make my style

日常の視点

話を聴くこと。

2007年02月05日 | 仕事
私の仕事の大半は、相手の話を聴くということです。

そして質問することによって、相手から出てくるいろんなアイデアを膨らまし、整理整頓して、収束させて効果的な行動を導き出すというお手伝いをする、そんな割と専門の技術のいる仕事をしています。

現在、数人の管理職の方のコーチングをしておりますが、この方は以前、私に敵対心を持っておられたようですが(直接言われたので間違いありません(笑))

コーチングの講座を受けられてから、
私を見る目がすっかり変わられたそうです。

以前は、答えを知ってるのに何で言わないの?
自分は試されているんだろうか?というところに疑問や不満を感じていたそうですが、信頼関係が回復すると不思議なものです。

「あ~、コーチングを受けると俺、よお喋るわ~、今日も喋った~
今日も引き出された~。今日も名言が飛び出しましたね、この言葉、自分ひとりだったら出てこなかった。がんばろうって気になってますよ。」

とちょっとしたトランス状態(笑)

この方は、タイプでいうとコントローラータイプ。

人に弱みを見せるのが嫌いで、いつも一番でいたいちょっとコワモテの仕事優先のタイプ。

こういう方はいつも忙しいので、自分のためになりそうな相手でないと時間をさいてくれません。

いつも自分ばっかり喋ってしまってその場を仕切ってしまうクセをどうにかして
部下に自分の考えを言ってもらえて、自発的な行動をしてもらえるようなそんな考えさせるマネジャーになるのが目標ということで、

コーチングの聴く技術、引きだす技術を自らコーチングを受けながら
盗み取っていきたいということです。

対等で相手が本心を安心して言えるような関係をはぐくめた時、この仕事をしていてよかったな~と思います。

昔の私だったら、人の話は聴かずに自分の意見だけを通していたことだと思います。

相手の話を聴くことで広がる世界はとても魅力的であたたかい光あふれる世界のような気がしています。

感謝ですね。