光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

武田川コスモスロード‐木更津市馬来田

2020年10月16日 | 日記
 
10/14(水)天気予報が外れ薄日が射して来たので、ツレと木更津市馬来田(まくた)地区に在る武田川コスモスロードを見てきました。昨年は台風の為、コスモスフェスティバルは中止、コスモスの花も烈風の影響で散々でした。しかし今年は綺麗に咲いています。近来にないコスモスの当たり年です。



 馬来田公民館の駐車場に車を停めて公民館裏を流れる武田川沿いの道を歩いていきました。川に架かる橋を越え10分位歩くと「武田川コスモス・菜の花ロード」という表示板が見えてきます。ここが武田川コスモスロード、春は菜の花、秋はコスモスを楽しむことが出来ます。



 川沿いにコスモスがビッシリと咲き、武田堰(たけだせき)周りもコスモスに囲われています。今が花の最盛期ですね。



 天気が良いせいか見物人が多いです。中高年の女性が大半ですが、皆マスクをしているのに感心しました。





 コスモスの咲いている所は川沿いの道ですが、その外側はススキの群生です。日の光を白い穂が反射して、美しい秋の景観を演出しています。



 そして川ではカルガモが優雅に泳いでいました。



 このコスコスロードを2.4㎞位進むと、はんの木湿原やいっせんぼくと言う湧水地に行けます。私たちは少し疲れたので、中間点の万葉歌碑のある場所で引き返し、馬来田公民館に戻りました。


カマス漁が最盛期の富津漁港

2020年10月15日 | 日記
 
 10/12、下洲漁港で海苔漁師さんの話を聞いた後、第一海堡や五葉松展望台を眺めながら富津漁港に向いました。昼を過ぎていたので富津漁港は殆ど人がいません。漁港横の道を走っていると、2本ある突堤の右の方に海鳥が沢山集まって騒いでいるのが見えました。





 漁船が係留されている海にはブイの上に3羽の鵜がとまり、時折威嚇する為か大きく羽ばたいていました。



 突堤に係留されている1隻の漁船から海に向かって魚が投げ捨てられています。それに向かってトビやカモメが飛んで来たのです。





 漁船に近寄ってみると船首と船尾に分かれ、漁師さんが網から魚を取り除いていました。網の目には魚がイッパイ付いており、それを外すので一苦労。魚は今が旬のカマスでした。



船尾にいた2人の若い漁師さんにカマスの選別をしているのですか?と聞いてみました。「網の目に入った魚を外しています。もうこれは売り物にならない魚なんですよ。だから鳥にやってます。」との事でした。大きなカマスもいてもったいない気がしました。





 売り物のカマスはクーラーボックスに入っているようです。後から軽トラが漁船の前に停まり、クーラーボックスを積んでいました。


秋の富津岬と下洲漁港-富津市

2020年10月14日 | 日記
 
 10/12(月)ツレと富津市のひろ寿司で、海堡丼と上にぎり寿司のランチをとった後、車で10分位のところにある富津公園を訪問しました。富津岬の先端に在る公園で明治百年記念展望台が目を引きます。この五葉松をかたどった展望台は昭和46年(1971年)の建設で、高さ21.8mあります。平日なのにかなりの人が来ており展望台にも多くの観光客が登っていました。





 迷走台風のせいで海岸は少し波が荒いです。しかしカイトボーディングをする人が何人もいて、沖の波間を滑っていました。





  この後9/26に海苔の種付けを撮影に行った、太平洋側の下洲漁港を訪ねました。あれから17日も経っているので、種付け場はガランとしています。海苔網を巻く水車も風に押されて静に廻っているだけでした。漁港には沖の海苔育成場所から戻る舟が多くなってきました。昼飯を食べるための様です。





 食事中の漁師さんに「海苔網はもう設置したのですか。」と聞いてみました。「今貼っている最中。でもクロダイ等魚による食害があるので慎重に作業中だよ」と答えてくれました。順調にいけば11月の終わりに海苔が収穫でき、私たちの食卓に江戸前の新海苔があがるとの事でした。



