Chiakiの徒然日記

修学旅行

中学校の修学旅行は、中学2年の10月初旬だった。
その1週間前に、猛烈な台風19号が熊本を直撃、我が家も屋根瓦が飛ぶなどの被害を受けたし、
同級生の中には家の2階部分が吹っ飛んだという人もいた。
そして、学校自体も被害を受け、プレハブ校舎の2階部分に位置していた1年12組と13組の教室が壊滅、使えなくなった。

そんな状況にも関らず(笑)、修学旅行へと出発。
行きはバスだった。
13台のバスで出発したのだが、当時2年13組にいた私たちが出発したのは1番最後だった。
関門大橋手前のSAで休憩があったのだが、事前にある先生から
「休憩は15分。1組が基準だから、キミたちは3分あるかな~?」
なんて脅しを(笑)掛けられていたので、どうなることかと思ったが、
基準は私たち13組だった。トイレに行って、巌流島を眺めるぐらいの余裕はあった。

2日目はバスの順番が逆になり、私たち13組がトップだった。
道中、「黒い雨」というビデオを見せられたのだが、クラスの半分以上が映像の悲惨さにより
バスによってしまい、SAではみんなぐったり。
そんな生徒たちの様子を見た担任が、ガイドさんに映画の中止を申し出てくれて、
その後は安心してバスに揺られていた。カラオケ大会が繰り広げられた記憶が…(笑)

その後宮島に行ったのだが、先の台風19号で厳島神社は倒壊、参拝は禁止されていた。
例年ならば、鳥居の前で記念写真を撮るのだが、生憎満潮だったので、別の場所で記念撮影となった。

そして3日目。広島市内に行き、原爆ドームと資料館を見学後、駅へ。
新幹線の座席は予め決められていて、乗る順番から乗り方まで、散々練習を積んできた。
乗ったら、とりあえず座席につくこと。荷物は新幹線が動き出してからゆっくりと網棚に載せることなどを
しつこいくらいに言い聞かされていたので、その通りにやった。

でも、そうは上手くいかないのが世の中というもので。
先行する1組から7組までが乗る新幹線から、広島で降りてきたのは高校生の修学旅行生。
新幹線の停車時間1分を過ぎてもまだダラダラ、ダラダラと降りてきている。
学年で1番怖い先生に青筋が立つのが見えた気もするが、だからこそ却ってみんな乗り始めたら早かった。
そのおかげか(?)、帰ってからの総括では褒められることの方が多かったような。
ま、あのとき、ダラダラと降りてきてくれた高校生に感謝しておこうか(笑)

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