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奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

アルゴ

2012-11-18 23:38:56 | 映画など_いろいろ


文句なしに面白かった

公式サイト

まず、冒頭で、事件までの背景が、ざっと説明される
普通こういう説明ってだーっと流れてしまうことが多いけど、この作品の説明は短い時間でありながらとてもわかりやすく、世界情勢に疎い私でもすんないストーリーに入ることができた

それに続くアメリカ大使館に乱入する暴動シーン、バザールでデモ隊に囲まれるシーン、そして何より、飛行機に搭乗するシーン
"大使館の6人"と"CIA"と"革命隊"と"ハリウッド"
その時その時のそれぞれの動きが細かいカット割りでつながれていて、ドキドキ感が高まる高まる
イランの埃っぽい感じとハリウッドの明るくて軽い雰囲気との対比だとか、当時のファッションだとか、細かい所まで目が離せない
また、深刻な状況でありながらふっと笑いがこぼれてしまうシーンもあり、結末がわかっているにもかかわらず全く退屈することなく、ずーーーっと面白かった
こ の作品、私の中ではここ最近では一番♪

★おまけ1
エンドロールで、キャストや各シーンの再現にもとても力を注いでいることがわかる
ストーリーに直接関係ないと思われるこういう所まで丁寧に作り込んであるのも好き
★おまけ2
ベン・アフレックって、なんとなーくいつも少し口が開いていてぬぼーっとして…冴えないイメージだったけど、この作品で、その認識を大きく覆された
初めてベン・アフレックをカッコいいと思ったし(髭と前髪が良かったのか、いつも煙草をくわえていて口が開いているのが気にならないのが良かったのか)、監督としても素晴らしい
今まで、失礼な態度を取って(?)申し訳ない気持ちでいっぱいです


のぼうの城

2012-11-12 02:58:59 | 映画など_いろいろ


野村萬斎素敵
オフィシャルサイト

面白かった~
配役がみんな凄くぴったりで、映像も迫力があって、
凄く丁寧に作られているなぁ、という感じが全編に溢れていて、期待通りの作品だった

原作もベストセラーになるだけあって、本当に面白くて、時代小説が苦手な私も1日半で読めた

そして、この映画はそんな原作にかなり忠実に作られていて、
私が原作で気に入っているシーンはほぼ全て織り込まれていたのも嬉しかった

ただ・・・・・のぼうが、どうして、どれくらい農民や城下の人々に好かれているか、
という説明があまり無かったので、"のぼうのためなら"と農民たちが立ち上がるシーンが、
原作を読んでいないとちょっと無理っぽくなかったかなぁ、と、思わないでもなかった、かな

★おまけ
映画の中ではみんな ぼう と呼んでいたけど、私はずっと のぼ  と思ってた

★おまけ2
やっぱり野村萬斎の声はむちゃくちゃ素敵~
それに立ち居振る舞いが凄くメリハリがあって冴えない役柄のはずなのにカッコイイ!
普通の役者じゃ、ゆれる船の上で田楽を踊るなんてできないだろうなぁ

★おまけ3
エンディングも良かった
現地に行ってみたくなった


ロボジー

2012-02-11 18:52:24 | 映画など_いろいろ


面白かった・・・というか・・・楽しかった、かな

公式サイト

たまたま私は今ロボットを開発する部署に近い位置にいて、色々とその開発にまつわる話が耳に入ってくる機会が多い
だからなのかもしれないけど、
"人間が中に入っていて気付かないわけないじゃないか"、とか、
"イベント会場にロボットを搬入するのにてくてく歩いて来るわけないでしょう"、
とか、ちょっと"そっち寄り"の見方になってしまったのは映画を楽しむのに損をしていたかも知れない

それはともかく・・・・とにかく全編楽しかった

上に書いたとおり、"いくらなんでもそれは無茶でしょう(笑)"というシーンが少なくないのに、画面全体には生活観が溢れていて地味
身近な話題のようでありながら、中身は現実離れしている。。。というあたりが、ほのぼのと"楽しい"理由なのかな、と思う

