アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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Guys Gone Wild

2006-01-31 13:08:04 | アメリカ・風習・社会事情
まったくもって、全然どうでもいいことなんですけど、世界平和のためにも何のためにもならないことなんですけど、むしろ僕の知性が疑われてしまうかもしれないんですけど、ご紹介します。Guys Gone Wildというビデオの存在を。

アメリカに在住の方なら、ゲイであっても一度は聞いたことがあると思うのがGirls Gone Wildというビデオ。そう、ケーブルテレビの番組とかを深夜に見ていると、通販で購入できるビデオとしてCMをしているやつです。(そういえば、最近はあまり目にしなくなった。)

アメリカでは、まだ寒い春休みに、メキシコのリゾート地カンクーンやフロリダにバケーションに行って、そこでバカ騒ぎをするのが学生たちの間の習慣になってる。そういう学生たちは、"spring breakers"と呼ばれているのだけど、ほぼ、「spring breakers=バカ騒ぎする若者」という代名詞になってる。

元カレのJamesなどに、「学生中、spring break(春休み)には何をしてた?」なんて聞くと、「アルバイトしてた」、とかまじめな回答が返ってきて肩透かしを食らったのだけど、どうも春休みにリゾート地に繰り出してバカ騒ぎをするっていうのは、派手な学生だけみたいで、ハーバード大学を筆頭にしたアイビーリーグの学生は、そういうspring breakersたちと一線を画しているみたい。

だけど、全米の大学生の中でそういうエリート意識を持つ人たちはむしろ少数派。多くのアメリカ人大学生がspring breakersとして春休みにリゾート地へ繰り出すのであります。彼らは、いってみれば渋谷の女子高生。彼女たち並にトレンド・セッターであり、一大消費者層を形成している。 そしてそういう若者には問題もつきもの。羽目をはずしてアルコール中毒やら麻薬、喧嘩、レイプ、しまいには殺人事件まで起きたりして社会問題にもなっている。

話が長くなりましたが、そういうバカ騒ぎする若者の実像をビデオに撮ったのが、このGone Wildシリーズ。最初は、お酒に酔った勢いで、集団の中でTシャツめくり上げて胸を自らさらけ出す女の子たちばかりを『Girls Gone Wild』シリーズとして発売したらこれが爆発的なヒット。何作も同じ系列のビデオが作られ、知らない間に羽目をはずした自分がビデオに撮られて全米販売されてた、なんていう痛い目にあっている女の子がニュースで取り上げられていた。いかにこれが人気があるか/社会問題になっているかが分かる。

そして、先週末、Jimmyとテレビを見ていたら今度はGirlsではなくGuysがGone Wild(羽目をはずした)ビデオが発売されたとのCMが流れていた。CMでも文字通りワイルドな体育会系のノリの学生たちの乱痴気騒ぎぶりが一瞬流されていたのだけど、ウェブ・サイトで無料で見られるExclusive Previewでは、さらにすごいことをしているシーンが・・・。まったくもって、どうでもいいことで、世界平和のためには全くならないんですけどね。アメリカ社会の一断面として紹介してみました。

Nanny McPhee

2006-01-28 13:41:55 | 映画・TV・エンタメ
子供向け映画なんだけど、最後にチラッと涙が出ちゃいました。『Nanny McPhee』というEmma Thompson主演の最新作。確か、アメリカでは先週金曜に封切りされたばかり。

ストーリーはお決まりで、妻を亡くした夫、その子供7人(なぜかこの手の映画って決まって子沢山なんだよねぇ。7人も生んだら、そりゃ、妻の寿命も縮むって)、そして子供の世話役(ナニー)のお話。こちらの新聞にも、「メリー・ポピンズの現代版」、という的を射た比喩がされていました。

だけど、『現代版』というだけあって、一ひねりも二ひねりもしてあったところが良かった。例えば、父親は、morticianで遺体のお手入れが仕事という、子供向け映画の割に、「死」を避けずに正面から捉えていた。それに、父親の同僚2人が、完全にゲイ。かなりステレオタイプに表現されていたところが傷だけど、子供向け映画にちゃんと登場してるところがChicken Littleのブタ君と同じで意義あり。しかも、最後に登場する神父さんもゲイっぽかったし。「近親相姦(incest)」なんていう、子供向け映画には普通は使われない単語なんかも飛び出したりして、大人も楽しめる(?)内容でした。

