やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

中央墓地にて謝罪のお話。

2009年04月18日 | 
 「中央墓地」。ここはウィーンに行きたいと思った時点で(つまり5年前)、行くべき場所リストのトップに載った場所です。墓地第32区に、ウィーンで活躍した作曲家達のお墓がずらっと並んでいるのです。モーツァルト(記念碑だけだけど)、ベートーヴェン、シューベルト、ヨハン・シュトラウス(1世、2世)、ヨーセフ・シュトラウス、ブラームス、ウォルフなどなど。

 わたくし、これらの作曲家さま達に謝罪に行って参りました 今までに犯した間違い、罪、愚行などを謝り、そんでこれからもよろしくねとお花を買っていきましたです あ、でも4人だけね、謝罪したの。モーツァルトとベートーヴェンとブラームスとシューベルトだけね。だって滅多にシュトラウスは弾かないんだもん(笑)ってそゆ問題? 


 まずはブラームスから。

 
 スミマセン、あんな事やこんな事をしてしまいました。ばよりんソナタ全曲、殺しました。あなた様のコンチェルトは一生弾けません。何であんなに難しくしたのよぉ 何であんなに10度(手を目一杯開いてひぃひぃ言いながら弾く重音のコト)を立て続けに書いたのよぉ 本当は大好きなんだけど、オーディションでブラームスを弾く度に「うぎゃ~~~」って思いマス。でも今度、びよら五重奏をもう一度弾くチャンスを下さい・・・。

 お隣はヨハン・シュトラウス。どうもどうも! 「美しき青きドナウ」とか楽しく弾かせてもらいました~。どうもどうも!! 


 次。シューベルト。

 
 あぁ~~ん、大好きぃ~ オーディションに時々出る交響曲2番はキライだけど(笑)。去年弾いた「グレート」はとても楽しかった。異様に長くても好きよん
 でも、もし子供たちに間違ったシューベルトを教えていたらゴメンなさい あなた様が、好きな人と弾く為に、パーソナルスペースのないピアノの連弾曲を書いた事は子供っちには言ってないから。「独身の丸々とした優しい人」って言ったから。

 その次。ベートーヴェンさま。「どうして死んでしまったの?!」 


 ベートーヴェンは基本的に何でも好き。オーディションに載ってしまっても「まぁいいか」。こうやって「ベートーヴェンが一番好き」とどこでも公言し、「どの作曲家が得意?」って聞かれると公然とベートーヴェンと答える馬鹿なChewie(一体どれだけ他の作曲家が苦手なのよ )。お世話になっております。きっと、あのベートーヴェンの「むきゃーーーー」な気性がワタクシにもあるのです。でも実際に弾く時には「あちゃ~ベートーヴェン・ラブなのに、こんな演奏しちゃって良いのかね」と焦ります 今年の夏こそ、コンチェルトをちゃんと勉強します!!…ってもう2年は言ってる カルテットも弾かせてね

 最後。いくら御許しを願っても許され無さそうなモーツァルト(って今友達に言ったら「誰も許されないと思うよ~」だって)。実際のお墓は、ここではないのだけど、記念碑が他の作曲家達のお墓に囲まれた所にあります。

 本当にスミマセン、土下座して謝りたいくらいです あんな事やこんな事、特に去年の11月には…この前の1月も・・・。あぁ・・・
 時々子供っちがモーツァルトのコンチェルトの3番をレッスンに持ってきたりすると、どうやっても言葉で説明出来ないで「・・・こうやって弾いてみて?」で済ませる、出来の悪い先生です。ごめんなさい

 あまりご縁のない作曲家の方々のお墓たち↓ 歌曲やオペレッタを中心に書いた作曲家の方々には未だご縁がございません。
   

 はぁ~~~~他の作曲家さま達にも、謝る事はいくらでもあります。ずど~んと暗くなってきた所で次のブログエントリーへGo!