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【伊勢別街道の旅】2012年大晦日の歩き

2013-05-06 | 旧街道あるき
まあ、記事をまとめる気力が無かったとも言う~(^^;

さて、昨年の大晦日。それは年末年始休みの第一日目なのであります!
2012/12/30その年最後の仕事を終えて、やっぱりそのまま東海道本線に乗り込んで行きました。

東静岡→掛川(乗換)→豊橋(乗換)→名古屋
と、いつもの感じで在来線の旅。30日は名古屋で一泊。
・・・乗り鉄の旅ではなく、歩くための旅なのだということを忘れかけ~(^^;

名古屋のスーパーホテルはちょうど一年前にも宿泊した。
たしか、何故だかほとんど眠れなくて、目の下に濃いクマをつけながら移動したのをおぼえている。
今回のスーパーホテル名古屋駅前はどうだったかというと・・・

やっぱり眠れなかったのです(@_@;)←目が大変なことになっている
一晩中「う~~ん・・・リセッシュくせぇ・・・」とうなされていたら朝が来てしまったのでありました。
部屋に備え付けられている臭い消しのリセッシュは、ご宿泊の皆様が使用されているのでありましょう。プラズマクラスターイオンの空気清浄機を全開でつけていたのに、ダメでした。
でも、いつも羽毛布団を撤去してくれるので、大変ありがたいのです。
感謝してます♪お世話になりました>スーパーホテル名古屋駅前さま

さて、31の朝は朝食の時間前に出発。5:50に名古屋駅
近鉄の鳥羽行の列車に乗って津まで。
前回の旅の続きなのです。
香良洲道→津→伊勢別街道
 
ということですな。
だから津駅からバスで香良洲神社まで行かなくては、この日のスタート地点に立てません。
香良洲行きのバス、始発が7:15(大晦日なので休日ダイヤ)なのです。それに合わせての移動でした。

年末の仕事でかなり体力的にムリがあったのを自覚していましたから、この歩きには決して無理をしないと自分でも決めて(斉藤先生からも念を押されたのでなおさら)途中はバスを利用することを決めました。
次の日も休日なので、別に全行程歩いても構わないと言えば構わないのですが・・・なにしろ大晦日です。そしてゴールは関宿です。
さらに、ゴールの時点でかなり腹減りモードであることは間違いアリマセン。
ここで夕方5時までにゴールしないと、全ての店が閉まるであろうことは確かな事実なのです!!
さて、始発のバスに乗って香良洲に着くと・・・時刻は7:48。なんと、バスで30分以上の場所でありました(^^;
ここで私の頭は時間を計算し始めました。
全行程32キロ。歩くとしたら私の足では軽~く11時間!きっと急いでも10時間!
ゴールでの食事はぜったい無理!
・・・・途中はバスでワープしよう(あきらめ)
と、最初からワープモードで歩き始めです。

まずは香良洲についたら海!前回の旅では帰りを急いでいたので海を見ていないのだ。
海ーーーーっ!

犬の散歩の人だけがいる冬の海の朝である。ハッキリ言ってさぶい!
寒いのでさっさと歩き始めます。

まずは香良洲神社です。
はいっ。見学終わり!←入口だけ見学(^^;


道しるべ。
下半分が埋まっているのか、下半分が消失しているのかはわかりませんでした。
ちゃっちゃと歩くだ。朝から民家の犬たちに吠えられまくっている(よそ者臭がするのだろうな(^^;)が、構わず歩くだ。

ここはかつての香良洲大橋のあった場所なのですね。

前回見た常夜燈やら道しるべ。

かなりの急ぎ足です。でも・・・あまり思うように進みません。
強風が吹いていて、さぶいのです!!(*T^T)←鼻水ずるずる
どのくらい強風なのかというと・・・

↑旗がこんなになるぐらいの強風なのです!
ということを証明するためにフィルム一枚をムダにする私でした。
デジカメでは「ムダ感」というものが消失しましたが、私はフィルムカメラなのでものすごくムダなことをやっています(^^;失敗したりとか、失敗したりとか・・・あと失敗したりとか。


