ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

15回目の点滴

2007-11-11 | 闘病生活
快適な生活にも別れを告げ、早くも15回目の点滴を受けてまいりました。

朝から雨。
着て行くものに困ります。
雨だし寒いからスカートなんかはきたくないけど
私はパンツルック持ってないし。
お腹が窮屈なのもダメだし。

結局、家で着ているトレーニングウエアみたいなズボンに長袖のTシャツ
それにパーカーを着て帽子をかぶって、まるでジョギングスタイル。
こんなかっこで電車乗ったことないぞ、ってな格好で出かけました。
なりふり構っていられるかい!わたしゃ病人じゃい。と開きなおって。

採血は、前にもお世話になった両家のお嬢様風キレイなお姉さま。
あいかわらずお上手ですこと。

朝食をとり、診察へ。
I医師は鼻炎に苦しんでおられました。
診察中も鼻はかむし、くしゃみはするし。
病院へ来ると症状がひどくなるんだそうです。
仕事嫌いなんですかぁ?

白血球は3800。好中球は38%で1444。順調です。
風邪をひいてたんですけど・・・と報告したら
他の数値を見て「う~ん、まったく異常なしなんだけど」と。

んなこと言ったって、ホントにひいてたんだもん。
くしゃみも鼻水も出たし、頭痛もしたんだから。
それに私には珍しく、いったん治りかけたのがぶり返したりもしたんだから。
でも数値にはまったく現れていなかったそうで
熱がないならOKということになりました。
どうせ私は丈夫ですよ。

点滴のために化学療法室へ行くと
6つあるリクライニングシートがなんと満席。
他の先生が間違って予約を重複して入れてしまったとかで
ちょっとゆっくり目に病院へ行った私はあぶれたわけです。

1時間くらい時間つぶして来てくれる?と言われたので外へ出ましたが、相変わらずの雨。
しかも病院の周辺には、時間をつぶせるようなお店がありません。
しかたないので駅まで戻り1件だけあるカフェに入って過ごしました。
朝、雨の中歩きたくないからとタクシー奮発したのに結局歩くんじゃん。
もったいないことをしました。

そろそろかなと病院へ戻ると、ちょうど席が空いたところだったので
大急ぎで点滴開始です。
なんせ2時間以上かかりますからね。
早く始めないと看護師さんが帰れない。

針を刺すのは今日も女性の研修医の方。
腕に刺すとき、また妙なところの血管を選ぶのであわてて止めて
いつもI医師が刺してくれるあたりにお願いしました。

点滴開始してから1時間もたつと他の席の方はみな帰ってしまい
私と看護師のOさんだけが残りました。
眠れなかったので少々雑談。

:もうじきに年末ですよねぇ、ついこの前夏休みの話をしたばっかりなのに・・・
Oさん:私、結局夏休みとれなかったのぉ。I医師は ハワイ に行ったみたいよぉ。
:(こりゃまずいことを言ったなと思ったので)でも年末年始は病院も休みだし・・・
Oさん:でも 救急外来の当番 が回ってくるのよねぇ。私そんなに病院にいるの好きじゃないんだけど。

尊敬いたします。
せめて年末年始にご迷惑をかけるようなことにはならないよう気を付けようと思いました。

そして、これから寒くなると点滴もしんどいねぇという話に。
お腹に2リットルのお水が入るわけですから、当然冷えます。
この季節でさえ、ヒヤッとしましたからね。Oさん、心配してくださいました。
で、冗談で「点滴の液、あっためます?」と言ってみました。
笑われるかと思ったら、Oさん、真面目に考えて
「う~ん、生理食塩水ならあっためても大丈夫だよねぇ。今度先生に相談してみるね」と。
ほんとですかい?薬の成分、変わっちゃったりしない?

午後2時頃、ようやく点滴が終わってI医師が針をはずしにやってきました。
鼻水ズルズルしながら。。。
お腹のポートから針を抜くときにはいったん引っ込み
鼻に、盛大にティッシュを詰め込んで登場。下を向くと鼻水垂れるんだって。
笑わせないでくださいよ。まだ針刺さってるんだからね、笑うと痛いんだから。

帰り支度をしていると、先ほどの「液をあっためる」話を
OさんとI医師が真剣に話し合っていました。
37度くらいならあっためても成分に影響はないんだそうです。
私は、冷蔵保存しているのを常温に戻す程度のことかと思ったんだけど。
まさかレンジでチン!するわけじゃあるまいな?
どんな結論がでるのか、楽しみにしております。

会計窓口が完全に終了してしまっていたので
支払いは次回ということになり、閉店間際の薬局に駆け込んで薬を受け取って
買い物をして、家に帰ってきたのは4時過ぎでした。

たいへん疲れましたが、なんとなく楽しかったので、まぁいいでしょう。