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映画音楽史(189) 『バイ・バイ・バーディー』 1963年公開

2014-07-25 09:01:16 | 映画音楽



『バイ・バイ・バーディー』 Bye Bye Biredie (米) 1963年制作
監督 ジョージ・シドニー
音楽 チャールズ・ストラウス
主演 ローズ … ジャネット・リー
    キム … アン・マーグレット
    ヒューゴ … ボビー・ライデル
    アルバート … ディック・ヴァン・ダイク
    コンラッド・バーディー … ジェシー・ピアソン
主題歌 『バイ・バイ・バーディー』 ( Bye Bye Biredie ) 唄・アン・マーグレット
挿入歌 『ワン・ボーイ』 ( One Boy ) 唄・アン・マーグレット他

プレスリーの兵役騒動をヒントに作られたロックン・ロール主体のミュージカルの映画化。
アイドル歌手のバーディーが軍隊に召集されるというのでファンは大騒ぎになった。彼の作曲担当のアルバートは
恋人でもある秘書のローズと、彼が入隊する直前にエド・サリヴァン・ショーに出演させようと一計を案じる。
全米のファンの女子を一人選んでバーディーとキスさせるというもので、その幸運な女子にキムが選ばれた。
しかし、キムのボーイフレンドのヒューゴは気に入らずバーディーを殴ってしまう。

主題歌の『バイ・バイ・バーディー』はリー・アダムス作詞、チャールズ・ストラウス作曲によるもので、ミュージカルとは
別に映画のために作られたものです。映画ではオープニングとエンディングに唄われています。
レコードも『バイ・バイ・バーディー』と発音しているものと『バイ・バイ・バーヒィー』という二種類があります。
どうやらサントラ盤は『バイ・バイ・バーヒィー』、室内レコーディング盤は『バイ・バイ・バーディー』のようです。

Bye bye Birdie I'm gonna miss you so
Bye bye Birdie Why d'ye have to go?
No more sunshine  It's followed you away
I'll cry Birdie Till you're home to stay

↓はアン・マーグレットの『バイ・バイ・バーディー』 YOUTUBEより
(この動画は映画の冒頭とラストをつなぎ合わせたもののようです)


また劇中で唄われた『ワン・ボーイ』、作詞・作曲も同じですがこちらはミュージカルのナンバーで、映画では
アン・マーグレット、ボビー・ライデル、ジャネット・リーが唄っていました。

One boy, one special boy
One boy to go with, to talk with and walk with
One boy, that's the way it should be

↓は映画から『ワン・ボーイ』 YOUTUBEより



この『ワン・ボーイ』は皮肉なことに、アン・マーグレットたちの唄よりも、清楚な感じのジョニー・ソマーズの歌唱で
『バイ・バイ・バーディー』よりも大ヒットするという結果になりました。

↓はジョニー・ソマーズの『ワン・ボーイ』 YOUTUBEより