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チェロ

2008-12-09 19:51:55 | 人々
こないだ、Nadiaからギグをするので見にこいと携帯にメールがあった。Nadiaと始めてあったのは数年前で彼女がまだ大学生のときだった。1,2年会わなかったこともあるが、たまに連絡を取り合っては何とかお互いを忘れないでいた。

音楽家の家に生まれた彼女は小さな頃から音楽に親しんでおり、ピアノ、ギター、チェロと、全く音楽と縁の無かった自分は感心するだけだ。特に、チェロは本格的でオーケストラで演奏したりしているようだ。

バンドでもチェロを演奏していた。彼女のバンドが最後で、チェロ、バイオリン、ギターとドラムだった。音楽のことはよくわからないが、アイリッシュのような音楽のように感じた。

彼女は、ずっと抗鬱剤を服用しており、前に比べるとつらさはかなり軽減しているようだ。日本に英語を教えに行く予定だったが、発つ1ヶ月前にブレークダウンし、ベットから出れない状況に陥り、結局日本行きは断念した。最近、彼氏と別れたとのことで大変そうだが何とか前を見据えているようだ。

抗鬱剤を服用しているひと、セラピストに定期的に通っている人は回りにかなりいる。僕には自然のことに感じるが、理解しにくいと感じるひともいるだろうしわざわざ自分から宣伝することでもないだろう。かといって隠すことでもない。抗鬱剤、セラピストも決して安くないが、必要な人には必要でありお金を惜しんでなどいられない。皆、それぞれ生きているんだなと感じるものである。

チェロの音色に集中して聞いていた。ギグの途中、彼女を残しバイオリン、ドラム、ギターがステージを下り、一人の女の子がステージに上がりソロでチェロとともに歌った。その、美しい歌声に全身鳥肌がたった。歌詞はうまく聞き取れなかったが、歌声と同じくよかったのだろう。

あまり話せなかったが久しぶりに彼女に会えてよかった。大変そうなのは見てとれたが、それでも何とかやっているといっていたし、そう言えるだけでもたいしたもんだと感じ、僕もその姿勢は見習いたい。



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