カイロ・ウノ(chiro-uno)=^.^=宇之助室長の猫の手

http://chirouno.blog.fc2.com/
にページを引越しました。
どうぞよろしく。

増田D.C. 復活か…?!

2009年05月23日 | クリニック
 先日の出来事。

 私が患者さんを診ていると…。

 増田先生がやってきました。

 (先生は昨年脳梗塞を再発し、現在右半身麻痺と運動性失語症が残っています。)

--------------------

 じ~っとみて、突然、患者さんの右下腿を指差します。

 「先生、何???」

 増田先生、再び患者さんの右下腿を激しく指差し…。

 ……暫し解らず…

 「あ~ここに原因があるって言いたいの?」と訪ねると

 「(増田先生にとって、拳骨はyesの意味)」がでました。

 そこで、患者さんの右腓腹筋を触診してみました。

 なんと、外側の筋腹に主訴と同じくらいの痛みが…。

 触られるまで、患者さんも気がつかなかったそうです。

 …恐るべし、増田D.C.
 
--------------------

 その様子に「にっ!」と満足そうな表情を浮かべ…。

 次に、斉藤先生のところに突進していきます。

 言葉は出ないのですが、激しい身振り手振り。

 「斉藤先生、取り残しをチェックしてやって!」と無言で訴えます。

--------------------
 
 斉藤先生から、近位脛腓関節、腰椎1・2番、頚椎2番を再チェックするよう指示をいただきました。

 そこでアクティベータ器で刺激を入れると、患者さんいわく、瞬間的にかなり 響いた そうです。

--------------------

 その様子に、「にかっ!」と再び満足そうな笑みを浮かべ、増田先生は去っていきました。

 増田D.C. 復活か…

 どうやら増田先生には、私には見えないものが見えているようです。


 
 


Is This Your Child?について

2009年05月22日 | NAET
 先日紹介した「Is This Your Child?」について、コメントをいただきました。

 有難うございます。

 原著を読んでいただければ一番よいのですが、英語の壁が…と思うのは、私だけではないでしょう。

 (以下、転記部分となります。リンク先など少し編集してあります。)
--------------------

 「Is This Your Child?」は発達障害が脳に出たアレルギーであると幾人もの例を述べて説明した本です。

 ラップ医師と患者達は80年代後半に人気トーク番組「ドナフューショー」にこのことを広めるために3回ほど出演しました。

 回を重ねるごとに番組を視聴した患者がアメリカ全国から来たそうです。

 その患者達のことを仔細に述べたのがこの本なのです。

 そして実際の映像がここで見られます。
 (補足:43分24秒の動画です。youtubeではdrrapのチャンネルもあります。)

 Dr. Doris Rapp - Children's Allergies to Food & Environment

 ネッド少年のトマトの劇的な負荷試験から始まっています。

 ネッド少年はチックが酷い「トゥーレット症候群」と精神科医からは誤診されていましたが、実際には様々な食物や化学物質、電磁波に反応を起こす複合アレルギーでした。

 このことなどは邦訳されている「環境アレルギー」に詳しく述べられています。

 児童鬱病と誤診されて入院したこともある少女マーシャの例もございます。

 彼女はアメリカ環境医学の教育ビデオ「Environmentally Sick Schools」でも母親と共にインタビューを受けています。

 驚くべきことに、治療前はIQは僅か57、治療後はIQ127となりました。
(日本ではここに注文すれば購入できます)

 アメリカでは発達障害は8~10年で倍増しています。

 アトピーや喘息などが増えるのと一緒で、脳のアレルギーである発達障害が増えるのは当然のことなのです。

 脳は他の部位と違い人間性の本質を司りますから大きな悲劇が生まれます。

 真のアレルギー問題の最大最悪の部分と言えます。

 このことを世の中に認知させなければ大変なことになります。

--------------------

 うみひこ様、貴重な情報を有難うございました。

 是非またコメントをお願いいたします。


 


Is This Your Child

Harper Paperbacks

このアイテムの詳細を見る


環境アレルギー
ピーター ラデツキー
青土社

このアイテムの詳細を見る


胡瓜の佃煮

2009年05月21日 | 食物
 家に帰ると、箱の胡瓜が…。

 なんと5kg。

 そうだ

 こんなときは、胡瓜の佃煮です。

 【胡瓜の佃煮のレシピ】オリジナル版

--------------------

 今回は、ちょっとアレンジ(手抜きです、はい)を加えてみました。

【なんちゃって、キュウリの佃煮】

 [材料] 
 ・きゅうり:1.5Kg
 ・酢   :100cc
 ・しょうゆ:100cc
 ・日本酒 :100cc
 ・豆板醤 :小さじ1杯
 ・生姜  :1かけ
 ・刻み昆布:10g

 [作り方]
 1.きゅうりをスライサーで3mmくらいにスライスします。
 2.塩を振り、重石をのせ、30分ほど置きます。
 3.水洗いして塩出しし、絞って水気を切ります。
 4.きゅうりと酢、しょうゆ、日本酒、豆板醤を鍋に入れ、汁気がなくなるまで強火で煮ます。
 5.摺りおろした生姜と長さを1~2cmほどにした刻み昆布を入れます。
 6.さらに煮詰めます。

 [備考]
 ・きゅうりは、煮詰めた時小さくなってしまいます。
  少し大きめに育てたのを使うとよいそうです。

--------------------

 市販のものより味もやさしく、安心して食べられます。

 3kgを一気につくりましたが、できあがりは約1kgほどに。

 胡瓜は利尿効果の高く、むくみを取る効果があるとされています。

 塩分が気になる場合には、醤油を減らしてイワシ粉を加えるのもよいかもしれません。
 (カルシウムの補給にもなりますね。)

 出来上がってからザルにあげ、汁気を切るのもよいでしょう。

 豆板醤のかわりに今度は山椒を試してみようと思います。


 

化学物質アレルギーと身体の不調

2009年05月14日 | NAET
 NAET公認施術者でもある、ふくずみアレルギー科院長の吹角隆之先生が、京都のYWCAホールで講演されるそうです。

 日時は、2009年5月21日(木)午後1時半~3時半。

 吹角先生のユーモアとご自分の体験から得られた(?)ブラックジョーク、そして知識に富んだ講演は、NAETセミナーでも講評です。

 お近くの方は是非!

