。だけどカトリック教徒のBenは、そうした不穏な心内を持っていながらも、表面上は平静を装って僕とJimmyに親切に接してくれた。
映画を観終わって、僕とJimmyは二人だけで映画館を立ち去ることにした。というのも、この夜、水球チーム主催のクリスマスパーティーがあり、それに二人で参加することにしていた。立ち去る時、20代の集いの人たちには一応、挨拶をした。そしてJimmyと二人で数歩歩きかけたところで、Tonyが僕に声をかけてきた。
「Hey、久しぶり。5分くらい時間ある?もしかして急いでる?最近、全然、集まりに来ないから、どうしてたのかと思ってたんだ。いつも、『Tyはどうしたの?』ってみんなに聞いてたんだ」
このTony、僕が20代の集いに通っているときから、アタックを仕掛けてきてた、、、。
この日もJimmyが僕の隣にいるにもかかわらず、僕にまくし立てるように話すTony。半分、Tonyに引っ張られるようにしてみんなのところに戻る羽目になった。
幽霊の再来。
みんな何を話していいか分からず、Jimmyも何を話していいか分からず、嫌な沈黙。Tonyは、残ったポップコーンをRyanに投げつけ始めた。緊張のあまりその場をもてあまして子供じみた行動に出たTony。彼の心の置き場のなさが目に見えて、みんなも居心地悪い雰囲気。
20代の集いに来る人たちは、だいたい自分たちと同じ年代にしか興味なかったり、内気なタイプが多い。なので、Jimmyは一人取り残されて僕の隣で沈黙している。そしてついにJimmyが、「もう行こう」と催促してきた。僕たちは映画館のロビーに輪になってたむろする状態で、グループの一人からも、「なんで僕らはまだここにいるの?」と痺れを切らした声も聞こえ始めた。
それを機会に僕らは出口にノロノロ動き始めた。そして僕とJimmyは、みんなにじゃあねと告げて映画館を出た。
出たとたんに、Jimmyは、「みんな、あの年寄り誰って感じで見てたよね」と本音をポロリとこぼした。僕はそんなことなかったと思うのだけど、平均年齢25歳くらいのグループの中で一人40代というのは、確かに肩身が狭かったかも。20代の集いのメンバーに対面するのをそれなりに楽しみにしていた風なJimmyだったけど、かなり失望した模様。
Sunday:
先週ブランチを一緒に食べたJohnとGreggが、この晩、自宅マンションでクリスマスパーティーを開いた。日曜朝、Jimmyは、
「TyはJohnとGreggのこと好きじゃないんだよね」
と言ってきた。その言葉の裏には、「だから彼らのクリスマスパーティーには行きたくないよね?」っていう気持ちが隠されていた。僕は、「彼らのことは好きじゃないけど、もしJimmyが僕に一緒に行って欲しいんだったら行ってもいいよ」と言った。Jimmyは、そういう返事のされ方が好きじゃないっていうのは僕も分かっていた。なので、Jimmyは僕に「これは君の選択だから、自分の意思で決めるべきだよ」なんて予想通りのことを行ってきた。
結局、この会話は結論の出ないまま別の話題にすり替わっていた。そしていつのまにか、Jimmyの中で、僕はこのパーティーに行くことになっていた。
2つのマンションの壁をぶち抜いたような広いリビングに、子豚の丸焼きや、フォアグラのパテ、ドリンクを注いでくれるケータリング・スタッフと、かなりゴージャス。30名くらいゲイばかりが集まった。そこはゲイバーと変わらない風景。年齢層は、やっぱりJohnとGreggの年齢を反映していました。なので、ここでも一人アジア人でしかも年齢も10~20歳他の人より低い僕は、文字通り異色。
Jimmy以外の人と2、3人、話をしたけど話題が盛り上がるわけでもなく。一人、壁に掛けられた高価そうな絵画やタペストリー、クリスマス用の内装、ツリーなどを興味津々に眺めて時間をつぶした。不幸中の幸いは、ホスト役のJohnもGreggも他のゲストの対応に大忙しだったということ。彼らとあまり話をする機会はなかった。そしてパーティー後半、Jimmyも知り合いとの挨拶を終え、一人椅子に座っている僕の隣に戻ってきた。なのでパーティー後半は、Jimmyと二人でディープな話をすることに。
Jimmyの祖父はイギリスからNYに移民してきたということ、そして母親はカナダ人ということは、ずっと前に聞いていた。だけど、母親がカナダ人ということで、Jimmyは簡単にカナダ国籍が取れるらしい。これで思い出したのが、Brian。彼も父親がカナダ人なので、アメリカ国籍を持ちながら、カナダ国籍もその後取得していた。
「カナダだと僕たち結婚できるね。カナダに移民するんだったら、やっぱりバンクーバーだよね。移住するんだったら、その前に下見にいかないとね」
なんて話し出すJimmy。あんまり冗談のようには聞こえなかったんだけど・・・。
Friday:
金曜夜はJimmyと普通にレストランで夕食を食べた。だけど、これまでになく会話がすごく盛り上がった。トピックは何かと言うと、仕事。実は、Jimmyと僕は仕事が同じ業界のため、業界用語とか最近のビジネス・トレンド、追っかけているテーマなんかが同じ。なので僕が仕事上知り合った人をJimmyに紹介するなんていう話にもなりつつある。色気ない話だけど、この晩はJimmyと仕事について面白いディスカッションができてよかった。
Saturday:
昼過ぎに、僕とJimmyは久々に「20代の集い」の知り合い10人くらいと合流して映画『The Chronicles of Narnia』を観にいった。映画自体はC+ってぐらいでイマイチ。