ウォーターボーイズも、スウィングガールズも、この監督の作品は主人公たちが嫌々ながら巻き込まれて始めたことに一生懸命になるのが魅力だと思う

この作品でも家電メーカのトホホ社員たちが大学生たちに触発されてロボット開発に目覚めて自分たちで本当にロボットを作って・・・というシーンは"これこれ!"と思ってワクワクした
前半も面白かったけど、やっぱり"これって詐欺じゃん"という思いが常に心に引っかかっていたから・・・
(これもロボット開発者に近い立場にいるからかも・・・)

だから・・・・・ラストシーン

落とし方としては奇麗だったけど、
"あ・・・結局詐欺に戻っちゃうのね"と、ちょっとだけがっかり
ま、壊れる前にはちゃんと完成していたみたいだからいいのかな

★おまけ
ミッキー・カーチス・・・くやしいことに気が付かなかった
このおじいちゃん、どっかで見たなぁ・・・エンディングの歌、むちゃくちゃうまいじゃん
などと思っていたら・・・・ミッキー・カーチスなんだもの!ヤラレタ!!!


アジョシ

2011-10-11 00:01:44 | 映画など_いろいろ

とにかくウォンビンがかっこいい!

公式サイト

暴力シーンはむちゃくちゃ激しいし、必ずしも救いのあるラストじゃないし・・・・所謂"韓流"ファンが観たら引いちゃうだろうなぁ、と思う

でも、私はこういう韓国映画にすごく惹かれる(暴力や殺人に惹かれるわけじゃなく・・・念のため)
"オールドボーイ"とか"殺人の記憶"とか同じウォンビンの"母なる証明"とか・・香港ノワールならぬ韓国ノワール・・・・とでも言えばいいのかな?

全編を通して暗い画面
容赦ない暴力シーンと不器用な愛情表現
正直言って私は血だらけ殺しまくり映画はちょっと苦手だが、この映画のクライマックスのタイマンナイフバトルはかなり興奮してしまった

終始クールで無口なウォンビンが、長い間怒りや悲しみを封じ込めていた仮面を長い髪とともに捨て去り、ソミ母子を救うためにその正体を表し、今まで溜め込んでいたものを一気に爆発させる

前半の"静"から後半の"動"へのウォンビンの変貌に、とにかく痺れてしまった

ストーリはそれほど複雑じゃないし、ウォンビンとソミ母子の関係(なぜあそこまでウォンビンが必死になったのか)やチンピラたちの背景など、なんとなく流されちゃった部分も多いし・・・・
結局のところウォンビンによるウォンビンファンのためのウォンビンのかっこよさにしびれる映画だったんだなぁ
と終わってから気付いた
そして満足した

 

 


探偵はBARにいる

2011-09-11 00:46:29 | 映画など_いろいろ


期待通り!

公式サイト

大好きな大泉洋主役で映画化、と聞いて、慌てて原作を読んだ
現在シリーズ4冊目読み中
そして、この映画はシリーズ2作目
"シリーズ初期の傑作"

原作は、すごく面白い
でも、超ハードボイルドで暴力シーンも多いし、"読み物"として印象にのこるフレーズも多いし、ちょっと前の作品なので世相もずいぶん違うし・・・・何よりあの大泉洋が"ハードボイルド???"なんて、似合わなーい!!
と、原作が面白いだけに、ちょっと"映画化"に不安を感じつつ映画館へ・・・

いや、良かった!私の中では今年の邦画の中では一番かもしれない
大泉洋LOVEを差し引いてもとても面白かった

正直なところ、大泉洋がこんなに役柄にマッチするとは思っていなかった(ごめんなさい)
原作を読んで私がイメージしていた主役像とはずいぶん違っていたけれど、まったく違和感もなく、とても魅力的だった
(もうちょっとルックスが"探偵"っぽかったら言うことナシだったけど・・・・・)

まったく"探偵"らしくないけれど、(実際自分からは探偵だと名乗ってないし)原作の"俺"も探偵らしくないし、シリアスになりすぎなくて◎
かなりの修羅場をくぐりぬけながらも、茶目っ気があってオンナに弱いところも◎
ぼやきつつもいざとなったら必死になってしまうところも(これは"水曜どうでしょう"にも通ずる)◎

