ちねんの部屋

劇団鳥獣戯画主宰 知念正文の日記

10月30日

2021年10月31日 | Weblog
俳優は、それぞれ自分のスタイルを持っている。そのスタイルの成功体験を覚えている。演出家が方向を指示しても、公演になると、自分のやり方でやってしまう。
その昔、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの芸術監督の演出下で俳優をした時のこと。出演者は名だたる人々。稽古中は、演出家のイメージ通りしようという意識は確かにあった。ところが、演出家が母国へ旅立つと、各々のスタイルに戻った。テンポの悪い作品になっていった。
ウチの芝居にもいる。お客様がいると稽古で積み上げてきたことをほっぽって、受け狙いの演技や幼稚な演技に戻ったり…。かえって、ウケずドラマの流れを悪くするばかり。レベルの低い俳優たち。
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10月29日

2021年10月29日 | Weblog
劇団鳥獣戯画は、和物から洋物、具体的に言えば、狂言ミュージカルからシェイクスピア劇まで、上演する。だから、狂言から、殺陣やら、声楽・ダンスまでの数多くのレッスンをする。おそらく種類で言ったら世界一かもしれない。それだけ幅広い演目があるのなら、それだけレッスンするのはあたりまえ、とおもうでしょ。けれど、ほとんどの劇団はレッスンというものをしない。和物をするのに、着物の着方、所作や日舞の知識も稽古がない。和服になれば、昔の生活をするならばそれが必須なのに。シェイクスピア劇をするのに、フェンシングやバレエの素養がない。西洋の貴族はそれが必須なのに。
指導者(演出家など)の中に、俳優はバレエをやっちゃいけない。演技がバレエっほくなるから、という人、がいる。笑い話みたいでしょ。違うんです。これってよく聞く話なんです。
「魔清具」の公演は、土・日のみとなりました。是非、お出かけください。
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10月27日

2021年10月27日 | Weblog
自分のリズムでしか演技ができない俳優さんが多い。ドラマのリズムというものを作れない、さらにはドラマのリズムというものが分からない。
映像の場合は、監督やディレクターや編集者がリズムを作ることが出来るけれど、舞台では俳優がそれをやらなければならない。舞台俳優は多くの要求に応える力を蓄えなければ。
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10月26日

2021年10月27日 | Weblog
鳥獣戯画の作品には、音楽が欠かせない。
音楽とくんずほぐれつしながらドラマが進んでいく。その音楽は、すべて雨宮賢明氏の手によるもの。けれど、フィナーレの一曲だけは、「怒髪天」の「駄反抗王」を使わせてもらっている。それは、ボクたちの今の心情そのもの。劇場に来られなかった方も、是非、聞いてみて下さい。
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10月26日

2021年10月27日 | Weblog
鳥獣戯画の作品には、音楽が欠かせない。
音楽とくんずほぐれつしながらドラマが進んでいく。その音楽は、すべて雨宮賢明氏の手によるもの。けれど、フィナーレの一曲だけは、「怒髪天」の「駄反抗王」を使わせてもらっている。それは、ボクたちの今の心情そのもの。劇場に来られなかった方も、是非、聞いてみて下さい。
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