アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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日本人的ニューヨーク生活

2006-12-28 08:53:56 | アメリカ・風習・社会事情
クリスマスの2日前にニューヨークに到着。高速道路そしてリンカン・トンネルの渋滞がピークで、いつもより2時間以上も余計に時間がかかった。やっぱり誰もが移動する時期に町を移動するのは得策じゃないと痛感。

しかも、利用したのが激安だけがとりえのチャイナタウンバス。僕の後ろにはアラビア語を話すおっさんとスペイン語を話すおっさんが座って、バスでの移動中、悩まされ続けた。というのも、アラビア語のおっさんが咳とくしゃみを連発するかと思うと、もう一方のスペイン語のおっさんは携帯電話で遠慮なく話し続ける始末。

さらに、通路を挟んで座っていた黒人の巨体おばさんがアフリカ出身みたいで、一緒に乗ってきたこれまたずんぐりむっくりのおばさんと二人で話す話す。(二人とも巨体だったので、隣同士に座れず、前後の席を陣取っていた。)そしてブラジル出身風なポルトガル語を話す家族の子供もたまに泣きじゃくったりして、もうバスは無国籍(多国籍)のボートピープルであふれている状態。このまま強制送還か亡命か、というような状況。自分も日本人なのでその国際色豊かな顔ぶれに一枚かんでるんだけど・・・。僕はとにかく飲まず食わずで数時間、冬眠した熊のように息を潜めて乗り切りました。

ニューヨークについたらついたで、クリスマス直前のショッピングを終えた家族集団なんかに巻き込まれて、やっと目的地についたのは、自宅を出てから10時間以上たった夜。

でもどうにか無事にクリスマスを終えて、今はのんびりしているところ。アメリカはクリスマスが終わると日常生活が戻ってくるので、お店も通常時間に営業し始めるし、ほとんどの人が仕事に戻るんじゃないかな?なので、年末の休暇が、日本より1週間早い感じです、こっちは。


そうそう、クリスマス・イブにジェームスとジャドと行った、マンハッタンの日本食屋がよかった。

EN(えん)というレストラン:
435 Hudson St (Cross Street: Leroy Street)
New York, NY 10014
(212) 647-9196

ゲイ地区、ウェスト・ビレッジのはずれにあって、元倉庫だった建物を改装して、モダンなレストランにしている。なので、天井が高くて、中もまさに倉庫並みの巨大な空間。僕たちが座ったのは入り口側の狭い空間の方だったけど、それでも天井は高くて開放感がありました。

メニューは、いわゆるニューヨークで日本食という寿司、刺身、てんぷらというのじゃなくて、風呂吹き大根、刺身こんにゃく、山芋を摩り下ろしたものを海苔で巻いて揚げたものなど、庶民派メニュー。

日本酒(地酒)や日本酒を使ったカクテルも豊富で、マルティーニにいたっては、ライチ・ジュースと焼酎を混ぜたものとか、イチジクを浸した焼酎を使ったもの、白桃をゼリーにしたもの、しょうがを使ったもの、緑茶を使ったものなどさまざま。だけど値段が、1杯12ドル(約1400円)というのが、ニューヨークならでは。お酒も、僕が頼んだ、サンプラー(お試しセット)が、小さなオチョコ3杯に3種類のお酒が入って、16ドル(約2000円)。小皿料理も、8ドル~18ドル(1000円~2000円)というお値段。毎日は通えません。


昨日、見に行ったデカプリオ出演の最新映画、Blood Diamondも、一人10ドル25セント。うちの近所の映画館だと、9ドルとか10ドル。やっぱ、ニューヨークは高い~って痛感。地下鉄だって、一律料金だけど、2ドル(240円)だからね。ちなみに、この映画、とっても迫力があり、デカプリオの演技がピカッと光ってました。


人が多くて、しかも不親切な人が多くて、物価のばか高いニューヨークだけど、やっぱりいいなーって思ったのが、日本人相手のビジネスの多さ。日本人がやっている日本食レストランが多いほかに、やっぱり日本企業の駐在員家族や日本人学生も多く住んでいる地域だから、日本食材店やテレビ番組も豊富なんだよね。ニュージャージー側に、Mitsuwaっていう元ヤオハンのスーパーマーケットがあって、そこはもう日本の世界。レジを打ってる人がラティーナだったりするけど、日本人のアルバイト店員がいたり、駐在家族が買い物してたりして、まさか川を越えた反対側がマンハッタンということを一瞬忘れてしまう空間。

