港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『4月19日』

2019-04-18 16:11:04 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆フランソワズ・ロゼー Françoise Rosay (1891.4.19~1974.3.28)



ジャック・フェデー監督の夫人で、芸達者で堂々たる風格のフランスの演技派国際女優です。
伯爵の父と俳優の母の間にパリで生まれました。コンセルヴァトワールの演劇科と音楽科に学び、オデオン座やオペラ座に
籍を置いて『ファウスト』などに出演、歌と演技が高く評価され、1913年の『ファルスタッフ』で、映画へのデビューを
果たしました。1917年に映画監督のジャック・フェデーと結婚したことで本格的に映画女優としての道を歩み始め初期の
フェデー作品に出演していましたが、ジャック・フェデーが1934年の『外人部隊』『ミモザ館』翌年の『女だけの都』の
三部作で至酵のリアリズムと人間性の観照的写実でフェデー芸術を完成させたことにより、これらの作品に主演した
ロゼーも同時に絶賛され、堂々たる風格の演技派女優として高く評価されました。
第二次大戦中は一時的に一家でスイスに避難しましたが、1947年の『宝石館』の撮影終了後にフェデーと死別、それ以後は
持ち前の語学力を活かしてアメリカ、イギリス、西ドイツなどで国際女優として活動を続け、年輪を重ねるごとに風格を
増す大女優として映画界に君臨しました。

【主要出演作品】
1925年『噫無情』Les miserables
1934年『外人部隊』Le grand jeu

1934年『ミモザ館』Pension Mimosas

1935年『女だけの都』La Kermesse héroïque

1935年『ある映画監督の一生』Le marchand d'amour
1936年『ジェニイの家』Jenny
1937年『舞踏会の手帖』Un carnet de bal
1937年『旅する人々』Fahrendes Volk
1947年『宝石館』Macadam

1949年『四重奏』Quartet
1950年『旅愁』September Affair
1952年『七つの大罪』Les sept peches capitaux
1958年『勝負師』Le joueur
1960年『恋人たちの森』Le bois des amants
1962年『史上最大の作戦』The longest Day
1967年『25時』The 25th Hours


☆ジェーン・マンスフィールド Jayne Mansfield (1933.4.19~1967.6.29)



ブロンドの悩殺的美女として何かと話題に事欠かなかったアメリカの女優です。
ペンシルベニア州に生まれ、テキサス大学と南メソジスト大学を卒業、雑誌モデルを経てTVやブロードウェイの舞台に
出演していた時にワーナーにスカウトされ映画『フィメール・ジャングル』の端役でデビューを果たし、舞台と映画の
掛け持ちをするようになりました。やがて1956年の『女はそれを我慢できない』に主演、ブロンドの悩殺的美女として
話題を集め、以後はマリリン・モンローに対抗するセックスシンボルとしての路線で活動するものの、作品には恵まれず
1967年に交通事故でこの世を去っています。

【主要出演作品】
1955年『皆殺しのトランペット』 Pete Kelly's Blues
1956年『女はそれを我慢できない』 The Girl Can't Help It

1957年『気まぐれバス』The Wayward Bus

1957年『よろめき休暇』Kiss Them for Me
1957年『けだもの街』 The Challenge
1960年『地獄の罠』 Too Hot to Handle
1961年『ギャング紳士録』The George Raft Story