私の雑談ルーム

日頃の出来事で感銘を受けたこと、気になること、興味のあることなどを、デジカメで写し記録の場にしたいと思います。

羽黒山

2009-08-28 13:15:57 | Weblog

羽黒山は、今から1400年前に開かれ、出羽三山の始まりになったそうです。
山頂には、月山、羽黒山、湯殿山の三山の神々を祀る「三神合祭殿」があり、茅葺の木造建築物としては、日本最大級の大きさを誇り、屋根の厚さは2㍍もある、というガイドさんの説明でした。
国宝・五重塔は、均整のとれた優美な姿で東北地方では最古の塔であると。
私は、受傷直後だったので、三神合祭殿も五重塔も拝観せずバスの中で待機していました。友人は、雨の中でしたが五重塔のみ拝観でき感激していました。
樹齢300年以上の大木の杉並木は見事で、その奥にひっそりと建つ五重塔は風格があり、杉林を従えて荘厳な雰囲気をかもし出し素晴らしかった、と話して下さいました。
三神合祭殿も素晴らしい建物だったでしょうに拝観できず、友人には申し訳ない思いでいっぱいでした。

写真は、切手シートや、パンフから写しました。

三神合祭殿。茅葺屋根が見事で荘厳な雰囲気のある建築物であることが、想像できます。
 優美な姿の国宝・五重塔。
今回の旅した出羽三山の参詣は、
羽黒山で、現世の苦しみからの救いを願い、
月山で、過去の自分との決別をし、
湯殿山で、生まれ変りを願いつつ三山を巡るそうです。
過去との決別は、「忘れる」という事ではないと思いますので、月山での出来事は、常に頭の片隅に記憶しつつ、私なりに新しく生まれ変り、前を向いてGO・GOで~す。

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月山・弥陀ヶ原湿原

2009-08-20 13:23:50 | Weblog

     <弥陀ヶ原湿原に咲く高山植物「キンコウカ」>

旅の最終日は、月山・弥陀ヶ原湿原の散策と羽黒山の観光です。
月山(1984㍍)は、夏の訪れとともに山開きが行われ、7月も下旬となると弥陀ヶ原は大勢の観光客や、白装束の参拝者で賑わっていました。
1500㍍の高さにある弥陀ヶ原へは観光バスで移動。道幅は狭く大型車一台がやっと通れる広さで、曲がりくねった道。対向車とすれ違うときは、避難所まで戻り、そして前進しつつを繰り返し、高度な運転技術を欲求される険しい山道でした。
時折、下界に視線を移すと素晴らしい眺望に圧倒され歓声があがりました。

やがて、バスは駐車場に到着。眼前には広大な湿原が広がっていました。
どんな高山植物が咲いているのだろうか、と期待しつつ整備された木道を歩いたのですが、思ったほど花は咲いていませんでした。
それに、小雨が降ったりやんだり、風も吹き、時々雲間から太陽が顔を出したり、と山特有の変化のあるお天気でした。暑くなったり、寒くなったりで体温調節にも気をとられました。
湿原の一周も終わりに近づいた時、濡れた木道で足を滑らせ転倒、左手首を傷めました。痛みはあまりなかったのですが、腫れが強くなったので、友人に付き添って頂き、鶴岡市内のクリニックを受診し、応急処置をしていただきました。
過去、多くの観光地や、神社仏閣を旅しましたが、今回が初めての事故でした。
事故は、思わぬ所で、不意に発生するものですね。
これからも、注意力を集中させて行動するように気をつけますが、皆様もお気をつけください。
反省するだけならサルでも出来ますものね・・・。


             沼の中大小さまざまな沼が点在していました。

にイネのように見えるのは「ミヤマホタルイ」です。

濡れた木道。滑らないように、と気をつけてはいたのですが、転ぶ時は、あっ!というまでした。

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湯殿山・大日坊

2009-08-16 10:18:32 | Weblog

           <湯殿山・大日坊(寺院)>

明治初期、廃仏き釈の命があり羽黒山と湯殿山は神道に代わり神社となったが、大日坊は頑として神社化を拒んだため、寺は焼かれ、住職は処刑されたそうです。現在の寺は、その後に再建。
権力に逆らってまでも、お寺の存在を守った信念に感動しました。
江戸時代までは、京都の三十三間堂をしのぐ大きい間口のある寺院だったと。
徳川幕府の時代には、春日の局も参詣した、というほど由緒ある寺院で、二代将軍秀忠の病気平癒の祈願文を入れた箱が展示されていました。

長~い長~い住職の説法を聞きながら、疲れてしまい、尊いお話の内容は耳を素通りしてしまいましたが、衝撃を受けた忘れられないお話は、220年以上前の「即身仏」でした。
即身仏とは、全ての穀類を絶ち、木食の行に入り、内臓が腐らないように漆の液を飲み、難行苦行を積み重ね、生身のまま土中に入り、生き仏となった尊い人間の姿でした。
土中に入った後、千日後に弟子や信者の手によって掘り出し、洗い清め乾かして即身仏となるそうです。故に、ミイラとは違う、という説明でした。
現在、庄内地方には6体の即身仏が確認されているそうです。
私には、想像も出来ない厳しい仏門の修業を経て、即身仏となり、人々を救うために、身を捧げた人間の姿にショックを受け正視出来ませんでした。


境内には、紫陽花やタチアオイなど、綺麗な花が沢山咲いていました。

寒河江温泉に宿泊しました。ホテルから写したのどかな田園風景です。
手前は、最上川。夜の雨で川の水は濁っていました。

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出羽三山・奥参りの旅

2009-08-12 14:05:12 | Weblog

皆様お久しぶりです。
私は、先月左手首を傷め、今でも右手しか使用出来ませんが、リハビリを兼ねて17日遅れの旅ブログを投稿します。

7/26日から一泊で神秘の霊峰「出羽三山奥参り」に参加しました。
湯殿山、月山、羽黒山の三山を総称して出羽三山と呼ばれ、古くから山岳修験の山として信仰を集めた聖域だそうです。
そして今年は、「丑歳ご縁年」にあたり、湯殿山・大日坊では、通常非公開の秘仏ご本尊の開帳が行われていました。
この丑年に参拝すれば12回お参りしたのと同じとされ、大変ご利益があるそうです。

旅の第一日目は、湯殿山・奥の院の参拝です。
湯殿山・奥の院は「語るなかれ」「聞くなかれ」と言い伝えられ、写真撮影も禁止でした。え!!書いてもいけないの?と疑問がおき考えました。しかし、ブログに投稿するには記録として残したいので、あえて書くことにしました。
湯殿山神社は、社殿がなくご神体は巨大な茶色の岩と、その周りから流れる50℃のお湯です。まさに自然崇拝の信仰の山でした。
参拝の形式は、石段の参道を進み、現地?に到着すると、まず素足になります。次に、受付でお守りと紙の人形(人型)をいただき、お払いを受け、人型で全身をなでて水に流しました。歩を進めると、ご神体の巨大な岩が現れびっくりしました。
この側に、5~6㍍ぐらいの小高い岩の斜面があり、50℃のお湯が流れていて、その中を素足で上り、頂上?から崖下に向かって参拝しました。
お湯は、歩くのに支障をきたすほど熱くはありませんでした。が、絶え間なくお湯が流れている斜面を上り下りしたので、滑らないか、と怖くて必死で手すりにつかまっていました。
何とも不思議な参拝を無事終えほっとました。

湯殿山神社の朱塗りの「大鳥居」。
次回は、しばらくお休みしてから湯殿山・大日坊を投稿します。

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