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日常の視点

釜山旅行記 釜山スップルカルビ

2009年11月05日 | ちょこっと旅
釜山港についても私たちはツアーというよりもフリーの旅行なので、添乗員さんが現地で待ってくれているわけでなく、自分たちでホテルに行ってチェックインをしなければなりません。
地図で見る限り、港から私たちのホテルまでは、600メートルくらいの距離のようだったので、歩いてホテルに向かいました。


韓国のお金ウォン。W1000→80円くらいのレートでした。
外国のお金を持って嬉しそうなアヤコちゃん。

無事チェックインをしたらちょうど時間はお昼の12時。
まず最初に焼肉を食べようと、国際市場と平行に伸びているアリラン通りの先にある、釜山スップルカルビに行きました。
ここは、ヤンニョムカルビの人気店。
ヤンニョム(薬念)カルビとは、韓国のあわせ調味料(にんにく、生姜、唐辛子、コチュジャンなどなど)で味付けした骨付きのあばら牛肉のこと。


日本人には、焼いて切って、と世話を焼いてくれるようです。

ここは、夏に行った時に無料で出てきたカニチゲがやたら美味しくてもう一度行きたかったお店。
テキパキ働くアジュマやアガシーと、オーナー夫人?然とした韓国版の和田アッコの怒号が飛び交うその雰囲気も独特で(笑)、韓国らしさを思いっきり満喫できる焼肉屋さんです。


韓国版アッコ(と勝手に呼んでいる)。蝶結びしたリボンがかわゆい。




アヤコちゃんもアッコのことをとても興味深く観察して楽しかったようです。
メニューの看板には日本語での表記もありますが、お客さんはほとんどが現地の人びとで、みんな思い思いにいろんなものをチシャやエゴマの葉にまいてまいてパクついています。


所狭しと並べられた小皿。白ごはんを頼むと自動的にカニチゲが運ばれてきます。
これが絶品!

韓国のお店は、まだ何も注文する前から、信じられないくらい大きな使い込んだ丸いアルミのお盆にこれでもか!というくらいのおかずをのせてテーブルにバン!と置くと、所狭しとポイポイ投げるようにお皿を置いていきます。
焼肉屋さんは炭火で焼けてしまうだろうに、結構お構いなしでプラスチックの小鉢を並べまくります。
これはものすごいパワーで毎回圧倒されてしまいます。
このたくさん出されるおかずは、当たり外れがあり、それもまた楽しい(笑)。


チシャにエゴマの葉に出されたおかずを何でものせて肉を巻く。
ありえない量の野菜をたくさん食べる、韓国の野菜消費量は日本の2倍。世界一位なんだとか。

近年はエコの問題もあってこの大量すぎるおかずに非難が出ているようですが、これは文化のような気がします。
おかずは基本的におかわり自由ですがちょっと残すのが礼儀だそうです。
足りないよりは余るくらいもてなすのが韓国の文化なんだそう。
国によっていろいろですね。


このくらい若い感じのお化粧で綺麗にしている人にはアジュマー(おばちゃん)じゃなくて
アガシー(お姉さん)と呼ぶようです。

あと、韓国は基本スープとごはんはスプーンで食べます。
お箸(ステンレス製)も使うけど、小鉢や色々な食器は基本手に持ち上げたりはしません。
郷に入れば郷に従うと、またちょっとおもしろいものです。


アッコはエライので(?)社長イスのようなのに座って偉そうに会計。
机にはマイカップが置いてあってそれを飲んでました。ピンクの座布団も私物的でおもしろい。

お会計は、ヤンニョムカルビ2人前で、40000ウォン。
約3,200円ほど。
ここはちょっと贅沢な部類に入る焼肉屋さんだと思いますが美味しくて満足です。


◇釜山スップルカルビ

南浦洞
アリラン通り沿い