こうやってあげてみると、原作の”俺”と大泉洋ってすごく共通点が多いんじゃないか?(そもそも舞台は札幌だし)
と、思ってしまうほどぴったりだった

でも、これってきっと大泉洋の演技力の高さと脚本の良さなんだろうなぁ
ということで、つまり、映画としてとてもいい作品なんだと思う

原作のファンも、大泉洋のファンも、普通のハードボイルド好きも、札幌市民も満足できるんじゃないかな

原作のシリーズもまだまだ沢山残っているし、思わせぶりなセリフがラストに出てきたし・・・
このままシリーズ化されそうな予感
期待!

★おまけ1
唯一残念だったのが、電話の声で”コンドウキョウコ”の正体がバレバレだったこと
もちろん私は原作を読んで知っていたのだけれど、あれれは知らない人でもわかっちゃうと思う
原作では、""コンドウキョウコ"は"近藤京子"の妹"という路線に見事にミスリードされてしまったが、
あの声は絶対吉高由里子じゃないんだもの

★おまけ2
松田龍平もすごく良かった
"まほろ駅前多田便利軒"(←レビュー書いてない)の時も思ったけど
"普段だらだらしていて何考えてるかわかんなてく、でもやるときゃやる、根はいいヤツ"
がすごく似合う
これまで私が観た松田龍平作品は、割と、"ニヒルにスカしたヤツ"という役柄が多かったけど、
この作品みたいな彼のほうがずっと素敵
アクションシーンも(高田は空手の達人)もすごくかっこよかった
"足が長い"って褒められて喜ぶところも観たいなぁ

★おまけ3
夫は高嶋政伸に気づかなかったらしい
これも彼の演技力が高いってことなんだろう

 

 


SPACE BATTLESHIP ヤマト

2011-09-09 11:09:46 | 映画など_いろいろ

"久しぶりのREVIEWがコレか"っって自分でツッコミたくなりますが・・・・


SPACE BATTLESHIP ヤマト 【DVD】

ヤマト世代よりはちょっと若い・・・つもり
一応劇場公開作品は全部観ているし、登場人物や大まかなストーリー展開は覚えている・・・つもり

正直なところ、まったく期待していなくて(だから劇場では観てない)ネタとしてみておこうってDVDで鑑賞

う~んと・・・・やっぱりがっかりでした
きっとヤマト世代は原作との違い(ストーリーは愚か設定とか使命とか・・)に腹が立つだろうし、これを全く新しいものとして観た人は、ストーリー展開の強引さとか、CGのちゃちさとか、地球(日本人しかいない?)の運命を握ったヤマトの隊員たちの軽さとか・・・にシラケちゃうだろうし・・・
コレを見て楽しいのは、ストーリーも役柄もどうでもいいキムタクのファンだけじゃないのかなぁ、とまで思ってしまった

あんまり貶めるようなことばかり書くのも感じ悪いので、これくらいにするが、・・・やっぱり伝説化されているような古典的名作のリメイクは難しいな、ってことをつくづく感じた作品だった

★おまけ
めんどくさいヤツと思われてもつっこんでおきたいところ
・なんでもかんでも波動砲使いすぎ、主砲も撃たずにいきなり波動砲だなんて
・簡単にワープしすぎ
 ワープの最中に 古代が森雪といちゃついていて、乗組員が食堂でおやつ食べているなんて・・・・ワープをなめるなーと言いたくなった
・沖田艦長のウソ・・・びっくりと言うより呆れた
 なんだか沖田艦長が終始ヤル気がなさそうで投げやりだったのはそのせいだったのか・・・(山崎努がノリ気じゃなかったのか?)
 


SP 野望篇

2010-11-04 00:22:21 | 映画など_いろいろ

岡田君かっこいい!