第10回ふっつ海堡丼フェア-富津市名物

2020年10月13日 | 日記

 迷走台風14号が漸く去った10/12(月)、ツレと富津市新井のひろ寿司を訪問。10/1~11/30日まで富津市で開催されている「ふっつ海堡丼(かいほうどん)フェア」の海保丼を食べてきました。ここひろ寿司は国道16号線に面した地魚料理で地元の人に愛されている店。私たちも4~5回来ています。

 また海堡と言うのは富津岬に在る明治から大正にかけて帝都防衛の為に造られた人工島。現在は第一海堡と第二海堡が存在しています。海堡の周りは、潮の流れが激しく航行の難所ですが好漁場で様々な魚介類が獲れます。ここの魚介類を使ったのが海保丼。なお第一海堡は富津岬から見えますが、昔のTV番組、ひょっこりひょうたん島によく似た面白い形の島です。
   トップの写真左が第一海堡。




 
 開店は午前11時からで、着いたのは11時15分頃。入店はできましたがまだ開店準備中でした。係の人がお茶とおしぼりを持ってきたので注文をしました。私は海保丼(税込み1430円)ツレは上にぎり寿司(1650円)をお願いしました。2分程でサービスのもずく酢が出てきました。サッパリして美味しいもずく酢です。店内は天井が高く広々として開放的。





 もずく酢から5分位で海堡丼と上にぎりが登場しました。海保丼は海堡近海で獲れた魚介類を中心に8種類のネタが豪華に盛られた丼。ネタの下のご飯にはかつお節と富津産の刻み海苔をまぶしてあります。ネタが新鮮で美味しいですね。大好物のエンガワもありプリプリでした。海苔とサヤエンドウ、ネギが入った味噌汁が付いており、このボリュウムでこの値段、コスパは最高です。





 ツレが頼んだ上にぎりはネタが分厚く大きいです。種類は中トロ、赤身、ホタテ、海老、ハマチ、卵焼きの握り6巻とイクラの軍艦、鉄火巻が3巻です。これに味噌汁が付きます。私も中トロをご相伴しましたが、絶品でした。脂が程よくのってとても美味しかったです。



  最後に海保丼フェアと言う事で、シャーベットがサービスで出てきました。ちょっと固めですが、口の中で溶けてゆきます。12時近くになり混んできたので、店を出て富津岬に向かいました。



木更津市郊外の散歩道と野鳥たち

2020年10月12日 | 日記
 
 曇り空で雲間から日が射しこんでいた10/4(日)、何時もの様にツレと自宅近くの田んぼ道を散歩中の事でした。休日のせいか午前6時頃という早朝にもかかわらず、散歩をする人と沢山出会います。当ブログによく出て来る、私たちの散歩道はこんな感じの田舎道。

 暫く歩いていると大きなゴールデンレトリバーを連れた近所のおじさんに出会いました。犬は不愛想ですが、ちらっと私たちを見て尻尾を何回か振っていました。以前我が家のネコたちと近所の犬で紹介した、餌の皿を咥えていた面白い犬です。



  さらによくお会いする方が、犬を連れて足早に歩いてきました。あまり人に慣れない犬だそうですが私たちにはとても愛想がいい、可愛いワンコです。





 田んぼの横の農業用水を覗くと、カルガモが3羽泳いでいました。しばらく前にカルガモたちは集結して何処かへ飛び立っていきましたが、まだ残っているカルガモ一家がいるようです。





  近くにはこの頃よく見かける冬鳥のタシギが餌を啄んでいました。鳩位の大きさの鳥ですが、くちばしが長くて愛嬌があります。





  その内にシラサギもやって来て一緒に餌を捜し始めました。最近よく見る光景です。





 また農業用水の端には、蜘蛛の巣に引っかかった落ち葉が陽に当たって輝いていました。水上ではタシギの長い口ばしに水滴が付いてとても綺麗。気温も下がって秋も本番ですね。



