とある何でも屋スタッフブログ

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小田原から歩いて箱根までの旅 1

2010-12-03 | 東海道歩き

東海道を本気で歩き始めたのは2009年12月31日。
それまでは静岡県内しか歩いてなかったし、宿場~宿場を完全旧道で歩くというのは熱心にやってこなかった。

そしてホントに関東方面も歩き始めてから私の中にずっとある不安、それは・・・

箱根越え!


でした。なにせ今まで鉄道駅のあるところから鉄道駅のあるところまで歩く、駅のないところがゴールの宿場である場合、がんばってもう一宿場歩く、ということを条件で歩いてました。(金谷─日坂─掛川がその例)
だとすると箱根の場合、旧東海道沿いには近くに駅がないからもう一宿場をがんばる・・・とすると箱根八里(32km)・・・。

いくらなんでもワタシの体力ではムリ!

ならば二泊三日の予定を立てて、一日目は小田原から箱根まで歩き、次の日は三島まで歩き、三日目は疲れるから一日休み。

うん、これは名案。しかしウチの職場には難しい三連休。そしてチキンなワタシは、箱根をひとりで歩くのは怖い。
イノシシ出るかもしれんのだし!
しかし友だちが一緒に歩いてくれると言ってくれたのだ(^^)
日本橋から品川までも一緒に歩いてくれた親友である。(こんな時だけ親友と言ったりして(^^; あ、ウソウソ心の友よ!!by じゃいあん)
あとは三連休!も欲張って願っていたのだが・・・これはどうやらムリ。

だからその友だちと休みが合うタイミング(友人は土日祝日休なので普段は滅多に合わないし会わない)で半分の箱根越えをすることにしました。
幸いにも箱根はバスがたくさん出ているので、例え途中で歩くのをやめたとしてもバスで小田原まで帰ってくればよい。
これでコワイものは無くなった。
前日の夜から友だちと合流し、小田原で一泊。
イノシシに出会ったときの心得を話し合って打ち合わせOK。

小田原駅を6時スタート。さあ、出発です。↓朝の小田原城 学橋

しかし、夕べは早くにベッドに横になったのに、全然眠れなかった。
普段あまりそういうことがないのに、この日はちっとも眠れない。ギンギン(@_@;

そうこうしているうちに4時起床のケータイアラームが鳴り響いたのだ。
・・・くっ_| ̄|○
まー、それでも横になっていたのだから身体は休まっているはずなのだ。
いくぞっ。(4時起きでも文句言わない友はありがたいものであると実感)

まずは小田原城跡のお堀(↑お堀のところにいた鴨ちん)を抜けて旧東海道へ出る。
かまぼこ屋の看板などを見ながら歩く。
で、ういろうの前を通り過ぎる↓

ういろうは外郎家(元武家)のオリジナル菓子。
五代目の外郎藤右衛門定治は、北条早雲に招かれて小田原に移り住んだ。
そこで出していた家宝の名薬「ういらう」の後に食べさせる甘い菓子として、自ら造って客の接待に供した。
今もここは薬屋さんとういろう屋さん(喫茶室もあり)の両方を営んでいる。
ということでういろうは名古屋名物ではなく、この外郎家がつくるういろうだけがういろうであるということである。

さあさあ、箱根まで歩くので小田原でゆっくりはしていられめー。
ちゃっちゃか歩く。

▲旧小田原駅跡。

そして板橋見附と呼ばれている上方見附跡。つまりここが宿場の終わり。

さてさて、箱根へいよいよ向かいます。

つづくのだ