アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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チャイナタウン

2005-02-06 05:25:00 | Weblog
快晴!今週末は、気温がぐんぐん上昇し、4月並みの陽気。気の早い白人アメリカ人の中には、Tシャツ、半ズボンで闊歩する若者も。日本人の僕は、おとなしく、ジーンズにシャツとジャケット、そして念のためにスカーフを持ち歩いて外出した。(こういうときに着る洋服には性格が出ます。)

行き先は、チャイナタウン。午後2時に中華系アメリカ人のBenと、Brianとの3人でお粥(Congee:中国語/英語ではコンジーと言う)で有名なお店でランチを約束していた。中華料理のお店は山とあるけど、お粥をメインにもってきたお店は少ないと思う。だから、お粥で「有名」なんだけど、店構えは小汚くて、事前に知らなければそのまま素通りしてしまうこと確実なレストラン。(このお店、1月1日の日記で紹介しました。)

BenもBrianもこのお店は初めて。お粥のメニューには、「豚のレバー入り」、「血のソーセージ入り」など本格派。その中で、僕は「豚肉とピータン入り」を注文した。Brianも、やっぱり安全策をとって、「スライスされた牛肉入り」のお粥を選んだ。Benは、手馴れたものでビーフン系のを中国語でペラペラと店員さんに注文した。(Benによると、ピータンは、昔々、馬糞の中で醗酵させて作っていたのだとか。)

このお粥、具は全てどんぶりの底に沈んでいて、その上にたっぷりとお粥がかけられ、ねぎがトッピングされている。僕は、スプーンでぐるぐる練りながら、熱いお粥を冷ましていた。Brianは上澄みをすくうようにスプーンで取ってお粥を口に運ぶ。既にしっかりした塩味がついていて、Brianも気に入った様子。僕もホット一安心。そのまま暫く、3人で黙々と食べていると、Brianのどんぶりに、突然、目にも鮮やかな血が広がっていく――。そう、底に沈んでいたビーフの切り身が、ほとんどナマ(レア)で、血が表面に浮き上がってきたのだ。

凍りつくBrian。僕も唖然として、お粥を口に運ぶ手が止まってしまった。そして僕と目を合わせるBrian。もう助けてと言わんばかり。Brianは、僕に、「Do you think the beef is cooked?(ビーフ、ちゃんと火が通っていると思う?)」と聞いてきた。明らかに、答えはNo。その間もじわじわと湧き上がってくる血を、Brianはスプーンでぐるぐるお粥に混ぜ込んでいく。真っ白だったお粥は、血が混ざって茶色に変色していく――。僕は、「もう食べるのやめたら?僕のお粥、分けてあげるから」と助け舟を出した。

結局、Benのビーフンと僕のお粥をBrianに分けてあげて、3人でレストランを出たのでした。

お粥、初体験のBrianにとって、ホラー映画の再現のような体験となってしまった。カエルの足や目玉が浮いてこなかっただけいいけれど、かなりそれに近いショックだったに違いない。隣りで食べていた僕ですら、ぞっとしたのだから。

ちなみに、Brianの干支と僕の干支は相性バッチリ。Benの干支と僕のは相性最悪と出ました・・・。

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