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柔道タックル禁止令

2009-10-10 11:12:52 | 日記
柔道>タックル禁止令…国際連盟導入 日本に追い風か

「あれでは柔道着を着たレスリング。即刻、手を打たなければならない」。
ハンガリーで今夏行われた14~17歳を対象にしたジュニアの大会で、視察に訪れた欧州のIJF理事が憤慨したという。

 相手の襟をつかむ「釣り手」と、袖を握る「引き手」で組み合い、
押したり引いたりの駆け引きや体重移動のすきを狙って相手を投げ飛ばすのが柔道の醍醐味(だいごみ)といえる。
力の弱い者でも、相手の力を利して勝つことができる。柔道の創始者、故嘉納治五郎が提唱した「柔よく剛を制す」の精神だ。
 ところが柔道が世界に広まるにつれ近年、日本が目指した柔道と異なるスタイルが増えてきた。
その典型が「タックル技」。
柔道と類似点があるレスリングやロシア古来の格闘技であるサンボ、モンゴル相撲などの技が入り込んできたのだ。

 IJFは08年、組み合わずにズボンをつかみに行く行為に「指導」を与える対策を打ち出したが、
「タックルの嵐」はやまなかった。そこでついに、手で脚を取りに行く行為を2回繰り返すと反則負けとする「タックル禁止令」に至った。
 なぜ規制が強化されたのか。「柔道のスポーツ化が進み、軸がずれてきたからだ」と指摘するのは、
「武道-過去・現在・未来」の著書がある国際武道大の田中守教授。「武道には正々堂々と戦う精神が宿っている。(
日本が創始した)講道館柔道は、ルール以上に精神を重んじてきた。
だが、スポーツとしての『JUDO』には、ルールの範囲内なら何をしてもいいという風潮がある」
 全日本柔道連盟会長で講道館の上村春樹館長は「技を覚えず、いきなり脚を取る戦法では上達しない。
そういう意味では良い流れだ」と評価する。
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これは非常に良いことだと思いますねぇ。
柔道もいまでは世界的なスポーツになってるから、日本の典型的な型というのはそれなりに変化するのは仕方ないと思っていたけど、
いつまでも伝統的な型に固執していては世界では受け入れられないでしょ。
でもね、体重ランクが細分化されたせいもあって、柔よく剛を制すという感じじゃなくなってきてるね。
小さな人が大きな人を投げ飛ばすというがいいんだけど。

組み手争いは自分の得意な状態にするためには仕方ない。
外国人選手はそれさえしないで、いきなり足をつかみに行くことがあるよねぇ。
諸手狩りっていうの?
相手を倒しただけでポイントになるから、そういうことになるでしょ。
アレが技と言えるのか疑問だけどね。

日本柔道が衰退しているとは思わないけど、これは世界のJUDOへの対応が遅れてるってこと。
どうしても本家としての伝統維持に拘るあまり、試合に勝てないんでしょうね。
まぁちょっと前まで、日本は勝って当たり前。
優勝以外は負けと解釈されていたみたいだし((( ;゜Д゜)))ガクブル
今回の決定で、柔道本来の姿に戻ることを期待しています。

それと日本選手に顕著なんだけど、特定選手が長期間トップを維持しているというのも問題。
女子48キロ級なんて10年以上も特定選手が活躍してるじゃない。
圧倒的に強いものだから、そのクラスの有望選手は別のクラスに移行してるんじゃないかな。
試合に勝ってもいままでの実績を重視して五輪の代表には選ばれなかったりするから…。
それで48キロ級の空洞化現象が発生してるとか…。
名前はあえて伏せるけど、この特定選手はまだまだ現役続行するようです(゜Д゜)ハァ?
但し、国際ルールの変更で一定の国際大会には出場して結果を出さなければならなくなりました。
既婚者であり子供もいるからこの条件をクリアできるかどうか難しいでしょうね。
前回五輪の選考では、特別扱いされていて大会出場を限定してもらっていたようです。
それでも武道館の選考会では優勝していなかったのよねぇ。

実力があるのは分かるし、当然努力もしているのでしょう。
でも、前回の選考には疑問有りです。
柔道界もスターが欲しいのかも…。

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