オフィシャルサイト


先日映画公開にあたってドラマをDVDで全て復習したばかり
やっぱり岡田君も堤サンもかっこいい!ということをきっちり再確認して映画館へ

冒頭からアクション全開
走る走る走る飛ぶ走る走る殴る蹴る倒す倒される
イヤハヤ、最初っから観ているこちらまでぐったりしてしまった

でもねー
岡田君も堤サンも大好きな私としては、話の展開がちょっと残念
やっぱりあの二人はお互いを尊重し合って、協力して全力でSPの仕事をするっていうのが魅力だったし、
(少なくとも私にとっては)だからこそ二人が揃って画面に映る意味があったわけだと思うんだけど・・・

余りにも岡田君の堤サンに対する不信感がアリアリで、
"よく仕事できるなぁ、転属願い出すとか上の人に相談するとかすればいいのに・・・"
なんてことを考え出したら本編に集中できなくなってしまった

例えば・・・・
ストーリとして堤サンの"大儀"を観客にバラすのはいいとしても、岡田君はそれを知らずに忠実に堤サンの部下として仕事をする、とか(真木サン達みたいに)のほうが、後編で岡田君の受けるショックも大きくて、私達観客も、もっとやきもきできて面白かったんじゃないかなぁ・・なんて、素人考えだけど・・・・・

アクションはすばらしいし、俳優も豪華で退屈しなかった
でも、正直なところTVのスペシャルでも良かったかも
作品は大好きだけど、最近多い、この手の作品(ドラマ観てなきゃワケわかんないよ)っていうのはちょっと疑問・・・・・
後編、期待してます

★おまけ
う~~~~・・・・冒頭のアクションから手ブレ満載
臨場感があるのかもしれないけど、アクションが派手になればなるほど、画面を追うのが大変で酔いそうだった
アクション映画の手ブレ撮影ブームはいつまで続くのだろう・・・・

悪人

2010-09-11 22:47:23 | 映画など_いろいろ


役者さんたちの演技がすごい

オフィシャルサイト

正直なところ、最初はDVDが出てから観ればいいかなぁと思っていた
原作を読んで、決して後味の良くないストーリーであることはわかっていたし・・・

でも、深津絵里のモントリオール映画祭の受賞を知って、やっぱり映画館で観たくなって初日に鑑賞

凄かった

ぶっきーの冴えなさ、深津絵里のくたびれ方、柄本明と樹木希林の親心・・・等々、それぞれの演技が"壮絶"で、決して共感はできないのだけれど、胸に迫ってきた

ストーリー自体はかなり原作に忠実
なので私は簡単にストーリに入ることができたけれど、逆に原作を読んでいない人はどうだったんだろう・・と、ちょっと心配な気もした

やっぱり文庫本2冊を2時間半に収めるためには、どうしても状況描写が主になってしまって、祐一や光代の心の内まで浮き彫りにするのは難しかったと思う

ぶっきーの、ダメ男ぶりは見事だったけど、あまりに見事なダメ男ぶりで全く好きになれなかった
これはぶっきーのせいじゃなくて役柄上無口だったから仕方ないのかなぁ、と思うし、あの、笑顔が素敵なツマブキ君のことをそう感じてしまうこと自体が、彼の演技力の証明なのかもしれないけれど・・・・・
もうちょっと祐一の優しさや切なさが描写されていたら、光代が彼に惹かれた、という部分に説得力が増したんじゃないかなぁ、と思う

映画作品として好き嫌いを問われるとちょっと困る
やっぱり私は共感できる作品が好きだから
この主人公二人の行動は、切なくて胸に迫っては来るけれどやっぱり共感はできない
(原作を読んだときもそう思ったけど、展開が早い分、原作よりもさらに共感できなかった)

でも、強く強く心に残った作品であることは間違いない
テーマも、役者さんたちの演技も、映像や音楽の美しさも・・・・

映画館からの帰り道、いろんなセリフやいろんなシーンの映像が頭の中をぐるぐる回って仕方なかった

★おまけ
柄本明と樹木希林はもう別格
途中でこの作品のテーマが加害者と被害者の身内の話になってしまうのか("手紙"とか"母なる証明"とか・・)というくらい圧倒的だった

