ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

3月28日

2020年03月29日 | Weblog
ダメ出しというのは、主に演出家が俳優(時には、スタッフ)に、注意を与えることを指す。ドラマが良い方向に向くために、アイディアを出したり、変更を指示したり、文字通りダメな部分を指摘したり、などなど。一番は、アイディアが湧いて、それでドラマも俳優も盛り上げることが出来ること。二番目は、稽古を重ねてきたものを変えること。たとえば、人の出入りや動きや装置の位置や小道具の扱いを変えることで新しい局面を見出す。そして、三番目。こいつが面倒。そこの演技がまずいから違っているからと変化を要求する。ここに、俳優の質の問題が出てくる。飲み込みが良くてすぐに軌道修正が出来る者、何度か繰り返すうちに出来るようになる者、何度やっても出来ない者、俳優も様々。キャリア、理解度、能力、癖などの関係で、追いつかなかったり邪魔したりする場合、かなり難行苦行になる。ボク自身の脚本ならば、セリフを変えたり、他の役にその部分を受け渡したり、することが出来る。けれど、既成の脚本ではそうはいかない。となると、手を緩めずに、なだめたりすかしたり脅したり持ち上げたり、あらゆる手を使って追い込むほかなくなってくるのだが、それでも出来ないと、こちらも困惑イライラが募り、俳優も落ち込んだり情緒不安定になったり、泣き出したり…
昔、テレビの仕事で踊りの振付けをしていた時のこと。女性に簡単な振りを4小節踊ってもらうことになった。モデルさんのようでダンスの素養がなく、何度やっても合格点に達しなかった。あれこれアドバイスをしたり、何度も踊って見せたり、なだめたりすかしたり手を取り足を取り…。たかだか、4小節のために長時間かかってしまっていた。けれど、まるで出来ず。その時、デイレクターが、
「知念さん、わたしに任せて下さい」
目をつぶって、モデルさんのバタバタ程度の代物を撮った。
後日、出来上がった画像を見てびっくりした。見事に作品になっているじゃありませんか。あのモデルさんの動きをスローモーションとコマ撮りで編集して見事なパフォーマンスに仕立ててあった。
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3月27日

2020年03月27日 | Weblog
劇団がお休みの昨日、
ティシュー
握力強化が出たのかも。体調がすぐれず、やったって成果は期待できないな、と思っていたけれど、案に反して布をスルスルと登り、今まで出来なかった技も。継続だなあ。
花見 入間の彩の森公園
平日だっていうのに、人・駐車場がいっぱい。公園にでも出なけりゃ、やってられない、てか?
夕方、映画館へ。ボクたち家族をいれて、たったの6人。
映画「ジョジョ・ラビット」
とても良かった。脚本、演出、俳優、どれをとっても。お薦め。
映画「マッキー」
面白かったあ。「バーフバリ」の監督作品。彼の才能ときたら。
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3月22日

2020年03月22日 | Weblog
昼から、「市民ミュージカル」稽古
作品のテーマを際立たせることを念頭に、雑草をカットしていく。30分のカットを目指したが、通し稽古をしたら7分ほどしか縮まっていなかった。
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3月3日

2020年03月03日 | Weblog
コロナのせいでなく、安倍首相とそれに追随する埼玉県・入間市のせいで、公演が延期をせざるを得なくなったため、集中稽古は一旦打ち切り、また公園近くになって再開することになる。その集中稽古の最終日。集中稽古は三週間後再開ということになる。
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