ケーブルテレビを何気につけてみても、夜10時からフジテレビのドラマ、「大奥」をやってたりして、至れり尽くせり。僕も数年前にニューヨークに住んでいたときは、週末、Mitsuwaで買い物して、その帰りにMitsuwa店内にある日本食レストランで食事をし、夜はフジテレビのドラマを見るっていう、日本文化にどっぷり浸かった生活をしてたなと思い出した。今じゃ、良くも悪くも、アメリカ生活に浸かって生活してます。

クリスマスの当日は、終日、雨に降られた憂鬱な一日だったけど、ジェームスとジャド(ニューヨーク在住の金持ち独身ゲイ)とチャイナタウンに行って点心を食べた。マンハッタン自体は人気がなくってゴーストタウンになっていたけど、クリスマスなんて関係ないチャイナタウンは、その分活気があって人でごった返していた。事前に調べていた点心(ディムサム)レストランのトップ10はほとんど長蛇の列。しょうがなく、トップ5のディムサムGoGo(名前が信用ならない感じだけど)に入店。本格的なディムサムは、店内をカートを押しながら点心を売りにきてくれるのだけど、ここは最初に紙に寿司を注文するようにオーダーして持ってきてくれるルール。味は良かった。

そんな雨の中でチャイナタウンをうろついていたのが祟ったのか、それともチャイナタウン・バスで後ろの座席でくしゃみ・咳をしていたアラブ人のおっさんの祟りか、昨日の夜から鼻水が止まらない。Blood Diamondを見る直前には悪寒も走り始めて、風邪の症状が。映画からの帰りに、ジェームスにドラッグ・ストアに寄ってもらい、薬を買い込んで熟睡したら、どうにか鼻水は止まった。大事を取って、今日は自宅で療養中なんだけど、今晩あたり、また映画を見に行きたいなとソワソワしているところ。Mitsuwaに行って、映画っていう、まさに日本人的ニューヨーク生活。

この冬、制覇したい映画リストは、、、

Dreamgirls
Children of Men
The Good Sheperd


年末年始

2006-12-24 00:26:41 | 旅行・外国
もう今年も残り少しですねぇ。僕も仕事がどうにかカタがついて、今日からニューヨーク&ケープコッドで年末年始の休暇です。ケープコッドは、GLBTコミュニティーで有名なプロビンス・タウン(通称、Pタウン)に行きます。(以前のブログでも紹介したし、東海岸の5大ゲイ・ビーチとしても紹介しました。)

また機会を見て色々と報告していきたいと思います。皆さんも楽しい年末年始を。


ローマ(最終日)

2006-12-16 03:21:11 | 旅行・外国
旅の最終日に、10年来のイタリア人の知人、マウリが合流してきた。その待ち合わせ場所だったテルミニ駅で、暇つぶしにいい男を撮影。

まずは一人目。Mさんのモロ、タイプらしい。バックパックを担いだ女性に声をかけられてた(逆なん?)。でもその後、似たような男友達がやってきたので、彼もゲイかも。


拡大版


そして、もう一人、ジョック系の登場。雰囲気がイタリア人というよりアメリカ人ぽい。腕の刺青がスゴイ。


拡大版


マウリと合流して、ローマ遺跡めぐりへ。その場所でみかけた若者3人組。こっそり撮ったつもりだったけど、後でMさんから、「あそこでイイ男の写真撮ってたでしょ?」と言われてしまった。マウリにもバレてたかも。


ローマ遺跡といえば、これだよね。


街中の名所に、ローマ兵がいました。一緒に写真を撮るとお金を取られるとか。いい男だったら払っても良かったけど、オヤジ系が多かった。


コロッセオの中


その後、川の反対側にあるトレンディーな地区、トレステーベレで昼食。


まずは前菜のブルシェッタ。トマトが完熟で美味だった。


盛り付けは雑だけど、パスタ。太いパスタで、マウリによるとスパッゲティーとは違う名前らしい(なんという名前か忘れた)。


僕らのウェイター。でもちゃんと薬指にリングが。ちっ。


メインディッシュのローマ風ラム。単に、塩コショウの味付けで、炭火でカリッとグリルされてました。美味しかったけど、大胆な料理。


ヨーロッパではサラダがメインの後に出るんですねぇ。


デザートのアップル・タルトとジェラート。


その後、腹ごなしにトラステーベレを散策。マウリによるとこの教会は中が綺麗なのだとか。僕らがついたときは閉まってました。


細い小道が入り組んだ町並みがヨーロッパ的。


満腹なはずなのに甘いものに目が引かれる・・・。


左のオレンジ色のが小型イタリア車、チンクエチェント(500)。可愛い。けど、これじゃ怖くて高速に乗れない。確か、ルパン三世ってこんな車に乗ってなかったっけ?


