初めて小豆島を旅しました。小豆島と言えば、壺井栄・原作の「二十四の瞳」の映画ぐらいしか知識がありませんでしたが、同伴した友人の知人が島に在住しており、名所を案内して頂き、小豆島再発見の実りある観光が出来ました。
二十四の瞳映画村は、ロケに使ったオープンセットです。一歩中へ足を踏み入れると、そこは昭和の初期を模した日常雑貨や、ボンネットバス、家々、学校他の建物がありました。子供達が学んだ椅子の小ささに驚き、かつての私達もこんな小さな椅子に座ったのだナ~と懐かしかったです。
道の駅・オリーブ公園は、醤油や、素麺と同じように、雨が少なく温暖な気候がオリーブの栽培に適し、M41年に木が植えられ「日本のオリーブ発祥の地」となったそうです。乳白色の花は、6月初旬に咲くのでまだ蕾でした。
農村歌舞伎は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。300年前から毎年、一度も途切れることなく歌舞伎が奉納され、戦時中は男手が足りず2回だけ牛が回り舞台を回したとか。役者の顔を照らすには、臼の中に火種を入れておき、油を注いで照らし、見物席は、青天井の芝生にむしろを敷いて見たそうです。貴重な歴史を学びました。
寒霞渓は、1300万年前の火山活動で形成された渓谷の切り立った奇岩と木々が、自然の造形美になっていて、見る者を感動の世界に誘ってくれました。樹木の輝く緑が美しく、澄み切った空、海も綺麗で山頂からの眺望は最高でした。
赤く染まるモミジが美しく、秋は大勢の観光客で賑わうそうです。
天使の散歩道は、潮の満ちひきで、島が繋がったり離れたりする不思議な現象です。縁結びのスポットでもあるので、若い男女が手と手を結び散策していました。
千枚田(棚田)は、各地にありますが、のどかな田園風景は同様でしょうか。