元!4級審判員の日記 

2002年9月より始めたブログもはや22年〜
2005年からのJFA3級は今も維持、今は元!と名乗っています。

☆the Analects of Confucius

2005-08-08 06:21:08 | books
☆論語と算盤
@渋沢栄一を完全ではないが読了
本書はさほど難しいことを書いてはいないと思うのだが、なかなか読み進まなかった。
結局渋沢の云わんとしていることは論語と算盤は一致する(仁義を守りながら、おカネ儲けはできる)ということ、論語には富やステータスを願うこと自体が悪いとは書いてはいないということ、なのかな。
まあ、老翁がそれまでの経験考えをもとに、当時の若輩者にむけたメッセージを書いたと思えばそんなもので、論語について、特に儒学者の間でその解釈が間違っていると、渋沢が訴えていることを整理すればこんな感じか。

論語
富と貴とはこれ人の欲する所なり。その道を以てせずにして之を得れば処らざるなり。貧と賤とはこれ人の悪む所なり。その道を以てせずにして之を得れば去らざるなり。
従来儒者の誤解
「仁義王道」と「貨殖富貴」との二者は氷炭相容れざるものとなっている。富貴を軽んじだところが論語にはあるように思われる。
渋沢栄一の解釈
実はそれは側面から説かれたもので、詳細に考えてみれば、論語には富貴を賤しんだところは一つもない。孔子の言わんとする所は、道理を持った富貴でなければ、むしろ貧賎の方がよいが、もし正しい道理を踏んで得たる富貴ならばあえて差支えないとの意である。「その道を以てせずして」がキーワードだ。

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