街角の食料雑貨店。


トラステーベレは、観光客じゃなくて地元の人たちばかりで、本当のローマに来たという雰囲気だった。レストランも観光客相手というより地元住人、それもトレンディーな人たちをターゲットにしてるから中心地で食べるより美味しかった。トレビの泉やスペイン広場ではあんなにたくさん日本人観光客をみかけたのに、トレステーベレでは一人も見かけなかった。マウリによると、トレステーベレにはイタリア人の芸能人がたくさん住んでるとか。日本でいう港区青山ってところか?

最終日になって、ローマもクリスマス用のデコレーションが目立ち始めた。これから一気にクリスマスに向けて盛り上がっていくんだろうな。


またまた疲れて、Harry's Barというカフェ&バーで休憩。紅茶が一杯1,500円くらいする超高級店。だけど、紅茶にクッキーやナッツもついて出てきた。


* * *

今回、ゲイ・バーとかには一切、行かなかった。Hさんによると、ローマはゲイ・バーが少ないということだったけど、街中でけっこう、レインボー・フラッグを見かけた(バチカン市内でも見かけたくらいだから)。コロッセオの裏手には比較的大きなゲイバーがあったみたいで、土曜の夜に近くを通ったら、ゲイの方々で賑わってた。

それに、ベネツィア広場の近くでジェラートを買って食べながら裏道を散策していたら、レインボーフラッグのかかった扉を発見。バーかと思って入り口に近づいたら、オジサンが入り口横の柱にもたれながら腰掛けて本を読んでた。中は全然見えない。多分、あそこはサウナだったんじゃないかな。あのオジサンは、入り口で間違ったお客さんが入らないようにする確認係ではないかと。

Cul de sacの店員さんもゲイっぽかったし、観光客にもゲイ・カップルを多く見かけた。きっと、探せばゲイ・バーとかゲイの人たちがたむろするところがあるなっていうのが僕の感覚。なんていったって、そこはローマですから。

* * *

最近、世界の訪問した国を赤く塗って表示することができるサイトを発見。早速、僕がこれまでに行った国々を塗ってみたところ、世界の11%の国々をカバーしているとか。結構、旅行には行ってる方だと思うのだけど、まだ11%。世界は広し。あー、でも、ヨーロッパとか先進国に偏ってるからなぁ。やっぱり、訪問するんだったらゲイが受け入れられている国がいい。

でも、この地図の欠点は、ロシアやアメリカ合衆国、インドネシアなど、国土が広い国だとそれ全部が赤く塗られちゃうということ。ロシアなんてモスクワしか行った事ないのに、全土が塗られちゃう。カナダもそうだよねぇ。あんな北極圏まで行ったことなんてないのに北米大陸が真っ赤・・・。

create your own visited country map

前言撤回!

2006-12-14 16:54:10 | 映画・TV・エンタメ
ローマ旅行の最終日が、まだ報告し終わっていませんが、忘れる前に書き留めておきたいイイ男を立て続けに見かけたので衝動的に報告。

一人目は、Daniel Craig(なんかファーストネームが二つあるような名前)。そう、ジェームス・ボンド役に抜擢されたイギリス人俳優。実は、以前、9月26日のブログのコメント欄で、イギリス在住のYoYoさんとやり取りしていたとき、「でもちょっとタイプじゃない・・・」と僕は書いていました。そう、確かにそう書いていました。だけど前言撤回!

先週末、その007シリーズ最新作のCasino Royalを見に行ったのだけど、はまった。まさに、はまりましたよ、ダニエルに。超かっこよかったぁ~。顔は僕のタイプじゃないんだけど(←まだ言ってる)。



だけどね、身体がすごくいいし、なんていうか、身のこなしっていうのか、雰囲気がセクシーなんだなぁ。写真の静止画より、動いているほうが断然かっこよく見えるタイプ。映画のストーリーもこれまでになく濃くって、ジェームス・ボンドが孤児だったとか、いままでの作品にはない彼の生い立ちも暴露されたり、はたまた、これまでは女ったらしがトレードマークだったのに、真剣に女性に惚れちゃって"I love you"なんてセリフもあったり、今回のジェームス・ボンドはとても新鮮で人間的。雑誌「Rolling Stone」も、これまでに最高のジェームス・ボンド映画と絶賛している。

