ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

4月27日

2005年04月28日 | Weblog
声優さんは台詞が表現手段のすべてなので、台詞にすべてを盛り込もうとする傾向がある。それで、時折、表現過剰の台詞になる。たとえば人は感情を現そうとして話さない。感情は表れるものなのだ。
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4月26日

2005年04月28日 | Weblog
秋公演の準備に入った。ええ、まだ春なのにと言われるかもしれないが、劇団のレパートリィ公演や書くメンバーの仕事があって、他の劇団のように、本番前一ヶ月あるいは一ヶ月強、びっちり稽古をやって、という流れにはならないのだ。いつも、まあ、こんなに短時間で、というくらいで作り上げている。今回も稽古時間がありそうで、あまりない。ただ、これだけ前に始めると考える時間だけは結構ある。しかし、いつも思う。台詞を覚えたくらいの自分の肉体と舞台に立つ自分の肉体の隔たりを、めちゃくちゃ遠い。

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4月25日

2005年04月26日 | Weblog
大きい劇場だろうと、小さい劇場であろうと、関係ない。あるのは、良い作品とそうでない作品だ。お客さんの多くは大きな劇場の作品は無抵抗に良いと思う傾向がある。いまさっき小さな名もない劇場でやっていた作品に感激したのも忘れて。また、役者さんの多くも大きな劇場に立ちたがる傾向がある。たとえ、それが大雑把で味気のない作品であっても。見る方も見られる方もそうだから、日本で芝居が育たない。

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4月24日

2005年04月24日 | Weblog
困った俳優。
演技のリアリティもあり、お客さんにも個性的な人間として好感を持って受け入れられる。人の人生に関わらないニヒルな感じで、カッコイイ匂いもある。この俳優がドラマの一員として成立するためには、他の俳優の余分な努力が必要となる。この個性的な俳優は、自分だけのリアリティを重視していて、ドラマの進行には関与しないのだ。自分の感情を楽しんでいるだけなのだ。だから、その分、まわりがよいしょとドラマを回転させるために汗を余分にかかなければならなくなるのだ。
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4月23日

2005年04月24日 | Weblog
芝居がうまく流れていても、お客さんはただ眺めていて、アレどうしたのかな?と不安になることがよくある。お客さんが湧くところは、やっばり、登場人物同士の気持ちがぶつかるところなのです。
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