カイロ・ウノ(chiro-uno)=^.^=宇之助室長の猫の手

http://chirouno.blog.fc2.com/
にページを引越しました。
どうぞよろしく。

カイロプラクティック神経学 銀座から茅ヶ崎へ

2010年06月16日 | 神経学
 5月から開催された、Carrick Japan が支援する「カイロプラクティック神経学Deplomate300時間コース」。

 7月から会場が、神奈川県茅ヶ崎のアトラス・オステオパシー学院 に変更となりました。

 これに伴って、開催時間も変更となります。
 ・土曜日:10:30~19:00
 ・日曜日:09:00~17:30  

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 受講される先生方は全国からみえられますので、可能であれば東京が良かったかな?と思います。

 一方、会場が変わることで十分な実技指導を受けやすくなるのは、メリット。

 今後の講義に期待したいと思います。


 

ベビラボ(BabyLabo)

2010年05月13日 | 神経学
 バンダイから、脳科学生かした赤ちゃん玩具「ベビラボ」シリーズを販売しているそうです。

 ベビラボ 公式HP

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 日立製作所と共同開発したこの玩具には、赤ちゃんの脳の働きを

 視覚や聴覚といった様々な面から研究・計測した結果を応用しています。

 赤ちゃんの脳の働き Brain Science (日立製作所)


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 難しい話はさておき、

 おもちゃが「赤ちゃんが認識しやすい刺激」となっているため、

 赤ちゃんが

 「楽しみながら好奇心が満足できる」

 ように設計されているというのが凄い点。

 デザインが「アンパンマン」というのも、親しみやすいですね。

 機会があったら、赤ちゃんをお持ちのお母さんに、お話を聞いてみたいと思います。


 


カイロプラクティック神経学 Diplomate 300hrコース 再開

2010年03月28日 | 神経学
 カイロプラクティック神経学 Diplomate 300hrコースが再開されます。

 ・日時:2010年5月8日(土)~9日(日)
 ・期間:約2年(26モジュール)
 ・講師:大場 弘,DC,DACNB
     伊藤 彰洋,DC
     五十嵐 由樹,DC

  詳細は Carrick Japan 公式ホームページ を御覧下さい。

 ・問合せ先:Carrick Japan
       carrickj[at]a1[dot]rimnet[dot]ne[dot]jp
       → [at]は @ 、[dot] は. に置き換えてください。


 

脳は非常に不安定な臓器

2009年12月23日 | 神経学
 昨日に引き続いて…。

 澤口俊之氏のブログを読み出したら…

 止まらなくなってしまいました。

 脳科学者はかく稽ふ(かんがふ)

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 「うつ病」で検索すると、関連で以下の内容が…。

 神は存在する(と信じた方がいい)

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 脳科学からみれば、「脳が神をつくった」という扱いなのだそう。

 脳はもともと非常に不安定な臓器で、うつ病や不安神経症は脳機能や活動が大きく低下した状態。

 そして(神を)信仰している人の脳は、うつ病や不安神経症で機能低下を起こす部分が活性化するらしいのです。

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 人間の感情の中で「恐れ」は大きな部分を占めています。

 未来に対する漠然とした恐れ…。

 NAETでも「恐れ(FEAR)」は、エネルギーバランスを崩す要因の上位にあげられます。

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 He who believes and is baptized will be saved (Mark 16:16)
 「信じるものは救われる」といいますが、無宗教の人も多い昨今、信じる対象はキリストに限定しなくても良いでしょう。

 不安や恐れを払拭するには、安定的で心の拠り所となるものを得られるかどうかが鍵となるようです。

 上手く活用することで、うつ病の改善や予防にも効果が期待できるとよいですね。


 

カイロプラクティック機能神経学 4

2009年12月14日 | 神経学
 Dr.Carrick は「いかなる治療法も脳の機能に影響を及ぼす」としています。

 運動刺激、温熱刺激、音刺激など、外界からの刺激は全て脳に影響を及ぼします。

 機能神経学では、カイロプラクティック手技だけでなく、上記の刺激を全て治療として活用します。

 症例では、特定の方向に眼球を向けたり、内耳に温熱刺激をいれたり、周波数の異なる音で刺激するという動画を観ることができました。

 外からの刺激が適切でないと、いずれは身体のどこかに機能低下を起こしてしまいます。

 神経の生存に必要なものは「酸素・適切な刺激・栄養」の3つです。

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 「前頭葉に問題がある場合は、眼球を上に向けると効果がある」そうです。