それにこの映画ではジェームス・ボンドが良く走る走る。


それに、Daniel Craigの全裸シーンもあるのだ!彼の水着シーンも2回も!あるし。どこかゲイを意識した作品になってる。よく考えると、これまでボンド・ガールが脚光を浴びてきたけど、今回は、ボンド・ガールの影が薄くなって、新人ジェームス・ボンド役のDaniel Craig自身のカタログ映画になっていた印象。それを証明するかのように(?)僕が先週末映画館で見たとき、僕の前の列には、ゲイカップルが3組(合計6人)ならんで座っていました。みんな、映画を見ながらうっとりしてました。(もちろん、彼ら以外にもゲイの姿を多く見かけた。)



さらに、Daniel Craigに関するゴシップ情報を入手。なんと、彼のフィアンセは、日系アメリカ人のSatsuki Mitchellという人なんだとか。彼女は映画プロデューサー。うらやましぃ~。皆さん、僕らも彼女に負けないように、アジアン・ビューティーを武器に、ボーイフレンド&パートナーをゲットですよ。まったく。(あー、でもアジア人を見慣れたアメリカ人にはアジアン・ビューティーが通用しないかも。やっぱ、ヨーロッパ人が狙い目かも。)



日本でも12月1日から公開されているとか。まだご覧になっていない方、是非、映画館へ。

そしてもう一人は、昨晩の深夜テレビ番組、Jay Lenoのミュージック・ゲストで出ていたBrad Paisley。(既に4年前に彼を発見して紹介している日本の記事があった。)





カントリー・シンガーで、もろヒルビリー系なんだけど、目がきれいだし、僕のタイプ。若く見えるけど1972年10月生まれの34歳。来年には父親になるんだってー。ブーブー。



彼のミュージック・ビデオはこちら。トラディショナルなカントリーというより、ちょっとヒネリが加えられている歌詞・ストーリーが笑える。

ローマ(初日)

2006-12-09 04:02:50 | ゲイ事情
ご無沙汰しております。師走に入って仕事がラストスパートに入ったことなんかもあり、ブログを更新するためのまとまった時間が取れずにいました――なんてまじめな言い訳を考えてみたけれど、真相を明かすと、Queer as Folkの最終シーズンのDVDがレンタル開始になって、それを毎晩むさぼるように見ていたので時間が取れなかったという話。(まだ見てない方は必見です。)

さてさて、やっぱりローマ旅行について報告しないと、僕も年が越せねえやっていう気分。旅行1週間前に突然思い立って、ローマ滞在は4日間という離れ業のような旅行だったけど、その分、濃かった。

アメリカ東海岸からヨーロッパに行く便は、夕方から夜にかけて離陸し、翌日の早朝から昼頃に到着するので、僕とMさんは半日仕事をこなして、夕方空港に到着した。ユナイテッド便だったけど、コードシェアっていうことで機体はルフトハンザ。乗り継ぎ地点も当然ドイツで、ミュンヘン。ただ、乗り継ぎ時間が30分しかない!

「入国審査も必要なのに30分っていう乗り継ぎ時間で大丈夫?」と僕がMさんに電話をしたのが出発の2日前。それまでMさんは短い乗り継ぎ時間について気がついていなかった。

「マジでそれ危なくない?」というMさん。荷物をチェックインすると、たとえ自分たちは無事乗り継ぎができても荷物がついてこないかもしれない。ということで、僕らは荷物を機内に持ち込むことにした。だけど最近、テロ対策として、機内に持ち込める液体が厳しく制限されている。一つの容器につき3オンスを上限として、シャンプー、歯磨き粉、ヘアジェルなどなど全ての液体類を小さなビニールバッグに詰めてX線検査を受けないといけない。

僕はわざわざ小さいシェービング・クリームや、歯磨き粉、それにコンタクトレンズのソリューションを購入してX線検査に臨んだ。だけど、当日、僕の理解不足が判明。てっきりビニール袋二つに分けてもOKと考えていたら、一人一枚までというルールなのだとか。

感謝祭前で混み始めた空港で、TSAのセキュリティの人たちもピリピリしている。僕もこんなテロ防止に効果があるとは到底思えないルールに半分腹が立っていたのでビニール袋に入りきらなかったシェービング・クリームについて「これって液体じゃなくて泡ですよね」なんて反論した。

当然、そんな反論が通じるわけもなく、最悪、没収かと考えていたら、このセキュリティのお兄さんが意外と良心的で、封の開いていない目薬は見逃してくれた上に、僕の連れだったMさんの袋にまだ余裕があったので、そこに僕のシェービング・クリームを入れて、「グー」と親指を立てるサインをしながら僕を通してくれた。

