湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

涙の雫のような流れ星

2017-11-21 11:39:23 | ポエム
はぁっと
白い息が見えるかみえないか
目を凝らして見ようとしたら
夜空の星々たちが煌めいた


寒いからって
億劫な空気をまとったまま
ストーブの灯油を
家の外にまで入れに来た


ふと見上げたときのこと


ここは
空が広い


都会では見れない星がみえるんだ


見渡す限りの満天の星


プラネタリウムさながらに
好きな星座を目でなどってみる


こんな美しい星々に
誰かがつけた星座の名
物語まで語り継がれている


その昔の昔
もっともっと
きれいだったろう満天の星を見ながら
恋人達は星の話を語り合ったのだろうか。


空を見ながら
くるくる舞ってみる


誰も見てないから
独り舞台の星の下


何にも嬉しいことはかなかった今日だけど


私はただ
これだけが嬉しかったの



くるくる回る私の目に


みんなと出遅れた流れ星がひとつ
涙の雫みたいに筋をひいていく


どうか
好きな場所へ
煌めいたままたどり着いてね




コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 曇りガラスの向こう側 | トップ | 三日月の夜 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ウッデイクン)
2017-11-21 17:09:06
流れ星の瞬間をとらえた素晴らしい写真ですね。
夕日、湖とのコントラストも感動的です
返信する
Unknownさん (chachananohana19)
2017-11-21 19:26:12
ありがとうございます。
お誉めいただいたのですが、残念ながら
左上の白いものは、流れ星ではなく
飛行機か、衛星かと思われます。
紛らわしい写真で申し訳ないです。
返信する