港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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落穂ひろい 『そして今は』 ジルベール・ベコー

2016-02-07 15:39:24 | 続・60年代ポップス変遷史

”Et maintenant” Gilbert Bécaud



この曲は、失恋に打ちひしがれた絶望感をボレロのリズムに乗せて切々と唄い上げたジルベール・ベコーの
の名曲で、1962年にピエール・ドラノワが作詞し、ジルベール・ベコー自身が作曲したシャンソンです。
オランピア劇場での涙を流しながらの熱唱は今でも語り草になっています。
ベコーはフランスの代表的なシャンソン歌手ですが、1956年にはマルセル・カルネ監督のファンタジー・コメディ
『遥かなる国から来た男』に主演するなど多岐にわたって活躍していました。

Et maintenant
Que vais je faire
De tout ce temps
Que sera ma vie
De tous ces gens
Qui m'indiffèrent
Maintenant
Que tu es partie

↓はジルベール・ベコーの『そして今は』 YOUTUBEより



またこの曲は、グロリア・ラッソ、イザベル・オーブレなどがカヴァーしており、さらにカール・シグマンが英詩をつけて、
フランク・シナトラ、シャーリー・バッシー、ジェーン・モーガンなどもレコーディングしていました。
なかでも、イザベル・オーブレのカヴァーは高い評価を得ているようです。
このイザベル・オーブレは、1961年に『初恋』でユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝してスターとなった
カナダ出身の新進歌手でした。

”Et maintenant” Isabelle Aubret



↓はイザベル・オーブレの『そして今は』 YOUTUBEより