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映画音楽史(304) 『悲しみの天使』 1970年公開

2014-12-08 04:32:20 | 映画音楽



『悲しみの天使』 Les Amitities Particulieres (仏) 1966年制作
監督 ジャン・ドラノワ
音楽 ジャン・プロドロミデス
主演 ジョルジュ・ド・サール … フランシス・ラコンブラード
    アレクサンドル・モティエ … ディディエ・オードパン
    ルシアン・ルヴェール … フランソワ・ルシア
    ローソン神父 … リュシアン・ナット
    学院長 … ルイ・セニエ
主題歌 『哀愁のアダージョ』 ( Adagio Cardinal ) 演奏・ミッシェル・ディントリッチのギター

厳格な規律の男子寄宿舎における愛に飢えた少年と天使のような少年との愛にも似た友情を描いた悲劇ドラマ。
公爵の息子で孤独なジョルジュは15歳になり厳格なミッション系の寄宿舎に入った。当然のごとく寄宿舎では男子同士の友情を
超える付き合いはご法度である。ある日、ジョルジュは優しい瞳の少年アレクサンドルに目をひかれ、やがて深い友情を誓い合う
仲になる。しかしそんな秘密も院長や神父に知れてしまった。神父に諭されたジョルジュはアレクサンドルに別れの手紙を書いて
寄宿舎を去る。アレクサンドルは絶望して列車から飛び降りて命を絶った。

主題歌の『哀愁のアダージョ』はミカエル・バケス作曲のクラシックです。正直なところ私はこの作品は劇場では観ていません。
後日、機会があってオリジナルのフィルムを見ることができましたが、残念ながらフィルムには主題歌の『哀愁のアダージョ』を
見出すことができませんでした。しかし、この映画の主題歌は『哀愁のアダージョ』としてミッシェル・ディントリッチのギター演奏が
サウンドトラック盤としてリリースされています。推測ですが日本公開時にサウンドトラックに貼付けられたのかもしれません。
YOUTUBEにはミッシェル・ディントリッチの動画がUPされていませんのでレーモン・ルフェーブル楽団を貼っておくことにします。

↓はレーモン・ルフェーブル楽団の『哀愁のアダージョ』 YOUTUBEより