それに、ナニー役を務めるEmma Thompsonも、メリー・ポピンズみたいに綺麗/カワイイ役柄じゃなくて、イボがあったり前歯が飛び出してたり、髪がくしゃくしゃだったり、醜い風貌。口数も少なくて、突然、目の前に現れたりして、子供たちからも最初は「魔女にちがいない」って言われるくらい怪しい雰囲気を漂わせている。

7人の子供たちは「継母や世話役は子供たちを嫌いで悪者」と信じいて、McPheeがやってくるまでに子供たちの反逆のせいで17人の世話役が匙を投げてる。そんな手ごわい子供たちの出迎えにも怯まず、McPheeが子供たちに最初に言うセリフが心に残った。

「If you need me but don't want me, I'll be here. If you want me but don't need me, I'll leave.」(もしあなたが私を必要とするけど私を頼りにしたくないなら、私はここに残り続けます。もしあなたが私を頼りにしたいけれど私を必要としなくなったら、私はここを去ります。)


税金

2006-01-27 11:08:36 | 投資・お金
季節柄なのかどうなのか、とっても忙しいんですけど。アメリカは、自営業者じゃなくても個人で納税っていうか税金還付の申告をしないといけない。その締め切りは4月15日でまだ先なんだけど、法律で関係書類(銀行の金利収入とか、W2 Formと呼ばれる所得証明書とか)を1月25日までに各個人に郵送すること、ってなってる。なので、そういう書類がドカッと届く。それを受け取るたびに、あ~この時期がまたやってきたって思う。

そういう時期だけに、退職金の積み立て(401k)とか、個人で投資している投資信託のポートフォリオとか組みなおしたり、将来設計を立て直すのもこの時期。僕も、そろそろ(?)将来のことを考えないと、なんて焦燥感が高まってきてます。リスクの高い投資案件からはさっさと引き上げて、この先伸びそうな商品にポートフォリオを組み替える、っていう作業をしないといけない。

これって、もしかして僕の恋愛方程式にもあてはめないといけない?今の状態って、Jimmyオンリーに一発投資してるわけだよね。それがLiveDoorみたいな投資先だったら、元金がオジャンになって泣き寝入り。それってリスク高すぎ。かといって、ヒトの感情がからむものだけに、二股も三股もかけるっていうような血も涙もないことはしたくないし・・・。



カルマ

2006-01-23 14:35:35 | 恋愛・結婚
金曜夜は、AAミーティングをブッチして僕とのデートを選んでくれたし、夕食も、僕の意見を尊重して、スペインのタパス・レストランに一緒に行ってくれた。夜、ゲイ・エリア近辺を歩いていたときは、僕の脇腹に手を回して引き寄せる素振りもしてくれたり、最近のJimmyはとっても愛情表現が豊か。数週間前のレストラン問題以降、食事選びでは必ず僕の意見を(とりあえず)聞いてくれるようにもなった。願いが叶えられるかどうかは別としてだけど。

そんな愛情を感じつつ過ごした先週末、Jimmyが郵便物の整理をしながら、僕に一通の封筒を見せてきた。

「スピード違反で罰金くらった。50ドルも」

封の中は、写真つきの1枚もの。それを僕に差し出すJimmy。写真は、まさにJimmyのメタリック・オレンジの車体が道路を駆け抜ける一瞬を激写していた。写真は、ご丁寧にJimmyの車のライセンスプレート番号が肉眼でも確認できるくらいに拡大印刷されている。否定しようがない、決定的証拠。

制限速度が時速45マイルのところを、Jimmyは56マイルで走っていたと書類にはある。そんなにスピード出しすぎているわけじゃないのに、50ドルの罰金はキツイ。僕も同情を込めて、「そんなにスピード出てないのにねぇ」と言ってあげた。

写真は、夜、撮られていて、景色は真っ暗で何も見えない。明らかにフラッシュライト付きで撮られていた。

「でもこの写真を撮られたっていうの、Jimmyも運転しながら気が付いたんじゃない?」と聞いてみた。

「そうなんだよ。運転しながら、パシって閃光がしたから、あ、やられたって思った」

「ふぅ~ん。やっぱりね」

と僕は言いながら、書類をしげしげとながめていた。すると、写真の下端に、デジタルで日付と時間が一緒に印刷されていた――12月18日、午前2時過ぎ。

「これって、僕がクルーズ旅行に出発した土曜の夜じゃん。土曜の午前2時過ぎって、Jimmy何してたん?」

これまで何度も週末を共に過ごしたけど、Jimmyが午前2時まで起きてたことなんてない。大晦日ですら、僕らは11時に就寝してた。早寝早起きのJimmyが、午前2時過ぎに自動車を運転してるなんて普通じゃない。少なくとも、僕が知っているJimmyではありえない。

