make my style

日常の視点

白菜の【ハザ】

2005年10月13日 | my畑

きのう、my畑内の自称ハーブガーデンに

ここです。

ガーデンレタスの残りの種
(種の1袋って、結構量があって使いきれないくらいです)を蒔いたので、

発芽までは心配だなあ~、と、今日は水遣りに行きました。

すると、いつも軽トラ(トラック)で徘徊している
ミスターHことHaradaおじちゃんの姿はなく、

かわりに、「おはよーございまーす。白菜のハザは、いんしゃらん?(いりませんか?)」



ミスターHの奥様が、いつの間にか気配なく、私の背後にいらっしゃって
ビシッとした農業スタイルで私に呼びかけてくれました。

もちろん、遠慮を知らない私のこと、
「いただきます!」と答え、奥様の畑の方に着いていくと、

奥様の本日の畑仕事は、白菜の間引きだったらしく、
若い、まだ巻いていない状態の白菜(日に当たっているので緑色です)
の間引き菜を、新聞にくるんで、これまた抱えきれないくらい
いただきました!

奥様いわく、「ハザはおひたしにするとよか」とのこと。


(新聞両面に入りきれないほどの白菜の間引き菜)


ところで、さっきから聞こえる「ハザ」ってなんやん??

先日、私の農業の師匠マリちゃんも
「人参のハザはキンピラにするとおいしいんですよ~」と言っていた。

恐る恐るマリちゃんに「ハザってなぁーん????」と尋ねると、
間引き菜のことを意味するという。

私の類推でいくと、「ハザ」っていうのは、意味的に
「狭間(ハザマ)」を意味すると思うのだけど、どうだろう?
ちゃんと育てるべき苗と苗の【狭間に生えてる苗を間引きする】の
短縮形で、【ハザ】になったんじゃないかしら?

そうに違いない♪

と、研究熱心さがむくむくと膨らんで、結局調べてみることに。


農業用語(方言)としては、

【はざ植え】する
という言葉が見つかりました。

意味は
野菜を植えて、その野菜が枯れたりしないように
間に、予備に植えること。

さらに、博多弁で調べると

ハザ
【間】
『うちな びんぼっしょうで はざの あったちゃ やすみきらんと』
「私は貧乏性で暇があっても休むことができません」
 狭間(はざま)。暇(ヒマ)の意。ハザカル・ハザグイ参照。

(http://homepage2.nifty.com/mistaker/syometu.htm 消滅寸前博多弁事典より)

というのが、見つかり、私の【狭間】の類推もあながち外れたものでは
なかったかもしれないなあとちょいと満足げ。

わからないことを、調べていくのは、楽しいもんです。

奥様にいただいた、白菜のハザは、あまりにも大量なので、
半分ちょっとは、早速沸騰したお湯で軽く茹でておひたし用に
スタンバイ。

残りは、ジップロックに入れて、
白菜として使用しようかな。と。

ミスターH の奥様!
いつもありがとうございます!!








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