ペットボトル症候群

　いよいよ６月ですね。

　梅雨も間近。

　体調を崩しやすい時期です。

　皆様、お身体には十分お気を付け下さい。

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　少しずつ気温も湿度も高くなっています。

　自動販売機のメニューも、すっかりホットは見かけなくなりましたね。

　自販機は手軽に買えるのでとても便利なのですが・・・

　スポーツドリンクや清涼飲料水の多量摂取には注意が必要です。

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　ペットボトル症候群（PET bottle syndrome）とは、急性の糖尿病です。

　糖尿病性ケトアシドーシスに陥った人の多くがペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことから、この名がついたそうです。

　糖分を摂取すると、血糖を安定させるためにインスリンが働きます。

　しかし常に大量の糖分を摂取していると、インスリンの急激な作用不足が生じ、ブドウ糖の利用ができなくなります。

　このためブドウ糖の代わりに脂肪が利用されて、副産物にケトン体という物質が作られます。

　ケトン体が血中に増加することで、血液が酸性状態（アシドーシス）となった状態をケトアシドーシスと呼びます。

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　ペット飲料の多くには、100mlあたり10g程の糖質が含まれています。

　手軽さから、ついつい糖分を過剰摂取・・・

　20代から30代の若者に多いそうです。

　通常、１日２リットル程度の水分が必要とされていますから、これらの半分を清涼飲料水で摂取するとすれば、100g。

　え？？？

　炭水化物１gの熱量が４kcalですから400kcal!!

　30～49才の事務職の男性で、１日のエネルギー所要量が男性1950kcal、女性1500kcalです。

　炭水化物の割合は60％とされていますから、女性であれば900kcal。

　砂糖はこの1/10未満に抑えなければなりませんから、多くても90kcal未満となります。

　（ちなみにご飯１杯が約180kcalだそうです）

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　最近の食品には、意外なところに糖類が多様されていますから、ただでさえ糖分をとりすぎる傾向にあります。

　暑いからといって、多量の清涼飲料水のガブ飲みはNGですね。