とりあえず、香良洲道の遺構いろいろ
香良洲道は、昔の道が無くなっているところがほとんどです。
なので、無くなっている場所からバスでワープしました。

↑香良洲神社からバスに乗るまで。

バスで津駅までやってきました。
本当は香良洲道と伊勢街道との追分ぐらいは来るべきなのですが
・・・戻るのめんどい

というわけで、津駅から再び歩き始めました。もう香良洲道は終わってしまっているので、伊勢街道(伊勢参宮道)を歩いています。
江戸橋の追分。
ここから伊勢街道と伊勢別街道に分かれます♪
こっちは伊勢街道


そして、こっちが伊勢別街道です。伊勢別街道を行きます。



でっかい寺の屋根が見えてきたので、なんとなく寄り道してみました。

真宗高田派本山専修寺でした。

大きな休憩所がついていたので、厚かましくも休憩させていただきました。
感謝です。


松尾芭蕉の門人、浜田珍頭が読んだものらしいです。
「千部読む 花の盛りの 一身田」専修寺の「千部法会」に集まる男女を詠んだものとか。

さあ、続きを歩きます。

大きい常夜燈が見えてきました。


空が青い・・・。



説明も載せておこうっと

銭掛松の石柱。
昔、病気になって伊勢参りできなくなった参宮者が、引き返すときにここにあった松に銭を結びつけ、松を拝んで立ち去った。別の人がその銭を取ろうとすると、銭が蛇に化けて襲いかかったという伝説があるそうな。
それで、この松に銭をかけると参宮と同じぐらいの御利益があると謂われていたとのこと。


街道っぽい道特集。


田んぼばかりの畷っぽいところにさしかかり、特に見るものもなく、のどかな風景が続く。

のどか~。

椿なんぞ撮ってみたり。(寒くて気が遠くなっていたかもしれない)

伊勢別街道講札博物館
角屋という旅籠だったところで、昔の伊勢講の札が、当時のように掲げられている。





駒越五良八が私財を投げ打ってつくった人工の貯水池、横山池。


昼抜きで歩いているので、色々と気が散っているらしい(^^;


道しるべが見えてくると、ちょっとやる気がおきます。

また、街道を撮る


かなり関宿は近くなってきているのですが、お腹が空いてあまり足が進みませんでした。
「おなかすいたー」という独り言が増えていく←アブナイ中年女が一人歩いていく
そして写真も減っていく・・・。

道の向こうに見える、おそらく庚申塚。


ここには昔、大きな松があったらしい。↓こんな感じ



真冬で、耳にはモッコモッコの耳当てをつけているのですが、このあたりの風は非常に強くかつ冷たく、やわな静岡人の身体を容赦なく攻撃します。
「寒い・・・ハラヘッタ・・・」
という独り言が5歩に1回出てきます(^^;
あと眠気が来れば、かなりヤバいです。
時刻は午後4時30分を過ぎました。午後5時までに関に着かないとマズイです。

そんな飢えたワタシの目に、いきなり現れたのは坂道。
「腹減っているうえに坂道はキツイよう~」と泣きそうになったところへかすかに見えたのは、

鳥居です。
あの鳥居はゴールの関宿にある、東の追分です!!

はらへったー!!!
と小さく叫びながら一気に坂道をのぼり、ついに関宿へ着きました。




というわけで、関の地蔵院まで一気に来ました。

ここでやっとごはんにありつけます♪

会津屋という旅籠を営んでいたところが、今はお食事処を営んでいます。関の小萬はここで生まれ、働いていたという伝説があります。
名物は、山菜おこわと街道蕎麦。餓鬼と化した私は両方食べたかったので、両方入っているお薦め定食1400円にしました♪
しかし大晦日でしたので、山菜おこわが赤飯に替わっていました。それでもいい(^^)
夢中で食べたので、写真は撮ってません(^^;

そして大満足でお店を出て、静岡まで18きっぷで帰ってきました。
帰宅後、しっかり年越し蕎麦を食べたのは、言うまでもありません。

バスでワープ後の歩いたところは以下の通りです。

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