秋の木更津港・内海北公園

2020年10月09日 | 日記
  
 10/3、1か月ぶりに木更津港をツレと撮影に行きました。9月に訪問した時より、光の強さが和らいでいるように感じる今日この頃。県道87号線を木更津倉庫側の信号を右折し、道なりに進みました。突き当りが木更津港の内海北公園です。

 広い駐車場があり、釣り人の車が10台近く停まっていました。解放感イッパイの海の公園です。前方には日本一高い中の島大橋、手前の堤防にシラサギが不思議な顔をして沖を見ていました。





 対岸に見えるのが内海公園。木更津港には2つの釣り公園があり、賑わっています。そして堤防にはシラサギや鵜等が沢山群がっています。また土曜日のせいか家族づれや女性の釣り人が多いですね。





 自衛隊の見える釣り場には女性が大きな犬を連れていました。水を飲ませてもらっていましたが、おとなしくて賢い犬です。





 家族ずれが釣る少し先を漁舟が速度を上げ沖に出ていきました。何隻か続いていきました。積んでいるのは海苔網のようです。海苔の飼育場に向かったのでしょうか?海水温も下がって海苔育成の季節、海も秋の気配を強めてきました。



吾妻神社の彼岸花-木更津市

2020年10月08日 | 日記
 
10/3、162年も前に建立された(1858年建造)道標江戸みち周辺を散策した後。車を停めた吾妻神社に参拝しました。鳥居を潜り参道を進んでいるとバスの排気音が聞こえてきました。後ろを振り返ると丁度木更津行きの路線バスが神社の前を通過するところ。その時見た鳥居の後ろには大正10年(1921年)9月吉日建立の文字が刻まれていました。由緒在る鳥居のようです。また参道には1株の彼岸花がポツンと咲いていました。





 この神社の祭神は弟橘姫。日本武尊東征のみぎり、相模から上総に渡ろうと船で航行中大しけに遭遇、その時妃の弟橘姫が海中に身を投げ人柱になって難を逃れたとの由。その後姫の袖がこの近くの海岸に漂着、これをこの地に収めて吾妻神社を建てたと言われています。

  社殿の前まで進み参拝をして右手の鏡ケ池に向かいました。鏡ケ池の周りにも彼岸花がひっそりと咲いています。この池は弟橘姫が使用した鏡を日本武尊が沈めたと言う伝説もあるそうです。池には錦鯉が沢山泳いでいます。盗難や鳥害を防ぐため網やロープが張られていました。



境内の左には、彼岸花の群生を見る事が出来ます。氏子さんの手入れが行き届いた綺麗な境内です。





  御神木の様な大木の近くにも1株の彼岸花が咲いていて趣がありました。
 


境内には2m位の高さの富士塚もあります。そこにも5~6株の彼岸花の姿を見る事が出来ました。



  また富士塚の左には4体の石仏が置かれていますが、その後ろにも彼岸花が咲いておりとても綺麗でした。



木更津市吾妻の道標「江戸みち」付近を歩く

2020年10月07日 | 日記

 秋晴れで過ごしやすい日になった10/3(土)、ツレと県道87号線沿いの旧街道を散策しました。県道近くの吾妻神社駐車場に車を停め、旧道を木更津方面に向かいました。木更津では小倉アイスで知られた東屋を通り越すとかなり広い三叉路。その角に旧い石の道標が立っています。この道標は安政5年(1858年)に建立されたもの。





  先端部には指をさす手が浮き彫りにされています。左手には吾妻神社、右手には江戸みちと刻まれています。そして中央部には傷があり、折れた石柱を再度つないだようです。





  江戸みちと刻まれた下には「東都小網三艾問屋 釜屋治左ヱ門建立」とこの道標を立てた人の名が刻まれています。この釜屋艾(もぐさ)は現在も東京都中央区日本橋小網町6-1に存在しています。代表取締役社長も富士治左衛門さんです。162年も経つのに江戸時代から続くもぐさ問屋が現存しています。凄い事ですね。



 この標識の指す江戸みちの方にツレと進んでみました。住宅地を抜けると通称アジサイ通りと言う道にぶつかり、それを過ぎると内房線の線路まで行きます。内房線路を超え暫く行くと「房総往還旧道」、この道を左に行くと江戸方面に向かい、右に進むと木更津、富津です。