★おまけ
今日は夫がゴルフだったので、独りで映画館に行った
夫はいつでも後味の悪い映画は嫌い
これもきっと観なくて正解だったと思う

★おまけのおまけ
樹木希林は見事なふけっぷりだけど、お肌はとってもキレイ


インセプション

2010-08-10 20:15:23 | 映画など_いろいろ
 
いくつもの"すごい"にやられてしまった
公式サイト等

最初の15分くらいは、"?""?""?"の連続で、
やばいなぁ、これ着いていけるかなぁ、もっかい観ないといけないなぁ・・
という感じで、ちょっと意識が遠のきかけたけど、ストーリーテリングが丁寧なのと思いのほかわかりやすい構成で気がつくと思いっきり前のめりになって入り込んでしまっていた

他人の夢に入り込んで潜在意識を書き換えて・・・・云々、
と言うのは予告などの前情報でわかってはいたものの・・・・
何がすごいって、夢の中の夢に入って・・・・という多階層展開!

しかも夢の階層によって時間軸が異なったり(まさに浦島太郎状態)、上の階層の重力の影響を受けたり、という発想
たとえ、そういうのって面白いなぁって思っても詳しく考えているうちに頭がこんがらがっちゃう
しかも"夢だからなんでもあり"ではなくて、夢でありながらもいくつかの制約があり
(夢の階層と時間・重力の関係、潜在意識と現実世界での心理の関係、夢の中の"死"と精神的な死、等々・・・・)、
だからこそ"夢"の話にリアリティを感じて、ぐいぐい引き寄せられてしまった
(なんだか文章ヘタクソわかりにくいなぁ)
そんなストーリーをスピーディに展開させ、最後には辻褄を合わせて(後から考えると"あれ?"という部分も結構あるけれど)まとめ上げたのは本当に
"お見事、やられました"な感じだった

しかもそんな複雑なストーリー展開に今まで見たこともないような映像が次から次へ登場するのだから息つく暇も無い
エレン・ペイジが町をくるんと折りたたんだり(これは予告で観たけど)、
ジョセフ・ゴードン・レヴィットがレオ様と謙さんとJUNOちゃんを紐でぐるぐる巻きにしてホテルの廊下をぷかぷか移動したり・・・・
もう、すごいすごいの連続!

さらに、複雑な設定に斬新な映像に加えて、夫婦間の愛憎や繊細な親子関係等などが織り込まれているのも私好み
すべてにわたって大満足な作品だった
今年1番かも(何作目だ??)

それにしてもレオ様は素敵な男になったなぁ
と、いいつつ,この作品で一番素敵だったのはジョセフ・ゴードン・レヴィット
彼がうっすらと微笑みながら眠っている姿はとってもチャーミング
今後に要チェック!

★おまけ
個人的には夢の中っていうのはその上の階層に存在するドールハウスみたいな感じで、第1階層の巨人が1歩進む間に第2階層の小人は1000動き回って、さらに第3階層の虫けらは1000000歩くらい走り回る・・・というイメージで観ていた
(最近観たアリエッティの影響かな)


トイ・ストーリー3

2010-07-21 00:36:24 | 映画など_いろいろ

ありがとう、って言いたい
公式サイト

"1"も"2"も(観たのはずいぶん前だけど)本当に大好きだった
そして今回も期待通り!いや、期待以上!
3Dだし("タイタン~"以来、あまりいい印象が持てない)、吹き替えだし(私の行く映画館には字幕上映がない)・・・・観る前はちょっと心配だったのだけれど、そんなことは全く気にならないほど、とにかく楽しくてキレイで感動的で素敵な作品
もう、誰彼構わず"私、トイ・ストーリー3観たよ、絶対お勧めだよ"って言いたくなってしまった

特にゴミ処理場でのシーン
真っ赤な炎を前にして、みんなが小さくうなずきながら固く手と手をつないで・・・・
絶対助かるから大丈夫!って自分自身に言い聞かせながらも、本気で恐怖と絶望を感じて、涙が出た

今回の彼ら(ウッディをはじめとするTOYたち)の冒険は全て"アンディとお別れするため"
いくらハッピーエンド大好きなディズニーだからと言っても、大学生になるアンディがおもちゃと一緒に遊び回ることにはならないだろうし・・・