 これは、デスクワークで前傾姿勢を取ることの多いオフィスワーカーにも有効と思われます。

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 大脳の機能低下を予防するには、眼からの適切な刺激が不可欠です。

 12対の脳神経の中でも、眼に関連する神経は、視神経・動眼神経・滑車神経・外転神経と大きな部分を占めます。

 強い症状がなければ、眼を全ての方向にバランスよく動かしてみましょう。

 上下左右はもちろん、斜め方向、右・左回転、寄り目(輻輳)、反り目(開散)などを意識的に行うとよいでしょう。

 輻輳と開散は相対する動きです。

 開散は普段使わない動きですから、意外に難しく、疲れます。

 右眼で右の人差し指、左眼で左の人差し指を注視した状態で、指を寄せたり離したりするとガイドになります。

 ちなみにヨガでは開散の動きは副交感神経を活性化する働きがあると言われています。

 セルフケアとして、ぜひお試しください。


 

カイロプラクティック機能神経学 3

2009年12月13日 | 神経学
 Dr.Carrick はセミナーの中で「(subluxationではなく)compensation(代償作用)を治療する」と言われました。

 これは従来のカイロプラクティックから外れているように思われます。

 しかし「結果ではなく、原因を治療する」と考えれば、納得できます。

 「何がこの症状を引き起こしているのか」を探る "detective work"(探偵作業)がカイロプラクティック機能神経学の醍醐味なのです。

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 Dr.Carrick のセミナー資料は、power pointで317枚。

 事前の資料として配布されたものを見つつ、「この挿絵(写真)は何だろう?」と思うものが多々ありました。

 ほぼ全てのスライドに挿絵があったのですが、説明を聴いていると「あ~、そういう意味だったのか。」と妙に納得。

 Dr.Carrick はユーモアのセンスも持ち合わせていました。

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 講義の中の参考文献は、数え切れないほど。

 こうした日々の努力が、あの素晴らしい臨床に直感として活かされているのだと思います。

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 今回のセミナー、通訳の先生方や事務局の方々のご苦労は大変なものだったと思います。

 スライドも全て訳がつき、とても解りやすいものに…。

 本当にありがとうございました。

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 つづく…?


 

カイロプラクティック機能神経学 2

2009年12月12日 | 神経学
 Frederick Robert Carrick博士の「カイロプラクティック機能神経学」。

 Dr.Carrickはカイロプラクティック機能神経学の創始者。

 カイロプラクティック機能神経学では、「大脳半球の機能的偏り(Brain Hemisphericity)が、様々な機能障害を引き起こす」という考えを基本にしています。

 Hemisphericityは筋骨格系にアンバランスを引き起こす原因となります。

 逆に筋骨格系のアンバランスがHemisphericityを引き起こすことも。

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 Dr.Carrickは、神経系を「選択的に」活性化することで、以下の症状に効果をあげています。

 ・昏睡状態
 ・ジストニア(中枢神経系の不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害)
 ・ジスキネジア(パーキンソン病などにみられる、痙性の強い、不随意運動)
 ・トゥレット症候群(音声チック)

 等々…。

 セミナーでは、実際の臨床風景を動画で観ることができました。

 驚いたのは、「気管切開した部分に対しても治療を行う」ことがあるそうです。

 自発呼吸回復のため、頚部の関連筋を刺激します。

 眼で確認してピンポイントで治療ができるため、非常に効果的なのだそうで…。

 … 神様です。

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 Dr. Carrick は、聴覚・前庭(重力・加速度)・視覚・体性感覚を司る感覚器官を、検査・アセスメント(評価)と治療に活用します。
 
 例えば、方向と速度を指定した眼球運動を治療として利用することで、ジストニアを改善させることも可能です。

 それも短時間で、劇的な効果。

 もちろん、全てのケースにおいて有効とは限らないでしょう。

 しかし今まではアプローチの方法が無いに等しかったのですから、本当に画期的といえます。

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 つづく…

 