20代の集いでかつてよくつるんでいた中華系アメリカ人Benや、ハワイとオーストリア育ちのRyan、ロシア人のVictor、MIT卒業のアフリカ系アメリカ人Tonyなどなど、懐かしい人たちと半年振りくらいに再会した。きっかけは、BenがEメールで誘ってくれたということ。ちょうどJimmyとその映画を今週末観にいく予定だったというのもあって、距離を置いていた20代の集いのグループに久々に参加した。
だけど、6ヶ月以上も姿を見せなかった僕。何でいまさらっていうのもあって、幽霊が帰ってきたみたいな雰囲気。しかもJimmyっていう年上の恋人を連れてきてるし。Benは、同じアジア人として僕を運命共同体として親身に思ってくれている反面、逆にライバル心を持っているのが言動に見え隠れ。だけどカトリック教徒のBenは、そうした不穏な心内を持っていながらも、表面上は平静を装って僕とJimmyに親切に接してくれた。
映画を観終わって、僕とJimmyは二人だけで映画館を立ち去ることにした。というのも、この夜、水球チーム主催のクリスマスパーティーがあり、それに二人で参加することにしていた。立ち去る時、20代の集いの人たちには一応、挨拶をした。そしてJimmyと二人で数歩歩きかけたところで、Tonyが僕に声をかけてきた。
「Hey、久しぶり。5分くらい時間ある?もしかして急いでる?最近、全然、集まりに来ないから、どうしてたのかと思ってたんだ。いつも、『Tyはどうしたの?』ってみんなに聞いてたんだ」
このTony、僕が20代の集いに通っているときから、アタックを仕掛けてきてた、、、。
この日もJimmyが僕の隣にいるにもかかわらず、僕にまくし立てるように話すTony。半分、Tonyに引っ張られるようにしてみんなのところに戻る羽目になった。
幽霊の再来。
みんな何を話していいか分からず、Jimmyも何を話していいか分からず、嫌な沈黙。Tonyは、残ったポップコーンをRyanに投げつけ始めた。緊張のあまりその場をもてあまして子供じみた行動に出たTony。彼の心の置き場のなさが目に見えて、みんなも居心地悪い雰囲気。
20代の集いに来る人たちは、だいたい自分たちと同じ年代にしか興味なかったり、内気なタイプが多い。なので、Jimmyは一人取り残されて僕の隣で沈黙している。そしてついにJimmyが、「もう行こう」と催促してきた。僕たちは映画館のロビーに輪になってたむろする状態で、グループの一人からも、「なんで僕らはまだここにいるの?」と痺れを切らした声も聞こえ始めた。
それを機会に僕らは出口にノロノロ動き始めた。そして僕とJimmyは、みんなにじゃあねと告げて映画館を出た。
出たとたんに、Jimmyは、「みんな、あの年寄り誰って感じで見てたよね」と本音をポロリとこぼした。僕はそんなことなかったと思うのだけど、平均年齢25歳くらいのグループの中で一人40代というのは、確かに肩身が狭かったかも。20代の集いのメンバーに対面するのをそれなりに楽しみにしていた風なJimmyだったけど、かなり失望した模様。
Sunday:
先週ブランチを一緒に食べたJohnとGreggが、この晩、自宅マンションでクリスマスパーティーを開いた。日曜朝、Jimmyは、
「TyはJohnとGreggのこと好きじゃないんだよね」
と言ってきた。その言葉の裏には、「だから彼らのクリスマスパーティーには行きたくないよね?」っていう気持ちが隠されていた。僕は、「彼らのことは好きじゃないけど、もしJimmyが僕に一緒に行って欲しいんだったら行ってもいいよ」と言った。Jimmyは、そういう返事のされ方が好きじゃないっていうのは僕も分かっていた。なので、Jimmyは僕に「これは君の選択だから、自分の意思で決めるべきだよ」なんて予想通りのことを行ってきた。
結局、この会話は結論の出ないまま別の話題にすり替わっていた。そしていつのまにか、Jimmyの中で、僕はこのパーティーに行くことになっていた。
2つのマンションの壁をぶち抜いたような広いリビングに、子豚の丸焼きや、フォアグラのパテ、ドリンクを注いでくれるケータリング・スタッフと、かなりゴージャス。30名くらいゲイばかりが集まった。そこはゲイバーと変わらない風景。年齢層は、やっぱりJohnとGreggの年齢を反映していました。なので、ここでも一人アジア人でしかも年齢も10~20歳他の人より低い僕は、文字通り異色。
Jimmy以外の人と2、3人、話をしたけど話題が盛り上がるわけでもなく。一人、壁に掛けられた高価そうな絵画やタペストリー、クリスマス用の内装、ツリーなどを興味津々に眺めて時間をつぶした。不幸中の幸いは、ホスト役のJohnもGreggも他のゲストの対応に大忙しだったということ。彼らとあまり話をする機会はなかった。そしてパーティー後半、Jimmyも知り合いとの挨拶を終え、一人椅子に座っている僕の隣に戻ってきた。なのでパーティー後半は、Jimmyと二人でディープな話をすることに。
Jimmyの祖父はイギリスからNYに移民してきたということ、そして母親はカナダ人ということは、ずっと前に聞いていた。だけど、母親がカナダ人ということで、Jimmyは簡単にカナダ国籍が取れるらしい。これで思い出したのが、Brian。彼も父親がカナダ人なので、アメリカ国籍を持ちながら、カナダ国籍もその後取得していた。
「カナダだと僕たち結婚できるね。カナダに移民するんだったら、やっぱりバンクーバーだよね。移住するんだったら、その前に下見にいかないとね」
なんて話し出すJimmy。あんまり冗談のようには聞こえなかったんだけど・・・。