にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

おばあちゃんの折り紙

2005-06-01 | 日々の出来事
二ヶ月おきに2,3回我が家に遊びに来る80歳くらいのおばあちゃんがいます。
つい先日も続けて2回やってきました。そのときにたくさん自分で折った折り紙を持ってきてくれました。
この写真がそうなのですが、折り紙でシャツを作ったのだそうです。
ひとつひとつ個性的で、とってもセンスがいいのにはびっくりしました。
(しまいこんでしまうのはもったいない!)と思い、オブジェみたいにしてみました。
じっと見ていると、それぞれのシャツを着ている人のイメージを頭に浮かべているのです。
いつまで見ていても飽きないのが不思議です。
実は、きゅうちゃんの知り合いのおばあちゃんで、我が家から歩いて10分程のお宅から杖をついて歩いてくるのですが、いつも
「ここは遠いよ。ここまで来るのに二時間かかった」
と、すました顔で言うのです。
ユーモアたっぷりの小さいばあさん・・・
我が家での居心地がいいのか、本当に思い切りくつろいで、足を投げ出したり寝そべったりしながら
きゅうちゃんと三人でケラケラ笑いながら楽しい時間を過ごして帰っていきます。
先日も、出してあげた駄菓子をおみやげにつつんであげて、バス道路まで送っていくと
「いっから、はやく帰ってやれ」
と、まるできゅうちゃんを自分の息子のように心配していました。
そして、歩き出した後、何度も何度もこちらを振り返っては深々とお辞儀をするので、途中で帰ってくることができず、私も姿が見えなくなるまで小さな後姿を見守っているのです。
そのたび涙がこみ上げてきてたまりません~
私もきゅうちゃんも、いつもこの人を母親のように思っています。
私は亡くなったお義母さんに、(もっと優しくしてあげればよかった、もっと話を聞いてあげればよかった・・・)とずっと後悔してきました。
せめてその分、いつでも暖かく我が家に招きいれ、たくさん話を聞いてあげて楽しませてあげることが、極楽浄土にいるお義母さんへのせめてもの親孝行になるかもしれないと思っています。