  アジサイ通りから道標のある場所まで戻り、旧道を木更津方面に歩きました。5~6分で吾妻豆腐店、ここで出来立ての厚揚げと豆乳プリンを購入しました。手づくりの絶品プリンと厚揚げです。ツレがここの大ファンです。





  旧道を暫く行くと平等院が見えてきます。ここには民謡「会津磐梯山」に出て来る小原庄助さんの墓があるそうです。また道路を隔てた廃屋の陰には赤い鳥居。奥にひっそりとコンクリートの社殿がありました。漁村に多い小さな神社です。ツレと並んで参拝してきました。












木更津・朝の海②‐新町船溜りと牛込漁港

2020年10月06日 | 日記

 金田漁港を後にしたのは午前7時半頃。海沿いの道を袖ヶ浦方面に進むと小さな新町船溜りに到着。ここからはアクアラインが沖に延びてパーキングエリアの「海ほたる」に入るのがよく見えます。丁度手前にシラサギがいてとてもフォトジェニック。船溜りでは漁師さんが舟の整備をしていました。





 船溜りを散歩しているおばさんに何を撮っているのか聞かれたので、「船溜りとアクアライン、海苔の育成場です」と答えました。おばさんも昔は海苔の種付けから商品になるまでやっていたそうです。昔は機械がなく体が大変だったと言っていました。また船溜りの左手には海難事故で犠牲になった方の慰霊碑があります。ツレと参拝して撮影してきました。





 また慰霊碑の近くにはネコが潜んでいて、私たちの方をじっと見ていました。この船溜りも以前と比べると大分整備され綺麗になっています。でも先程のおばさんが、ここに舟を係留するだけでもお金がかかると言っていました。アサリや海苔の収穫が減っているので漁師さんも大変です。 
 その後袖ヶ浦市との境にある牛込漁港に向いました。





 牛込漁港は三井アウトレットパークの側にあり、キサラピアの観覧車が良く見えます。丁度私たちが漁港に入ると沖から舟が帰ってくるところでした。海中電柱の辺りから何隻かが戻ってくるのが見えました。



 また反対に沖に出てゆく舟も見えます。海苔網を張りに行くのでしょうか。



  朝から色々仕事があって漁師さんも大変です。




木更津・朝の海①-見立海岸と金田漁港

2020年10月05日 | 日記

 前日の雨も上がり爽やかな秋晴れになった10/2(金)、ツレと久しぶりに木更津の朝の漁港の光景を見て周りました。朝の漁港は空気が澄みとても爽やか、心が洗われるようです。前日は天候が悪くならなければアクアライン周辺のあさりの漁場の清掃予定で、漁船が一斉に出港したのですが、中止になったようです。それで翌日の2日に木更津の海を見て周りました。

 最初は見立海岸、アクアラインの木更津側の海です。海岸通りには黒い猫がいました。慣れているようで近寄っても逃げません。





 そして見立海岸潮干狩り場には何時もの恐竜が、にこやかに立っていました。朝6時頃、東京湾に伸びるアクアラインの橋脚に陽が当たって白く輝いています。橋の上は平日のせいかトラックやバスが多く走っていました。これが休日になると乗用車が数珠つなぎ、木更津・金田IC付近は早朝から大渋滞になるのです。





 アクアラインの下を潜り袖ヶ浦方面に進むと金田漁港・堀船溜り。漁船が沢山停泊しています。



 9月16日から3日間位通って撮影した海苔の種付け場に行ってみました。「夏草や兵どもの夢の跡」ですね。あれから2週間も経っているので誰もいません。綺麗に片付けられていました。あの時の慌ただしい光景が夢のようです。





 漁船を陸にあげ、船底の手入れをする場所で写真を撮っていると、軽トラに乗ったおじさんがやって来ました。荷台に乗って海を見ています。もう海苔網を仕掛ける船も出ているそうなので、それを見ているようでした。