湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

あの喫茶店

2018-03-16 20:25:16 | ポエム
今日は一日中雨だったんだよ

朝一番で
華やかな君の姿
LINEで見つけたら
懐かしさでいっぱいになったんだよ


外は雨でも
君のピンクのいでたちは
もう一度あの街へ
行きたいと思ったよ


そうか
あの喫茶店がなくなっちゃうんだね


あの頃は
紅茶しか飲めなくて
大人になってから
こんなにコーヒー党になるなんて
思いもしなかったっけ


人は、変わっていくんだね


それを確かめるために
時々は会わなきゃいけなかったのに


互いの人生の足元にある大切なもののために
頑張らなきゃいけない時間があって


やっと、今
本当に互いを思いやれる


たくさんのことがあったから


君には君の
私には私の


人には言えないことを耐えてきたから


寂しさだって
虚しさだって


超えてきた者だけが安堵する思いのような


そう思えば
年を重ねていくことは
案外悪くないよね


若い頃にはない思い‥


ステキな思いやりの言葉を
たくさん知っている






この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 沈丁花の香る春の道で | トップ | その三年後の春の日 »
最新の画像もっと見る