光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津に残る江戸時代の街道跡をゆく①‐道標・江戸みち付近

2020年08月12日 | 日記
 
 前日小倉アイスの東屋に行った際、近くに小さな赤い鳥居のある祠を発見。気になったので8/8(土)早朝再訪、ツレと付近を撮影して来ました。その鳥居と祠の前はバス停、何かタイムスリップしたような不思議な雰囲気がある場所でした。

 この通りは県道87号袖ヶ浦木更津線の一筋東にある旧道。江戸時代の主要街道・房総往還に続く路でもあります。87号線と旧道の角には大和武尊由来の吾妻神社があり、小倉アイスの東屋を通り過ぎると旧い石の道標が見えてきます。



 この道標は安政5年(1858年)に制作された物、中央付近に折れたような継ぎ跡があります。東を指さし「江戸みち」北向きに「吾妻神社」を指した文字が刻まれています。江戸みちの下には「東都小網三艾問屋 釜屋治左ヱ門」と書かれ、この道標を寄贈した方の名前がありました。この釜屋艾(もぐさ)問屋は現在も東京小網町に残っており、艾問屋を続けているそうです。





 この吾妻神社からの旧道沿いは古い家屋や店舗が沢山残っています。ただ廃屋になったり、壊され空き地になった場所が目立ちます。旧道沿いにあった新聞店は、昨年の台風で被害にあった為、店を壊して奥に仮店舗を立てて営業していました。周りには蔦のからんだ電柱等がありチョット不気味な雰囲気でした。





 暫く歩くと右側に越前屋ラジオ店と言う電気屋。ラジオ店懐かしい響きですね。電気屋と言えば昔は皆○○ラジオ店とついていましたね。



 道の斜め前は吾妻豆腐店。時間を見ると午前5時40分頃ですが、もう開業していました。奥からおばさんが出てきたので、豆乳プリン(税込み120円)2個と出来立ての厚揚げ(100円)を2枚を購入しました。



 私は以前この豆腐店に来たことがあり、庭のヒョウタンを撮影した記憶があります。出てきた御主人にまた撮らせてもらいたいと言うと、今年は雨が多くて皆腐ってしまって1個だけ残っているとの由。犬と一緒にそのヒョウタンを撮影です。



 撮影が終わって自宅に戻り、先程購入した厚揚げを朝食にいただきました。美味しいですね、厚揚げは切り目を入れ生姜を薬味に醤油をかけて食べました。弾力があり中はトロトロ、大豆の味が生きてました。豆乳プリンはなめらかで、のど越しが良いです。あまり食べた事のない優しい甘さ。また食べたくなりました。



 廃屋の木陰をイトトンボがふわりふわりと飛んでいました。あの世とこの世の境を飛行しているようです。新型コロナ流行の中、今年もお盆が近づいてきました。当ブログも明13日から16日までお休みいたします。再開しましたらまたお付き合いの程宜しくお願い致します。管理人




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