湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

予測不能の友達

2019-02-13 08:27:20 | 日記
手作りのホビー本を
友達に教えてもらって
自分で作れるものを探していた


どうだろうって
私に作れるかなぁって


友達にLINEしていた時だったんだ


友達がふいに言った


『亡くなったお母さんの服のボタンってどんなのがある?』


友達は
イミテーションではあっても
手作りの味のあるアクセサリーが上手な子で

どうやら
うちの母の身につけていた洋服のボタンで
何やら作ってくれるらしい



最後の最後に来ていた母のパジャマは
全体的にパープルかブルー系のもので
よくよく見て、並べてみると
グラデーションが効いているよう


そうか、そういう手があったか!


さっそく写メして
友達にLINEしたら
町一番の店の
いちご大福を携えてやって来た


『あさこさん(亡くなった母の名前)が身につけていたものをブローチやイヤリングにして、あなたが身につけていれば、すこしでも一緒に居てるような気持ちになれるでしょ。私に作らせて!』


その言葉に
私の友達がこの友達で良かったと思った


もう何度も何度も
いままでだって泣ける言葉を
沢山もらってきたんだけど


私とは全く性格が違うから
口から出てくる言葉が
どこの思考を通り抜けて
出てくるのか予想不可能
『うっ!』っと
友達が宇宙人に見えることがある



綺麗なものを綺麗だと言える
もちろん、その反対のこともズバリ


頑張ったものに美しいと心から言える
もちろん、それも怠慢なものには
決して屈することなくハッキリと口にする


けれど
馬鹿らしいものを思い切り面白がり
馬鹿らしい気持ちに思い切り怒り飛ばす


そんな友達を
信頼と尊敬
そして、一番の面白みを感じられる


大人になってから
得た友達って


なかなか
腹の底から笑い合い
腹の底から怒られることなんて
まず得られないこと知ってるからこそ


全く一体全体
予測不能のこの彼女だけど
いや、だからこそ


ほんとにもう
大好きなんだよ

















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