ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

今年最後の通院

2009-12-30 | 闘病生活
今年も残すところあと1日。
1日?本当か?明後日には新年を迎えてしまうのね。
てなわけで、大慌てでブログ更新です。

先週の土曜日。今年最後の通院日でした。

診察室に入るなり「京都はどうだった?」とI医師。
看護師さんにも、腹水抜く時にたまたま居合わせたH医師にも同じこと聞かれましたよ。
なんでみんな、そんなに京都に食いつくの?
「京都にいる間は元気だったんですけどねぇ、帰ってきたらやっぱり調子悪いです」と答えると
みんな「そういうもんだよねぇ」と笑うし。

京都へ行く以前からですが、腹水の溜まったお腹をかばって寝るせいか
腰や背中が痛くて痛くてたまりません。
痛み止めをもらって飲んではいるのですが
飲む間隔がだんだん短くなってきています。
つまり効き目が悪くなっているってこと。

1日3回食後に服用のところを、寝る前にも追加で飲んでますが
それでも夜中に痛くて目が覚める始末。
夜中のすきっ腹に薬を飲むのもためらわれるので我慢していたのですが
I医師いわく「胃がないんだからすきっ腹でも関係ないよ」だと。
そうか、そうだった。
薬で荒れるのは胃であって、腸や食道は関係ないんだ。
安心しました。

それでも夜中に目が覚めるのはしんどいので
寝る前だけでももうちょっと強めの痛み止めがほしいとお願いしたところ
新しい薬を処方されました。

こんなの。

デュロテップパッチという、小さな小さな張り薬です。
モルヒネに代わる鎮痛剤で、ガン性の痛みによく効くんだそうです。
この小さな透明のパッチのいったいどこに痛み止めが仕込まれているんだか。
これだけで3日間効果が持続するっていうんだから、医療技術の進歩ってすごい。

しかも、痛みのある場所でなくても、体のどこに貼ってもいいんだって。
どこからでも皮膚を通して神経に作用し、痛みを押さえてくれるとか。
ただし、捻挫とか腰痛とかの外因性の痛みには作用しないそうです。

さっそく診察中に1枚貼ってもらい、3日後の火曜日に貼り替えて今日にいたっておりますが
あまり効果は感じられません。
やっぱり痛いです。

でもこれは、私にとっては喜ばしいこと。
I医師は、腹膜のガンの再発による痛みだと決めつけてこれを処方してくれたわけですが
効かないってことは、ガン性の痛みではなく
単なる腰痛、単なる頚椎症である可能性が高いわけですからね。
もちろんちゃんと検査してみないとわかりませんが
広範囲に転移しているわけではないという希望が持てるだけでもありがたいです。

でもやっぱり痛いのは辛い。」
パッチの効果が出てほしくもあり、出てほしくなくもあり。複雑。。。

このパッチと併用で処方されたのがオプソという水薬ですが
これは腸閉塞で入院した際、あまりの痛みに朦朧としてる最中に
看護師さんから、赤子のようにチューチューと吸わせてもらったのを覚えています。
かなり強力な、即効性の痛み止めです。
どうしようもないときにはこれを飲むようにと言われたので
ある晩、夜中に目が覚めたとき飲んでみました。
水薬なので、いちいちコップにお水を汲みに行かなくてすむのが便利です。

しか~し。
飲み慣れていないせいか、そういう薬なのか
ものすご~く眠くなります。
夜中に眠い分にはかまいませんが、翌日の朝いったん起きて
家事をあれこれやっている間も目がチカチカしょぼしょぼ。
一通りのことを終えたあと、もうダメだ、もう一回寝ようと横になったら
娘が出入りしてるのにも気づかないくらい深い眠りに落ちてしまい
目が覚めたら午後の2時過ぎ。
時計を見て、我が目を疑いましたよ。

こりゃあ、飲むタイミングに気をつけなければいかんなと思いました。
もともとあまり頻繁に飲まないようにと言われていて
処方された数も少ないので
ほんとにどうしようもなく痛くて
どうにかしなければいけないときにだけ飲むようにしようと思います。

結局、いままでと同じく、ロキソニンという普通の痛み止めを飲んでおります。
これで年末年始、どうにか乗り切るしかないでしょうね。

この日もやはり腹水を抜いてもらい
もし辛かったら年内にもう1回来てもいいけど
大丈夫そうなら次は年が明けてからということになりました。
抗がん剤治療は、この痛みを薬でコントロールできるようになってからじゃないと
始められないそうです。
なかなか先に進みませんね。

とりあえず、お正月に救急外来に飛び込まなくていいように
食べるものには充分気をつけて過ごそうと思っております。

通院の翌日には、家族で忘年会をしましたよ。
北海道の親戚から送られてきた毛ガニをムシムシとほじくって食べたあと
私特製の鶏団子をたっぷり入れたお鍋。
お鍋の出汁も、北海道の昆布。
ご飯はこれまた北海道の鮭を使った混ぜご飯。
北海道尽くしでございました。

私はあんまり食べられなかったけど、兄と娘がたっぷり食べてくれたのが嬉しかったです。
たくさん食べてくれる人がいると作り甲斐がありますからね。
私も早く、たくさん食べられるようになりたいです。

ではみなさま。
今年もお付き合いありがとうございました。
おそらく今年の更新はこれが最後だと思います。
また来年もよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えくださいませ。