ありがたやありがたや。

ルフトハンザはエアバスの機体で個別にテレビ画面がない!国際線で個別にテレビ画面がない機体に乗ったのって、もう10年以上昔・・・。最悪~。しかも、大画面で上映しているのが古いディズニー番組ときている。フライト・アッテンダントのゲイのお兄さんと、ペアで働いているお姉さんは親切だったけど、お粗末な機内設備には失望しました。

ふてくされながら持ち込んでいた本を読んだり仮眠を取ったりしていると、もう6時間が経過。あと2時間後にはミュンヘン到着。窓の外を見ると、ちょうどイギリスの「つま先」にあたるドーバー海峡の手前を海岸線に沿って飛んでいるところだった。



ミュンヘンに到着したのが予定より30分前。乗り継ぎまで1時間あって、余裕でローマ便に間に合った。これだったら荷物を預けてもよかったかも、なんて思ったけど、ローマで荷物がない状態だけは確実に避けたかったので、キャリー・オンにしたのは正解だった。ただ、ミュンヘンでも荷物検査があって、特に男にしては持ち込む液体類(お肌のためのコスメ類!)が多くて、ドイツ人お姉さんから厳しい視線を受けてしまった。

ローマへの直行便があればなぁ~と心底思いました。だけどどうにか、無事にローマに到着。天気もよく、気温も高め。15,6度くらいあったのでは?

テルミニ駅からトラムに乗って2駅目がホテルのあるLa Porta Maggiore(マッジョーレ門)。そこから徒歩1分にホテルはあった。やっぱり安いだけあって、トレビの泉とかベネツィア広場などの観光地からは多少離れていて、少し住宅街風。

これが僕らが4日間宿泊したツインルーム。散らかってますが・・・。


ちょっと暗いけど、右手に、ハンガーにかかったタオルがあるのは、バスルームの中を見えなくするため。この扉、透明ガラスが入っていて、中が透けて見えちゃう。到着してすぐにMさん(女性)がそれに気づき、「きゃー、これはありえな~いっ」って絶叫しながらホテルのお兄さんアンドレアに部屋を替えてもらうよう交渉。アンドレアは、「これが一番いい部屋だよぉ」と言いながら、他の部屋の鍵を渡してくれた。確かにここの部屋が一番広くて、ジャクジーもついていたので、Mさんはお手製のカーテンをタオルとハンガーで作って4日間を乗り切ったのでした。


予約した部屋は一番安いやつだったのでジャクジーはなしってあったけど、アンドレアがわざわざジャクジー付のツイン・ルームにアップグレードしてくれたみたい。ただ、シャワーカーテンもなく、基本的にバスタブに座ってシャワーを浴びるっていうスタイルがとってもヨーロッパ的・・・。(去年行ったフランス、カルカッソンヌのホテルでも同じスタイルでした。)


やっぱり、ウェブサイトで見たイメージとはちょっとかけ離れていました・・・。

だけど朝食が良かった。ビュッフェ・スタイルで、自分が好きなものを取って食べられる。コーヒーもおいしかったし、トーストも薄めに切られていて焼くとカリカリになる。サラミやプロシュートもあって、朝から僕らはクリームチーズをたっぷり塗ったトーストに、イタリアン・サラミをのっけて食べる食べる。

特にMさんはサラミ好きだとかで、ホテル近くのスーパーマーケットでサラミ、プロシュート類を買い込んでました。(スーパーでは、とにかくワインとプロシュート、サラミ系がとにかく安かった。キヤンティ・ワインなんて1本1ユーロ(150円)!プロシュートだって、1パック同じくらい。アメリカだったらこの4倍の値段はするから、いかに中間業者がマージンを取ってるかってことだよね。)

実は3日目の朝、このホテルで、日本人ゲイに遭遇。アジア人2人の男連れが朝食時にやってきたのだけど、二人とも日本人に見えなかったこともあり、僕とMさんはいつもどおり日本語で会話を続けていた。そしたら、朝食が終わる頃、アジア人カップルの一人が僕らのほうにつかつかとやってきて、「あのぉ~日本人の方ですよね」と話しかけてきた。

聞くと、この方、カナダ在住で、連れの方は中国人でアリゾナ在住なのだとか。遠距離恋愛?どういった関係なのかは不明だったけど、中国人の彼が仕事でドイツ出張が入ったので、それに便乗してドイツまで一緒に行き、週末を利用してローマまで足を伸ばしたのだとか。Mさんいわく、「日本人の方は平安美人って感じじゃない?」とのこと。確かに、女優のSandra Ohに似てました。中国人の彼のほうは男前で体育会系風でしたが。

Sandra Oh


僕とMさんは特にこっちの素性を話すでもなく、「日本から来ました~」的な軽い雰囲気を漂わせてとりあえず旅の情報を交換。