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西美濃・円興寺城

2007年03月23日 | お城(岐阜)

小島城まででゆかえもんさんは離脱。残った3人でもう1城行く事にした。

円興寺城  大垣市青墓町5丁目
このお城は、山岳寺院を城跡として利用したと言われている。
城跡は「青少年憩いの森」として整備され、遊歩道がある。私たちは表参道を歩いたけど、裏参道と遊歩道はつながっていて裏参道からでも登れるようだ。案内板を見たら、裏参道の方が歩く距離が短かったけど、表参道の方が入り口真ん前に駐車場があって便利かも?

登城口から15分程で「仁王門跡」に着く。ここには礎石があり、松尾芭蕉の句碑もある。正面には展望台といってあと少し丘を登ると高台になっているのだけど、お城に関係ないからと疲れることはパスしてしまった。
仁王門跡から左手へ行くとすぐ右手に「刀石」があり、その奥に源朝長らのお墓がある。
「朝長って誰?」と聞いていた私だけど、説明板を見て頼朝のお兄さん(義朝の二男)と知りびっくり。平治の乱で京都から敗れ逃げ延びる途中、この地で比叡山の僧兵に見つかり、足に深手を負ったため自刃したそうだ。
お墓から5分ぐらい進むと右手に金堂跡、講堂跡があり、左手には多宝塔跡、僧坊跡がある。金堂跡の西や講堂跡の南には土塁があり、多宝塔跡には礎石や櫓台のような部分があり、僧坊跡はかなり広い。金堂跡の北東に登ると鐘堂跡があり、更に北東に3段の立派な削平地がある。全体に削平はしっかりし、広さがあって見やすい。

これで、この日のお城めぐりは終了。小寺城が城域に行けず残念だったけど、小島城が思いのほか素晴らしくてまたまた大満足な一日でした。