私の心の隅には、楽しいシーンで笑いながらもずっとこのことが引っかかっていて、どうやってアンディもTOYも幸せに楽しくエンディングを迎えるのかとても心配だった

でもでも、あのラスト!
ボニーにウッディ達を紹介するアンディの言葉は本当に愛に溢れていて、その後アンディとボニーが一緒に遊ぶシーンは本当に楽しそうで、私はまたまた涙が止まらなかった

よかったね、ウッディもバズもほかのみんなも・・・
そしてアンディはほんとに素敵なオトナになったんだね
(ああ・・思い出すだけでまた涙が出てきた・・・)

もう、この作品を作ってくれた人々にお礼を言いたいです
こんなすばらしい感動作をありがとう

※おまけ1
 今回のイチオシはスペイン語バズ!
 あのスピーディで滑らかで色っぽいフラメンコには大笑いだった
 (なんかスペイン行った時の現地のダンサーの動きがあんなんだったなぁ)
 
※おまけ2
 Mr.&Mrs.ポテトヘッドも素敵だった
 あのパーツはあんなふうに使えるとは!
 ピタパンVer.(特に鳩との格闘)は最高
 
※おまけ3
 ボニーのおもちゃの中にあのジャパニーズアイドルが!!
 セリフはなかったけど、相当な存在感だった
 なんだか嬉しいな

 


アバター

2010-04-25 22:52:39 | 映画など_いろいろ

3Dで観るべきだった
オフィシャルサイト

期待通り面白かった
観る前は心配だった青い人も思いのほかすぐ馴染むことができたし、ストーリーもわかりやすかったしもちろん映像もすばらしかった
でも、あまりにも”期待通り”で拍子抜け
もっと"期待以上"を期待していたんだけどなぁ(なんかオカシイけど)

こういうテーマの作品というのは数多く作られていて、そこに目新しさを求められないのは仕方ないのかなぁ、とも思う
最初に思い出したのは「風の谷のナウシカ」、「ダンス・ウイズ・ウルブズ」にも似てるのか
それぞれの設定に目を向けると、アバターとリンクするのはマトリックスとも似てるし、大佐のキャラクターは”ミフネ”そのもの
う~ん・・・キャメロン監督12年ぶりの”大作”・・・・・??

鑑賞後、2Dで観てしまった私がいけなかった、と知った
メインテーマは「3D元年を記念する作品!とにかく映像を観て映像を楽しめ!」だったのね

そういう目で見てしまうと、それぞれのエピソードも"映像のため"のように思えてしまう
翼竜の急降下とか、猛獣が飛び掛ってくるシーンなど、3Dで観たら凄いだろうなあ・・・・なんて

あ・・・・・
なんだかマイナスっぽいことばかり書いてしまったけれど、3時間弱ほとんど退屈することなく楽しむことができたので、やっぱりストーリーやエピソードも面白かったんだろうと思う

でも、やっぱりもう一度観る機会があったら3Dで観たいな

★おまけ
 久しぶりのミシェル・ロドリゲスがあまりにもいつも通りなので嬉しかった


サマーウォーズ

2009-08-10 22:51:33 | 映画など_いろいろ


今のところ私の中で今年のno.1!
<公式サイトへのリンク>

ストーリー展開もわかりやすいし、OZについての説明は丁寧でその世界はとても魅力的
OZの世界の描写は"これぞアニメ"という美しさ

そして何より私がこの作品で好きなのは、作品全体のスピード感と甘酸っぱさ

扱っている世界はすごくSFチックで現実離れしているのに、キャラクターは誰も彼も凄く身近でリアリティに溢れていて・・・・

昔ながらの大家族の絆
そんな家族の中にいきなり放り込まれ、戸惑いつつも心地よさを感じる健二
その言動が全てりりしくて素敵なおばあちゃん

あの世界にもっと浸っていたかったなぁ
個人的には、ラブマシーンとの対決や世界の危機より、あの陣内家の日常の描写が一番好き

細かいことを言い出せば色々と気になる部分はあるけれど、とにかく2時間全く退屈しなくて笑って泣いてハラハラしてほんわかしたこの作品は、私の中では今年のNO.1

★おまけ
 ただひとつ残念だったのは・・・・・
 健二君の活躍シーンが少なかったと言うこと
 やっぱり主役なんだから、1シーンでも"すっごい、カッコい~~~"という場面が欲しかったなぁ
 最後までソレを期待していたんだけど、結局同じような暗号解読シーンだけだったのはちょっと物足りなかった
 
