奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

ゲームの名は誘拐/東野圭吾

2006-02-16 00:20:38 | 本など_東野圭吾


軽~い作品
文庫単行本

このところちょっと重めの本ばかり読んでいたので、結構軽めのこの作品はなんだかあっけなかった感じ

誘拐(しかも狂言)を犯人(主人公)の視点で語る、という話の展開は面白いと思ったし、
携帯電話やフリーメールやインターネットの掲示板を使ったやりとりも
"なるほどね~、これなら真似しようって思う人がいるんぢゃないの?"と感心してしまった
(もっとも、これらの手段はすぐアシがつきそうだけど・・・
 この作品が発表された当初は、そのあたりの情報が浸透してなかったのかな)

作者自身の
「"いい人"の出てこない小説を書きたかった」という言葉通りで、
登場人物の誰にも親しみを感じられなかったのも、
妙に冷めた気持ちのまま読んでしまった原因かもしれない

いつも書いていることだけど,
私は映画でも小説でも登場人物に対する"思い入れ度"作品に対する"入り込み度"が変わってくるので・・・・(実は、ここにreviewを書くようになって自覚した)

と言っても、重い話ばかり、それも話にどっぷり浸かって読んでばかりいると疲れるので、たまにはこういう軽い作品もよいかな

Amazonなどの評価を見ると、珍しく原作より映画のほうが評判が良い
仲間由紀恵好きだし、是非映画版観なくては・・・

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