写楽老人写真館!

葛飾北斎は晩年「画狂老人北斎」と画号にしたとの事、私も「老いても写真に楽人で有りたい」と思います。

書道・俳画・絵手紙

2013-03-15 14:17:17 | コレクション
 書道(しょどう)または書(しょ)とは、書くことで文字の美を表そうとする東洋の造形芸術であります。中国が起源であるが、日本においては漢字から派生した仮名、ベトナムではチュノムなどが発明され、それぞれ独自の領域での創作も行われています。書道は主に毛筆と墨を使い、その特徴を生かして紙の上に文字を書く。
 俳画(はいが)とは、俳句を題材に,その句が描写する内容を表現し,その画面に題材となった俳句を賛した書画共存形式の絵画。しかし,その本質とするところは,単に俳句の意味するところ,すなわちその内容が視覚化されるという,形式的な一致にあるのではなく,俳諧の成立と展開の中で醸成されたものであります。
 絵手紙(えてがみ)とは、手紙の一種で「絵のある手紙をかき送ること」であります。基本は手書き。はがきに花や野菜など、身近にあるものをかき、絵手紙を送る相手に最も伝えたい気持ちを短い言葉で添える。 モットーは、「ヘタでいい・ヘタがいい」。 テクニックよりも、自分らしさがハガキの中に出ているかどうかを大切にする。 また、「手紙」という性質上、絵は添え物で言葉(かき手の気持ち)の方を重視する。 基本的な道具として、筆・墨・顔彩・画仙紙ハガキを用います。

 硯  顔彩  とき皿  水滴  筆  筆置き 


 文鎮(ぶんちん)紙や書物が風で散ったりめくれたりしないように,おもしとしてその上に置く文具。


 硯(すずり)墨を水で磨り卸す為に使う、石・瓦等で作った文房具であります。中国では紙・筆・墨と共に文房四宝のひとつとされています。硯及び附属する道具を収める箱を硯箱といい、古来優れた工芸品が多数あり、一般に硯箱は、桐や花梨でできているものが多い。
   


    三月も中旬すかり春めいてきました。
        そろそろカメラ片手に外に出ますか(すかり怠け癖が付きました)      写 楽 老 人 



 




鬼瓦(浅草寺)

2013-03-01 12:58:08 | コレクション
 「浅草寺本堂」   
 この建物は昭和20年(1945年)戦災で焼失、1958年(昭和33)に再建されました
浅草寺旧本堂(国宝指定建造物)は、1649年(慶安2年)に完成し1721年(享保6、吉宗将軍)に大修復が行われるなど,度々修復を繰り返してきたが1945年(昭和20)戦災炎上に至る。
昭和大修理の企画は、享保の大修復の時に造られ、現に健在保存されている大鬼面瓦(享保6年作)を拝借し、忠実に部分原寸大の大屋根を復元しようとするものであり、同時に日本鬼師の会会員の伝統技術の向上を図ろうとするものでありました。棟大棟の飾りの上に、当時の貴重な鬼瓦に再び出現を願い(今では当時を知る人も皆無)少なくとも大正大震災当時の面影を想い出していただき、昔日の国宝浅草寺の大棟再現の姿を間近で鑑賞できることは、観音様の御心が伝わることと信じての修理でした。

   


 鬼瓦雛形(表)              鬼瓦雛形(裏)



 由緒書き                   鬼瓦収納箱(檜材)



  由緒書き拡大図            



 屋根の瓦 チタン製、厚さ0,3mm、総数:やく90,000枚、鬼瓦の数:18個(子鬼瓦ともアルミ製)、大きな鬼瓦:畳6畳分の広さ
    
      三月三日、雛祭りにちなみ鬼瓦の背景、可愛い童女にしてみました。
         こころなしか、鬼も笑って嬉しそうに見えませんか ?・・・・・          写 楽 老 人