ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

11月17日

2021年11月17日 | Weblog
 秋公演「魔清具」は今の時期、「コロナ」を避けて通れないなと、疫病をど正面に据えました。
 平安時代から今日まで、
 「懸命に働けば、お金が入って、豊かになって、幸せになるよ」
と、庶民を騙し、上ばかりが肥え太っていく日本。そして、まんまと騙されて、1円でも多く儲けようと働いて、心の豊かさを失っていく日本人。それでも平安時代は文化を大事にしたから、清少納言や紫式部たちが思う存分、才能を発揮できた。女性たちがあれだけ活躍できたのは、日本史上、最初で最後じゃないかな。だから、四人の女たちの生き生きした姿をメインに据えようと。他にも、日本衛生士など。例えば、去年は日本人がこぞって手洗い・うがい・マスクをしたために、インフルエンザが激減したことや、ペストやコレラやエイズと同じように、コロナも剃るべきものでなくなってしまうかも、とか。
 けれど、劇団鳥獣戯画は、物語やテーマだけじゃない。歌や踊りやパフォーマンス、そして、装置・照明・画像までもが語る(見せる)舞台なのだ。頭でっかちの美術・音楽音痴の人は、それが分からないから…
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11月5日

2021年11月05日 | Weblog
 セリフだけで評価する人が少なからずいて、残念な思いをする。ボクらにとって踊りもパフォーマンスも装置も照明も、いうなれば、セリフ。多くの場合、セリフ以上に労力と時間をかけている。彼らはそちらにはまるで触れることがない。
悪口を言えば、彼らはアートや踊りや歌のセンスを持ち合わせていないのに、口だけ達者で威張っているのだ。
その意味では、理論武装をせず素直に舞台を楽しみに来たお客様の方が納得できる評価をしてくれる。
それでも、ボクらのようなしち面倒くさい劇団を論理的に評価してくれる方がいないと、ボクらは世間的に葬り去られてしまう。
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11月4日

2021年11月04日 | Weblog
取り替えのきかない俳優、取り替えのきく俳優、取り替えたほうがいい俳優がいる。
取り替えのきかない俳優とは、この人以外にこの役ができる人はいないだろうと思われる俳優さん、という意味。
ところが、ブロードウエイにはいる。とにかく俳優の層が厚い。
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