ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

最後のオープンキャンパス

2009-08-06 | 我が家の近況報告
昨日はお仕事お休み。
で、娘ッ子とともに、またまたオープンキャンパスへと行ってまいりました。

今回訪れたのは、今までで一番の小規模校。
これで志望候補となる大学を見に行くのは最後です。
ここを見て、どこを志望校とするか最終判断をします。

さて、どんなところなのか。楽しみ楽しみ。。。

・・・が、大学まで行ったはいいけれど
ほとんど中を見ることもなく、話を聞くこともなく
ものの5分も経たないうちに私たちは 逃げ帰ってきてしまいました

理由はと言えば。
なんともいえない異様な雰囲気を感じたから。

建て替えられて間もないとみえて、建物はとてもきれいです。
きれいすぎます。
きれいというよりは、美しいと言ったほうがいいかもしれません。

個人的な好みで作られたのでは?と思うような芸術的な作りのロビーは
本当にここで学生たちが生活しているのか?と思うほどぴかぴかに磨き上げられ
チリひとつなく、来客や学生たちへの伝言板も張り紙もいっさいなし。
あるのは、学長のお言葉と思われる文面が掘られた重々しい石の置物だけ。

募集人員が少ないせいか、オープンキャンパスといってもまったくオープンではなく
参加者全員が一緒に行動するタイムスケジュールで
自由に構内を見学することはできません。
シーンとしたロビーで、学生たちによる流れ作業の受付を済ませると
すぐに説明会会場へと案内されましたが
説明会の時間まで1時間もあります。

他校の場合、その間にいろいろ見て歩いたり学食で食事をしたり
個別に話を聞いたりできたのですが
ここは、そのまま1時間座って待て、と。
しかも飲み物すら配られない。
他校はどこも最初にペットボトルの飲み物がもらえたのですが
ここでは、最後の個別面談を受けた人のみがもらえるらしい。

とりあえず席に座ったものの、なぁんか重苦しい空気に耐えられず
いったん外に出ようか?と言うと、娘も即座に了承。
「ちょっと出てきます」とそこにいた学生に断って外に出ると
娘ッ子はまるで逃げるように走り出しました。

そのまま途中にあったカフェに入り、さぁどうする?と相談。
お互いの感じたことを正直に口にしてみました。
ほとんど同じことを感じていたらしいです。

どう感じたかと言うと。。。

いったん中に入ったものは決して外には出すまいという、魔物のような気配。
どこか上からすべてを見張っているものがいるような威圧感。
自由な発言を許さず、聞かせるのはえらい人の言葉だけでいいという
独裁者的な経営体制。
自分たちの仲間になると決まったものにしか中を見せないという閉鎖的な雰囲気。

入試要綱を見ると、第1回のAO入試のエントリー締め切りが
説明会当日となっていました。
よく考える間もなく、焦らせて申し込みをさせてしまおうというえげつなさも感じます。
日程が平日なのも、親が仕事に行ってる間に学生1人で来させて
相談する間を与えない、という策略にも思えるし。

結局、ここを志望校とすることはないだろうということになり
そのまま戻ることなく、パスしてしまったのでありました。

あぁ、怖かった。

ただ、決していやな思いをしたわけではないので
戻らないと決めた時点で「こういうこともあるんだねぇ」と大笑いしました。
貴重な経験でしたよ。

もちろん、もしかしたらとてもいい学校なのかもしれません。
私たちが勝手に想像しているだけで
本当はとてもオープンな自由な校風かもしれないし
学長は魔物なんかじゃなく、ステキな王子様かもしれない。

でもやはり第1印象というのは大事です。
通う気になれないと思ったら最後
おそらくどんな話を聞いても疑ってかかることになったと思います。

そんなわけで、前回見に行った大学をやはり第1志望とすることに決めました。
あとは娘にがんばってもらうのみ。

いろんな大学があるもんですねぇ。
おかげさまで、楽しい経験をさせてもらえました。


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