マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

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高いエネルギーのニュートリノの測定に成功したでつ。

2024-08-23 07:10:29 | 宇宙
大型の円形加速器で発生させたニュートリノを捉え、2種類のニュートリノを検出。
人工的に発生させたニュートリノでは従来検出できなかった高エネルギー帯のニュートリノ。

今後、検出器の増設や高性能化をする予定で、未知の物理法則や素粒子の発見につなげたいところ。
ニュートリノは物質やエネルギーの最小単位である素粒子の一種。
質量がほとんどなく、物質などを透過して飛んでいるでつ。

ニュートリノには電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノの3種類があるでつ。
今回はFASER実験という国際プロジェクトの成果。
欧州原子核研究機構が所有する大型ハドロン衝突型加速器を使い、光速近くまで加速した陽子同士が衝突した時に発生する粒子を観測。

加速器を使うことで、エネルギーの高いニュートリノを生成できるでつ。
また検出器までに岩盤などがあるため、物質を通り抜けられるニュートリノ以外の多くの素粒子が途中で無くなり、感度良く検出できるでつ。
今回の実験では従来のニュートリノ測定では検出できなかった高いエネルギー帯で、ミューニュートリノと電子ニュートリノを検出できたでつ。

また物質との相互作用の強さも測定し、標準理論から予測された数値の範囲内であることを確認。
今回の実験は運営費を含めても数億円程度の予算。
一般的な素粒子実験と比較するとはるかに安いのが特徴。
低予算でも従来にない検出法を提案できたでつ。
今後は現在唯一観測できていないタウニュートリノの検出を目指すでつ。

今回の実験では従来の実験で捉えられなかった高エネルギー帯のニュートリノを検出できるため、未知の物理法則による影響を
検出できる可能性があるでつ。
数年でデータ数を100倍に増やすでつ。

またFASER実験はニュートリノ以外の軽い素粒子の検出もできる可能性があるでつ。
もし未知の素粒子を検出できれば、素粒子の世界の理解が一気に発展するでつ。

ニュートリノの観測装置では、岐阜県にあるスーパーカミオカンデなどが有名だ。従来のニュートリノ実験では、加速した素粒子を物質に当て、発生する中間子などの崩壊から出てくるニュートリノを捉えていた。人工的に発生するためデータは多いが、ニュートリノの持つエネルギーは小さい。
また自然に発生するニュートリノを探る研究も多いでつ。

ニュートリノは宇宙から来る高エネルギーの宇宙線が大気中の原子などと衝突し、発生。
非常に高エネルギーのニュートリノを観測することはできるでつが、観測数が少なく十分なデータがたまるまでに時間がかかるでつ。

ニュートリノの観測や実験が進んでいるでつ。
ハイパーカミオカンデの実験が始まると更に新しい発見がありそうでつ。
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