★おまけ2
 いつも大好きな作品については、だらだらと長いREVIEWになってしまうのだけれど、コレについてはどこがどう好きなのかうまく説明できなくて・・・・
 何度でも観たいなぁ、って久しぶりに思った作品だった


レッドクリフ PartⅡ -未来への最終決戦-

2009-05-08 00:52:33 | 映画など_いろいろ

あー面白かった
オフィシャルサイト

PatrⅠで人物の相関関係と決戦にいたるまでの背景が説明された
で、いよいよ赤壁の戦いに突入するPartⅡが本作品

鑑賞直後の私の素直な感想が
"あー面白かった" だ
ただ、ソレだけ・・・・・

印象としては、迫力満点の戦闘シーンがメインの娯楽大作

PartⅡの公開に先立ち、にわか三国志ファンとなって横山光輝の漫画を読み始めた私は、なんとかそれなりに赤壁の戦いについても予習をしていたつもりだった
そして、関羽、張飛、劉備の強い絆や孔明の知略、彼らの男気、等々に惹かれ、"三国志"の人気の秘密がわかったような気がしていた

で、この作品
なんだか主要なキャラの個性はあまり生かされていないばかりか、女性キャラの活躍シーンが多く、テンポをずらされてしまう感じ
一挙手一投足が全てエロい小喬、みんなが命を懸けて戦ってるのに蹴鞠のキャプテンとほのぼのしている尚香
挙句の果てに、乱世の奸雄とまで称された曹操のとほほぶりに、「この戦に勝者はいない」というなんとも不自然なケリのつけ方

もっとこう私は"アツイ男たち"が観たいのになぁ

結局ジョン・ウーは、人物や背景を含めた"赤壁の戦い"を描きたかったんじゃなくて"炎の戦闘シーン"を見せたかっただけじゃないのか、なんで穿ちたくもなってしまった

とはいっても、冒頭にも書いたように3時間半という長尺でありながら全く退屈することなく楽しめたのは確かなので、作品としては○なんだろうなーーーー

★おまけ
  仲良くなり得ないはずの孔明と周喩がなぜか親友のようになってしまったり、と、
 
"にわか"の私ですら疑問を感じてしまう展開も多く、本当に三国志が好きな人はどう思っているのか・・・
  ちなみに、うちの夫はあれやこれやと"納得できない箇所"を挙げた上で、
 「まぁ、映画だからね、でもあれが"三国志"だと思っちゃう人がいるんじゃないかと心配だよ」
 などと申しておりました

★おまけ2
 PartⅡにもまして趙雲の活躍シーンが多くて、個人的には◎でした
 逆に関羽、張飛、劉備の扱いは手を抜きすぎなのでは・・・・・?
 
★おまけ3
 作品の中の役回りは納得できなかったけれど、その美しさには圧倒されました
 小喬(リン・チーリン)サマ
 お顔も体も声も仕草も美しすぎる


レッドクリフ Part I

2009-05-07 01:22:16 | 映画など_いろいろ


三国志知らない人向け(夫曰く)

レッドクリフ Part I

中国史に強い苦手意識を持っている上に、"吉川栄治版「三国志」"で挫折した経験のある私
三国志大好きな夫と共に当然のように公開初日のチケットを買ったものの
「ちゃんとついて行けるだろうか・・・」
と、大きな不安を抱いていた
そして当日、そんな私を見るに見かねた夫から、駐車場の車の中で約30分間の事前レクチャーを受けた後、いざ劇場へ!