--------------------

 ただし参加される場合は、香水や煙草、合成洗剤や柔軟材の香りを控えていただけますようお願いいたします。

--------------------


 詳細はこちらをご覧下さい。

 化学物質アレルギーと身体の不調
 ~「自閉症や発達障がい」にも関連しているアレルギーとは~



 

腱膜性眼瞼下垂症

2009年05月13日 | 神経学
 瞼(まぶた)が垂れ下がる症状を「眼瞼下垂」といいます。

 瞼が垂れ下がると、視界を確保するために、無意識に瞼を開いたり、顎をあげたりします。

 これにより、頭痛・肩こりや疲れなどの全身症状、不眠や不安などの精神症状が起こることもあるそうです。

 眼瞼下垂は加齢により起こります。

 更年期の不定愁訴とよく似ているため、女性の場合は特に注意が必要です。

 またコンタクトレンズで擦れることも原因にあげられるそうです。

--------------------

 瞼を持ち上げる筋は2つあります。

 1つは眼瞼挙筋、もう1つをミュラー(muller)筋といいます。

 筋肉には、意識して動かすことができる「随意筋」と、動かない「不随意筋」があります。

 通常、眼瞼挙筋は随意筋(動眼神経支配)、ミュラー筋は不随意筋(自律神経の交感神経支配)に分類されるようです。

 つまり、ミュラー筋は自律神経が活動的な時に収縮するわけです。

--------------------

 ところが眼瞼下垂が起こると、瞼を挙げるためにミュラー筋は「働くことを強制」されます。

 すると、自律神経も活動を強いられます。

 この状態が続くと、交感神経が慢性的な“緊張”状態になってしまいます。

--------------------

 眼瞼挙筋腱膜が瞼板から外れたり伸びたりして、まぶたを上げるのに努力がいるようになったり、開きにくくなった症状を「腱膜性眼瞼下垂症」といいます。

 頭痛や肩こりなどの自覚症状が強く、「瞼が垂れている」といった兆候が見られる場合は、腱膜性眼瞼下垂症の可能性があります。

 医療機関では瞼におもりをつける「負荷検査」で診断を行うようです。

 手術によって、頭痛・肩こり・疲れ・不眠などの症状が劇的に回復する例もあるそうです。

 意外なところで瞼はがんばっていたのですね。


 

復活した“脳の力”~テイラー博士からのメッセージ~

2009年05月12日 | 神経学
 久々にNHK総合を観ました。

 5月7日に放送された「復活した“脳の力”~テイラー博士からのメッセージ~」。

 「ドキュメントはNHK」と思えるほど、丁寧につくられていた感じがしました。

--------------------

 「奇跡の脳」の著者、ジル・テイラーは脳科学者。

 ハーバードで最先端の研究をしていたジルは、脳卒中に襲われます。

 出血により左脳の機能が崩壊し、言葉や身体感覚が麻痺します。

 8年間に及ぶリハビリの後、現在の生活を送るジルの表情がとても幸せそうなのが心に残りました。

 母親であり数学博士のジジからの視点も描かれており、思わず涙が…。

--------------------

 原作、お薦めです。

 是非お読み下さい。

 ただし今は人気のため、取り寄せには多少時間がかかるようです。

 このblogの関連記事

奇跡の脳
ジル・ボルト テイラー
新潮社

このアイテムの詳細を見る




マスク

2009年05月08日 | 雑学
 日本では新型インフルエンザでマスクの品切れが起こっているらしい。

 通常5月は花粉症がおさまって、マスクの需要はなくなっていくそうだが、今年は特需のような状態。

 マスクは日本では馴染みのあるものだが、海外ではあまり使わないらしい。

 ニュースでは、口を隠して鼻は丸見えの方の映像が…。

--------------------

 インフルエンザウイルス粒子の大きさは直径0.08-0.12ミクロンとされています。

 市販の不織布製マスクでは、5.0ミクロン以上の粒子しか除去できません。

 これは、飛沫(感染者が咳やくしゃみのときの拡散物)をかろうじて防ぐというもの。

 通常のマスクではインフルエンザウイルスを捕獲するのは難しいようです。

 ですから感染防止に使用するのであれば、マスクの性能に注目しなければいけません。

--------------------

 最近よくみる、N95やN99マスク。

 これは米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアしたマスクを指します。

 Nは耐油性がないことを、

 95や99は「0.2~0.3ミクロン以上の微粒子を除去」できる率を示します。

 ゆえに、N95マスクは「0.2~0.3ミクロン以上の微粒子を95%除去できる、耐油性のない」マスクとなります。

 最近はN100まであるそうですが、使用する上で注意があります。

 これは、マスクと顔の密着性。

 ユーザーシールテストやフィットテストを実施して、正しい装着をしなければいけません。

 N95マスク・防じんマスクDS2のフィットテストビデオ、You tubeで公開


 これを見る限り、一般的に使うには無理があるかも…と思ってしまいました。

 購入するだけでは、性能を活かすことは難しそうです。