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映画音楽史(62) 『ピクニック』 1956年公開

2014-02-26 02:13:37 | 映画音楽



『ピクニック』 Picnic (米) 1956制作
監督 ジョシュア・ローガン
音楽 ジョージ・ダニング
    モーリス・ストロフ
主演 ハル … ウィリアム・ホールデン
    マッジ … キム・ノヴァック
    ミリー … スーザン・ストラバーグ
    ローズマリー … ロザリンド・ラッセル
    アラン … クリフ・ロバートソン
    フロ夫人 … ベテイ・フィールド
主題歌 『ムーングロウとピクニックのテーマ』 ( Moonglow and Love Theme From Picnic ) 演奏・サウンドトラック盤

ウィリアム・インジ原作のローカル色の強い人情舞台劇を映画化。
カンサス州の小さな町の労働祭は恒例のピクニックが町中総出で行われる。
そこに無一文のハルがやって来てポッツ家の庭仕事を手伝うことで朝飯にありつく。
そんなハルの姿に庭続きの隣家である女所帯のオーエンス家の女性たちが強い興味を抱く。
ピクニックの夜になり、ハルはオーエンス家のマッジとの野外ダンスを楽しみ、お互いに心を惹かれあう。
しかし、ハルはマッジを愛するアランに自動車泥棒の疑いをかけられて町を出ることになる。

主題歌の『ムーン・グロウ』は1934年に ウィル・ハドソン、エディ・デ・ランジ、アーヴィング・ミルズの三人が共作。
この『ムーン・グロウ』の前後にジョージ・ダニング作曲の『ピクニックのテーマ』が用いられて一つの曲になっています。
映画では、野外ダンスでハルとマッジが踊るシーンに使われており、演奏はモーリス・ストロフ楽団でした。

↓は映画から『ムーングロウとピクニックのテーマ』  YOUTUBEより


この主題歌の元となった『ムーングロウ』はベニー・グッドマンのレパートリーで
後にUP予定の『ベニイ・グッドマン物語』 でも挿入されています。
↓のURLでベニー・グッドマンの『ムーングロウ』を聞くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=4cq8ZGnfUN4



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2 コメント

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ノバックが下りて来るところは (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-19 06:38:18
とてもユニークなあやしい雰囲気です。
それにしても「ムーン・グロー」が
ベースとは!、知りませんでした。
私が持っているのはD・レイノルズの
です。
ジョージ・ダニングはコロムビア専属
みたいですね。
「逢う時はいつも他人」も彼で、綺麗でしたよ。
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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-20 08:12:16
ジョージ・ダニングは元々楽団のアレンジャーから
コロンビアに入社してストロフに仕えたようですね。
基本はコロンビアのようですが、
58年の『月夜の出来事』(パラマウント)以後他社でも
仕事をしているようです。
D.レイノルズ、聞いてみました。
さすが!ですね。
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