湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

私の鍵とあなたの鍵

2017-11-02 01:16:27 | ポエム
時として人は
何気ない会話に
傷つけられたと感じたり
傷つけたと後悔したり


それが
決定打となって
心にショックを与え、与えられ
そこに自分なりの誤解も加わって
心に暗黒の闇を生み
居座り続けてしまうことがある


探せども
出口のない迷路にはいって
自分も迷ってしまい
その傷つけ、傷つけられたことが
何気ないところから始まってるからこそ
その尻尾も掴めなくて
次第に
その影も見失うことがある


互いの思いの掛け違い


甘えの先にある相手の心に
突き刺さった言葉たち


しばらくはぬけない棘のように


傷つけたられたと思うことは
同時に
相手を傷つけたのと同じ


人は、そんなにも
広いキャパを持ち合わせていないもの


相手が傷つけば
自分も傷つく
自分が傷つけば
相手も傷つく


どんな形にせよ
後悔が頭をよぎるのは
貴方を見失いたくないけれど


シャットダウンした扉を開くのは
私の鍵?
貴方の鍵?





空を見上げながら
ため息ひとつ
流れる雲は
行き先を決めない
良い風を待っているかのようだね








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