僕が目ざとく見つけた、12月18日午前2時の情報。その日は朝10時のフライトに乗るために、Jimmyが車で僕を空港まで見送ってくれていた。

僕の質問に無言のままのJimmy。僕のクエスチョンは宙に浮いたまま、行き場を失っていた。僕は書類をJimmyに返し、話題はいつのまにか別のことへと置き換わっていた。


これってマジヤバ?浮気の証拠つかんじゃってる?ハッテン場とかに行ってたとか?でも、12月30日のディナーのとき、これまで浮気はしてないって言ってたけど?あれってウソ?でもそんなウソをつくようなJimmyじゃないし。自分の弱さを認めてそれを克服する、自分にウソはつかない、っていうAAミーティングの教えを守っているJimmyを信じたい。だけど、何か言いたくないことをしちゃってるっていうのは明らかだよね、これって。

何、何、あれは何だったのぉ?

しかも、僕が出発した当日の夜っていう、最悪のタイミング。もし、Jimmyがよからぬことをしてたとして、それが僕が出発した当日って、あんた、許せないでしょ、それって。僕が旅立つのを待ってましたといわんばかりのタイミング。鬼がいぬ間の洗濯?せめて、数日は我慢できなかったの?そういう問題じゃないけど。でもその日のうちって、こらえ性なさすぎ。

バレるんだよね、悪いことって。特に恋愛関係では、どっかでボロが出るもの。二人で一緒にいる時間が長いわけだし、相手の手紙やメールをちらっとみちゃう瞬間だってある。それに、今回みたいに、Jimmy本人ですらその日自分が何してたかんてよく覚えちゃいないわけだし。それが昨日のことだったらJimmyも僕に告白してなかったと思うんだよねぇ。それが1ヶ月以上も前のことだったから、気が緩んでおもわず僕にスピード違反通知を見せちゃった、と。そしたらそれに日付もついていて、僕が気づいちゃいました、と。

僕の質問って、まだ宙に浮いたままなんだけど、、、もう一度、改めてJimmyに問うてみるべき?それとも、見てみないふりをするべき?でも疑惑を持ったままにしておくなんて不健康じゃん。やっぱり聞いておくべきだよねえ?だけど、返ってきた内容によっては、僕もJimmyとの関係を考え直さないといけないかもしれないわけだし、それなりの覚悟っちゅうもんは必要になるわけで・・・。だけどそれを恐れて見てみぬ振りっちゅうのはいけないわけで・・・。これって、まさにジレンマなわけで・・・。恋愛関係の苦しみってまさにこういうもんだよなぁなんて客観的に考えてみたりするわけで・・・。だけど苦しみは全然軽くならないわけで・・・。

年間スケジュール

2006-01-19 14:23:20 | スポーツ・水球
仕事で疲れた体を引きずって、水球練習に参加してきた。米国東海岸は、最近、めっきり気温が緩んで、いつもの冬とは思えない気温。いつ来るかもしれない寒波が襲ってくる前に、行ける時にいっておこうっていうのが僕の背中を押した。

そしたら、今日、今年の年間スケジュールがキャプテンのMarkから手渡された。

2月16日・・・詳細確認中
4月8日、9日・・・Millersville, PA
4月22日、23日・・・Polopalooza、Toronto, Canada
5月5-7日・・・Tsunami de Mayo、San Francisco
7月15-22日・・・Gaygames、Chicago
7月29日-8月5日・・・Outgames、Montreal, Canada
9月8-10日・・・Capital Games、Washington, DC

1チーム、最低10人の参加が必要らしく、僕らのチームで何人がどのイベントに参加したいか投票をするのだとか。僕は、カナダのトロントとモントリオールも捨てがたいのだけど、5月のサンフランシスコと、7月のシカゴのGaygamesに投票するつもり。



ちなみに、ゲイのスポーツ大会って、全米で年がら年中開かれている模様。その種目たるや、アイスホッケー、スキー、ボーリング、レスリング、そしてロデオ!というのまである。アメリカのゲイ・スポーツ・コミュニティーの層の厚さに感銘。