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映画音楽史(128) 『GIブルース』 1961年公開

2014-05-14 04:32:10 | 映画音楽



『GIブルース』 G.I.Blues (米) 1960年制作
監督 ノーマン・タウログ
音楽 ジョセフ・J・リリー
主演 タルサ … エルヴィス・プレスリー
    リリ … ジュリエット・プラウズ
    リック … ジェームズ・ダグラス
主題歌 『GIブルース』 ( G.I.Blues ) 唄・エルヴィス・プレスリー
挿入歌 『ポケットが虹でいっぱい』 ( Pocketful of Rainbows ) 唄・エルヴィス・プレスリー
挿入歌 『ムシデン』 ( Wooden Heart ) 唄・エルヴィス・プレスリー

プレスリーのフランクフルトにおける軍隊体験をもとに作られた音楽映画でプレスリー除隊後の第一作。
タルサは西ドイツ駐留の砲兵部隊に所属していたが、その部隊内ではリリというダンサーの話題で持ちきりである。
しかし、彼女はあまりにも身持ちが固いため、彼女を落とした者に300ドルという賭けができあがった。タルサは
運よくリリとデートすることができてお互いに恋するようになるが、彼女が賭け話のことを知って失望してしまう。
すったもんだのあげく、戦友リックの赤ん坊のおかげで二人はめでたく結ばれる。

マーチ・リズムを基調にブルース・ビートをミックスした主題歌の『GIブルース』の作詞作曲はシド・テッパーと
ロイ・C・ベネットの共同によるもので、プレスリーがクラブのステージでバンドをバックにギターを弾きながら
唄い爆発的なヒットになりました。またこの映画では主題歌のほか『ブルー・スエード・シューズ』など全11曲が
組み入れられています。

They give us a room with a view of the beautiful Rhine
They give us a room with a view of the beautiful Rhine
A gimme a muddy ole creek in Texas any ole time
I've got those hup, two, three, four occupation G.I. Blues

↓はエルヴィス・プレスリーの『GIブルース』 YOUTUBEより



挿入歌の『ポケットが虹でいっぱい』はスローなラヴバラードで、山麓のゴンドラで唄われていました。

I don't worry
Whenever skies are gray above
Got a pocketful of rainbows
Got a heart full of love

↓はエルヴィス・プレスリーの『ポケットが虹でいっぱい』 YOUTUBEより



また、挿入歌の『ムシデン』の原曲はドイツ民謡の『さらばふるさと』で、あのベルト・ケンプフェルトが編曲に
協力しています。映画ではプレスリーが地元の子供たちに人形劇を楽しませながら唄っていました。

Can't you see I love you
Please don't break my heart in two
That's not hard to do
'Cause I don't have a wooden heart

↓はエルヴィス・プレスリーの『ムシデン』 YOUTUBEより



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台風直前の嵐の前の静けさです (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-10 12:57:41
ムシデンのシーンは良いですよね、ナイス企画!。
「ポケットが虹でいっぱい」は、エルヴィス映画では
版権?の問題か、劇中では女優も「わずかながら」
歌っているのにサントラCDではエルヴィス一人
です。ブルーハワイも同様。惜しいです。
FOXの文芸ものと異なり、いかにもパラマウント
らしい。
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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-11 03:41:56
手風琴がいいですね。
プレスリーの場合、音楽は別途スタジオ録音しているものを
サントラ盤としているようです。
この『ポケット…』の場合ですが、
1960年5月6日、ハリウッドのラジオ・レコーダースにおける
GIブルース・サウンドトラックセッションにて録音されています。
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