うん!面白かった!
本編開始前の人物および国関係の説明、本編中も誰か登場するたびに表示されるテロップなどなど、私のような「三国志知らない人向け」のサービスがとにかくとてもありがたかった
(日本版だけなのかな)

観終った後の全体的な印象は「なんだか少年漫画っぽい」(この時点では横山光輝版は未読)
面白かったのは確かなんだけど、予想より軽かったと言うか重みがなかったとうか・・・(←同じことか)
戦闘シーンは確かに迫力があったけど、
太鼓どーん!ハイ、次の陣形~
太鼓どーん!ハイ、関羽登場!強い~
太鼓どーん!ハイ、張飛の雄叫び~!強い~
そして孔明が扇子パタパタしながらにやり・・・・

というイメージ
さらにスローモーションで敵が吹っ飛んだり、鳩が羽ばたいたり・・と、敢えて娯楽性、アクション面を前面に出したのかも知れないけど、私の抱いている"歴史モノ三国志"とはずいぶん違う印象だった

でも、"映画"の役割(というものがあるならば)という面で考えたらこの作品は大成功だと思う
現に私はこれで三国志に興味をもって漫画全部読んだし、主要人物の名前も覚えたし・・・・・

さらに、PartⅠを観終わった時点で、"PartⅡ"が待ち遠しい!と強く感じたこと、3時間がそれほど長く感じられなかったこと、等なども併せて、私にとってはしっかり満足できた作品だった

ただし、逆に言えば、従来の"三国志ファン"にとっては物足りなかったのではないか、とも思う
実際に夫は"まぁ、よくできてたと思うよ"と軽くあしらってたし・・・・(ナニサマだ!)

★おまけ
 武将の中でも特に素敵だったのは趙雲!
 誰がなんと言っても趙雲!
 寡黙でありながらむちゃくちゃ強くて情に厚くて笑顔が悲しげで・・・・・
 初めて聞いた名前だったけどイチオシは趙雲!

 


パコと魔法の絵本

2009-04-07 22:58:58 | 映画など_いろいろ

パコちゃん可愛い!
パコと魔法の絵本 通常版

最近(ってこともないけど)流行の記憶障害をキモに、
たっぷり笑わせて最後にはちょっとほろり・・・という構成
同じ監督の「下妻物語」に比べると、話の展開自体は単純で、子供でも十分楽しめると思う
(でも、決して子供向けではないと思うけど・・・)

正直、前半の極彩色にコテコテのギャグてんこ盛りの攻撃には、かなり驚いた
1、2回置いていかれそうになり
"やばい・・・最後まで耐えられるだろうか・・・"と、ちょっと不安に感じたほど

でも、パコちゃんが登場して、大貫が"人間らしさ"を思い出し、土屋アンナが"ヤンキーでおっかないけど、実は純粋で可愛い"という"下妻物語"から引き継いだようなキャラクターをバラされ・・・
と、物語が進むにつれてぐいぐい引き込まれた

キャラクターはそれぞれ強烈でありながらも、
彼らが背負っているものはみなわかりやすくどこか笑わせてくれる
それはもちろんメインのパコちゃんの悲劇を際立たせるためなのだろうけど、
そのパコちゃんの悲劇は、というと、悲しんでいるのは周りの大人と観客だけで、
本人はいつも明るく可愛い

でも、けっして薄っぺらには思えなくて、強烈なメイクの俳優陣とごちゃごちゃしたCGに溢れた画面を観ながらも涙を流してしまった

今になってよくよく考えてみると、それもこれも結局のところ"パコちゃんが可愛い"に尽きるような・・・・

いろんなシーンを思い出すたびに、必ずパコちゃんの笑顔が眼に浮かぶ
あんな可愛いパコちゃんがどうしようもない悲劇を背負っている
もう、それだけで、世の大人たち
(特に可愛い少女好きな夫とハーフの子供好きな私という組み合わせの私たち夫婦)は
涙が止まらないんだもの(ちょっと大げさ)

パコちゃん役のアヤカ・ウィルソンちゃんを発掘した人に拍手!
と、ベタ褒めしつつも私の評価が普通なのは、
CGシーンのキャラクターがあまり好みではなかったから・・・

もっと"絵本"らしい絵がよかったと思う


★おまけ
 むちゃくちゃ久しぶりのRevewで、しかもずいぶん前に鑑賞した作品
 なんだか書き方忘れちゃったなぁ・・・・・