写楽老人写真館!

葛飾北斎は晩年「画狂老人北斎」と画号にしたとの事、私も「老いても写真に楽人で有りたい」と思います。

文学散歩[名古屋] 2 名古屋城本丸御殿

2014-12-14 11:36:59 | ぶらり散歩
 本丸御殿かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に本丸御殿がありました。この本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた建物で、現在、国宝になっている京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていました。


      威風堂々 名古屋城本丸御殿(復元絵図)
         

 勇壮な天守閣と優美な御殿が並び建つことで、名古屋城は城郭建築としての風格を形成しており、1930年(昭和5年)に国宝に指定されましたが、1945年(昭和20年)5月、空襲により天守閣、本丸御殿ともに焼失してしまいました。


          


 戦後の復興にともない、1959年(昭和34年)に天守閣は再建されました。本丸御殿についても、江戸時代の文献のほか、多くの写真、実測図が残されており、在りし日の姿を忠実に蘇らせることが可能です。


            


  名古屋城本丸御殿は、狩野貞信や狩野探幽など日本画史上最大の画派「狩野派」の絵師たちにより、部屋ごとに異なる題材で床の間絵、襖絵などが描かれ、絢爛豪華に彩られていました。戦災により本丸御殿は失われましたが、取り外すことができた襖絵や天井板絵などは焼失を免れ、今も大切に保管されています。そのうちの1,047面が国の重要文化財の指定を受けています。


        


 狩野派の絵師たちが、全精力を注いで描いた障壁画。その美と色彩感覚を現代によみがえらせるため、平成4年より、本格的な復元模写が進められています。忠実に復元するためには、当時の絵師が使っていた素材や技法を用いなければならず、そのため顕微鏡やコンピュータ、史料などで研究・分析。ミクロ単位の観察をもとに緻密な作業が行われ、江戸時代の絵師たちの感性とダイナミズムの再生に挑み続けています。


        


 素屋根内の工事見学、本丸御殿の屋根の部分の工事現場を見ることが出来ます。ヘルメット着用、その場で大工さんが作業をしている工程が見られたりする、貴重な現場なんです。
 木材加工場では、樹齢300年を超すヒノキ材などを保管し、それらの木材を用いて、墨付けやカンナがけなどの作業を行います。


        


        


    平成26年度第3回池波正太郎真田太平記館文学散歩に参加、多度大社、名城(九華公園)、熱田神宮、名古屋城、清州城、

        と実りの有る研修旅行、このような期会に恵まれて勉強できた事は幸いでした。(何回かブログに投稿出来た事も)  写 楽 老 人