カイロプラクティック機能神経学 1

2009年12月10日 | 神経学
 12月1日(火)Frederick Robert Carrick博士の来日講演でした。

 内容は「カイロプラクティック機能神経学」。

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 日本では増田裕先生が唯一、Carrick Instituteの公認インストラクターとして、カイロプラクティック神経学卒後セミナーを担当していました。

 カイロプラクティック神経学の利点は、臨床的への応用が可能な点。

 増田先生の口癖は「明日から即、自分のオフィスで実践するように」。

 月1回の講義を心待ちにしていた先生方は、本当に多かったと思います。

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 その増田先生が、2006年6月に脳梁部に脳梗塞を起こされました。

 臨床は難しかったものの、リハビリ等で驚くべき回復を遂げられました。

 しかしながら2008年6月に心臓バイパス手術を受け、術後に2度目の脳梗塞を発症。

 現在、右半身麻痺と運動性失語症が残っている状態です。

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 日々の臨床・NAET JAPANの主催・神経学のセミナー講師。

 脳や神経系の分野は日々進化していますから、神経学の講義前は下準備で大変だったのだろうと思います。

 発生学・解剖学などの基礎~臨床適用まで、本来ならば複数の講師で分担するところを1人でこなしていたのです。

 その負担が身体にかかったとしても不思議ではありません。

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 今回の来日講演で多くの先生方と再開し、そして増田先生の講義を思い出しました。

 私はあの場で学べたことに、本当に感謝しています。

 反面、とても複雑な気持ちも…。

 

 久々の更新。

 思い入れがあって、なかなか書き出すことができませんでした。

 でも自分の気持ちを文章にすることは、時に必要のようです。

 

 


「恐怖の記憶」消す仕組み解明

2009年11月15日 | 神経学
 「恐怖の記憶」を消す仕組みが解明されたそうです。

 「恐怖の記憶」消す仕組み解明…PTSD治療にも YOMIURI ONLINE

 記憶は海馬で一時的に蓄えられ(短期記憶)、大脳新質に送られることで長期記憶となるそうですが、詳しい仕組みは不明でした。

 海馬では神経細胞を次々に作り出すことで、恐怖などの記憶を消し去っていることを、富山大学の井ノ口馨教授らが発見・発表するそうです。

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 極度の恐怖体験はトラウマ記憶となり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する場合があります。

 PTSDを発症すると、日常生活にさまざまな支障をきたします。

 しかし記憶のメカニズムがいまだ明らかではないため、PTSDの治療法は確立されていないのです。

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 「忘れたいのに忘れられない…。」

 という場合は、海馬の神経細胞の新生が低下していることになります。

 神経細胞の新生をサポートできれば、PTSDの治療に役立つことでしょう。

 更なる研究が期待されます。


 【関連記事】
 JST News vol.6/No.4 2009-7月号 Topics 01
 記憶を正確に保存する神経細胞の仕組みを解明“シナプスタグ仮説”の実証



 

痛みと脳の働き

2009年11月12日 | 神経学
 痛みの原因は不明なことが多いようです。

 患者さんに聞いてみると

 「特に思い当たることはないんですが…。」

 という答えが大半を占めます。

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 痛みと脳の働きと密接な関係があります。

 (1)脳の働きが痛みの原因になる。
  この場合の痛みを心因性疼痛といいます。
  うつ病の人によくみられます。

 (2)脳が痛みの感じ方を変える。
  痛みの感じ方は、その時の精神状態に影響されます。

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 痛みを抑える鎮痛法は、1973年にCandace D. B. Pert がオピオイド受容体を発見したことによります。

 Pert自身、落馬事故によりモルヒネの注射を余儀なくされていたそうです。

 彼女は「あるペプチドの分泌によって引き起こされた1つの感情が、なぜ瞬く間に、ときとして驚異的な意識の変化をもたらし、同時に行動や記憶、そして身体の姿勢を変えてしまうのか。」といつも問い続けてきたそうです。

 ジェームス・オシュマン博士は「エネルギー医学の原理」の中で、生体エネルギーのメカニズムを説き明かし、代替医療の治療法の効果を説明する仮説を立てています。

 「ペプチド作動性神経の束が通る脊椎の矯正法」が「カイロプラクティック」だとすれば、エネルギー医学について知識を深めることもカイロプラクターとして必要ですね。


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