港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『9月29日』その2

2019-09-28 15:54:54 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ミレーヌ・ドモンジョ Mylène Demongeot (1935.9.29~ )



1950年代後半からバルドーと競うほどの人気を誇った優雅でキュートなフランスの女優です。
仏伊混血の父親とロシア人の母親のもとにニースで生まれました。生まれつき斜視だったためピアノを唯一の友人として
マルグリッド・ロンなどの著名なピアニストの指導を受けていましたが、15歳の時に斜視を治癒して女優を目指し演技の
勉強を始めました。17歳の時にレオニード・モギー監督の目にとまり、同監督の "Les Enfants de l'amour" (愛の子供たち)の
傍役で映画デビューを果たしました。その後も数本の映画の傍役に出演していましたが、1957年にレイモン・ルーロー監督の
『サレムの魔女』で邪悪な娘役を演じて脚光を浴び、同年のアンリ・ヴェルヌイユ監督の『女は一回勝負する』に出演して
金髪で優雅でキュートなお色気によってブリジット・バルドーと競うほどの人気スターになりました。
1970年からは映画のほかにもTVや動物愛護などでも活躍を続けています。

【主要出演作品】
1957年『サレムの魔女』Les Sorcières de Salem

1957年『女は一回勝負する』Une manche et la belle

1958年『悲しみよこんにちは』Bonjour tristesse

1958年『黙って抱いて』Sois belle et tais-toi
1959年『お嬢さん、お手やわらかに!』Faibles femmes

1959年『上と下』Upstairs and Downstairs
1959年『狂った夜』La Notte brava

1960年『ローマの恋』Un Amore a Roma

1961年『黒い狼』The Singer Not the Song
1961年『サビーヌの掠奪』Il Ratto delle sabine

1962年『女は夜の匂い』À cause, à cause d'une femme
1963年『シーザーの黄金』Oro per i Cesari
1964年『アイドルを探せ』Cherchez l'idole
1964年『ファントマ/危機脱出』Fantômas

1965年『リオの嵐』Furia à Bahia pour OSS 117
1965年『ファントマ/電光石火』Fantômas se déchaîne
1966年『タヒチの男』Fantômas se déchaîne


☆アニタ・エクバーグ Anita Ekberg (1931.9.29~2015.1.11)



スエーデン生まれで、米国でハリウッド・テビューし、後にイタリアで開花したモデル出身の女優です。
スウェーデンのマルメに生ミステリーまれ、16歳の時に写真のモデルとなり、1952年にミス・ユニバースのスウェーデン代表
として渡米、この時アボット&コステロの喜劇映画『凸凹火星探検』にチョイ役で出演、セクシーを売り物にしてハリウッドで
数本のB級作品に出演しましたが全く芽が出ませんでした。1959年にフェデリコ・フェリーニ監督の誘いでイタリアに渡り、
世紀の傑作といわれた『甘い生活』に出演して圧倒的な印象を残し、グラマー女優としてスターの仲間入りしました。
その後は主にイタリアでフェリーニの秘蔵っ子として活動しましたが、あの人気を回復するには至りませんでした。

【主要出演作品】
1952年『凸凹火星探検』 Abbott and Costello Go to Mars
1955年『中共脱出』Blood Alley
1955年『画家とモデル』Artists and Models

1956年『熱砂の舞』Zarak
1956年『底抜けのるかそるか』Hollywood or Bust
1956年『戦争と平和』 War and Peace
1958年『パリの休日』 Paris Holiday
1958年『ローマの旗の下に』 Nel segno di Roma
1960年『甘い生活』 La Dolce Vita 

1962年『ボッカチオ'70』 Boccaccio '70 

1966年『イタリア式愛のテクニック』 Come Imparai Ad Amare Le Donne
1967年『女と女と女たち』 Woman Times Seven
1970年『道化師』 I Clowns


☆グリア・ガースン Greer Garson (1904.9.29~1996.4.06)



頭脳明晰、品位のある貞淑な貴婦人像を演じて人気を博したアイリッシュ系のハリウッド女優です。
北アイルランドのカウンティ・ダウンに生まれ、小学校の頃から成績優秀で特待生としてロンドン大学に至るまで学費が免除
されました。将来は教師になるつもりでしたが広告会社に就職し、夜間はアマチュア演劇クラブに通いました。そのころに
女流作家のシルヴィア・トムスンに認められて彼女の戯曲をローレンス・オリヴィエと共演していた時に、ハリウッドの
製作者ルイス・メイヤーからハリウッドにと誘いを受けました。1938年に渡米し一年後にやっと『チップスさん左様なら』で
主役として映画デビューを果たしました。1942年からは『ミニヴァー夫人』『心の旅路』『キュリー夫人』と立て続けに
品位・知性・母性を備えた貴婦人タイプを演じてスターの座を射止めました。しかし、第二次大戦後は作り上げられた夢物語の
人気が鈍化してハマリ役を失い、出演作品も少なくなり次第に映画から遠のいてしまいました。

【主要出演作品】
1939年『チップスさん左様なら』Goodbye, Mr. Chips
1941年『塵に咲く花』Blossoms in the Dust
1942年『ミニヴァー夫人』Mrs. Miniver

1942年『心の旅路』Random Harvest

1943年『キュリー夫人』Madame Curie

1948年『奥様武勇伝』Julia Misbehaves
1949年『フォーサイト家の女』That Forsyte Woman
1953年『ジュリアス・シーザー』Julius Caesar
1955年『荒野の貴婦人』Strange Lady in Town
1966年『歌え!ドミニク』The Singing Nun
1967年『最高にしあわせ』The Happiest Millionaire


【ご命日】

★トニー・カーチス  Tony Curtis (1925.6.03~2010.9.29)



キザな二枚目として主にコメディ―作品などで人気者になったアメリカの俳優。
主な監督作品として『空中ぶらんこ』『手錠のまゝの脱獄』『お熱いのがお好き』『グレートレース』などがある。


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