光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

狸伝説の地・證誠寺周辺の光景-木更津市

2020年10月29日 | 日記
 
10/27(火)ツレと木更津駅近くの證誠寺周辺を訪問、撮影して来ました。郊外の金田地区にある、三井アウトレットパークやコストコが人気を集めているせいか、駅周辺はドーナツ化現象で過疎化が止まらない今日この頃。古き良き木更津の姿を撮影すべくカメラを持って2人で散策です。


  
 駅西口の市営駐車場に車を停め、八剱八幡神社横の江戸時代から続く房総往還を君津方面に進みました。2~3分で古い狸の絵が描かれた證誠寺の看板が見えてきました。看板の方向に進むと今が盛りの萩の花とようこそ證誠寺へという案内板が私たちを迎えてくれます。
 そして参道を行くと本堂。お賽銭を入れ参拝しました。



 ここは有名な童謡「しょうじょうじの狸ばやし」が生まれた地。詩人の野口雨情が、證誠寺に伝わる狸囃子伝説を題材に作詞し、中山晋平が曲を付けて大正14年(1925年)に児童雑誌「金の星」に発表、全国に広まりました。この證誠寺は今は住宅に囲まれていますが、昔は矢那川の畔にある寂しい寺でした。





 私たちはその矢那川の周辺を散策しました。この辺は廃屋や空き地が多いですね。今年の2月頃訪れた時には、古い建屋があったのにもう更地になっていました。上が現在の状況で、下が2/5に同じ場所を撮影した物です。





 近くにお洒落な店がありました。「香と紙の店・北原」です。ショーウインドーに、鳩居堂の便箋・封筒いろいろと書き出されています。早速便箋や封筒マニアのツレが入店。ニコニコしながら絵はがき等を購入していました。



 その後木更津会館(千葉県唯一の現役見番)の前を通り、ランチを予約している「いせもとカフェ」に向かいました。この木更津見番は昭和30年代に建てられた貴重な建物で、今も木更津芸者の稽古場として使われています。