プロの集団で、お客さんを笑わせるのがうまいのだが、それが楽屋落ちに走る時にはおやおやと思ってしまう。ライブなのだからミスを救うひとつやふたつの楽屋落ちなら構わない。が、お客さんを笑わすために、それが増えていくとうんざりしてしまう。まあ、その笑いで満足している気安い常連のお客さん狙いならそれでもいいのだが。芝居自体を楽しみに行っているボクなどには辛いのだ。楽屋落ちは、ドラマから外れるので、どうしても芝居そのものを軽くしてしまうのだ。ギャグでもなんでも、体に汗を吹き出させるものでなければ、心が汗をかいたものでなければ、あるいはさすがプロとうならせてくれるものでなければ、見ている人の心を動かさないと思うのだ。
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