チェルノブイリ原発事故では50ベクレルの体内汚染で3割の子供が白内障になった事例も報告されています。 食品安全基準値をキロ100ベクレルに設定している日本では、それを凌駕する数の患者が発生することになる可能性があります。
福島原発事故でバラ撒かれた放射性物質の量は「チェルノブイリ事故の3倍」とも言われており、非常に膨大な量になっています。
国際原子力事象評価尺度(INES)で、最も深刻な「レベル7」に分類されているのは、チェルノブイリ原発事故と東京電力福島第1原発事故。
また、東京都が福島原発事故直後にこっそりと発表した「大気浮遊塵中放射性物質の調査報告」というデータにも、「都民は2011年3月に合計3600ベクレルの内部被曝をした可能性がある」と書かれているわけで、国も密かに大量被曝した事を認めているのです。(現在リンクは切られています)
怖いのは福島だけではない。 むしろコンクリートに遮られた東京こそ、放射能は吸収されず、蓄積され、人体に影響を及ぼす可能性が高いのです。
平成23年の放射線量です。
関西・中四国はもちろん九州までも被爆しています。
平成28年末でも除染された福島はじめ東北地方に大きな変化は見られません。 なぜか全国の被ばく線量を見る事ができません。また国民に余分な心配をさせないための隠ぺいとしか思えません。
チェルノブイリ原発事故で被曝したベラルーシの死亡率で最も高い(50%以上)のは、癌ではなく心臓血管系の病気。とりわけ子供の場合はセシウムの量がわずか(0~30ベクレル)であっても心臓のリズムを壊し、30ベクレル以上になると心筋に影響を及ぼし代謝機能を破壊、50ベクレルでは突然死の危険性がある。45ベクレル検出された事例では心臓のミトコンドリアが破壊されていた。子供の臓器は大人の3~4倍のセシウムが蓄積する。
ベラルーシ、ベトカ地区での調査では子どもたちに白内障が増加。体内汚染が50ベクレル/キログラムの子供の30%が白内障になり、この子供たちで現在生きている子はほとんどいない。白内障が発症する要因は、被ばくによって栄養の摂取が阻害され老化が進むため。
セシウムは心臓だけでなくすべての臓器に影響を与え、免疫系も破壊し、脳にも悪影響を与える。長期間セシウムを取り込むと必ず腎臓に障害がでる。つまり、生命維持に支障が生じる。また、セシウムとヨウ素の両方が取り込まれることで甲状腺癌となる。ベラルーシではチェルノブイリ原発事故以前からセシウム汚染があり、それに事故によるヨウ素が加わったために甲状腺癌が生じた。
もうひとつの大きな影響は、遺伝子の突然変異が生じ、世代を通じて受け継がれていくということ。先天的に遺伝子に異常がある場合、放射性セシウムはそれを発症させる誘引物質となる。
放射性セシウムを取り込むと1カ月半で排出されるが、一部は体内で崩壊して蓄積し臓器を破壊していく。それが有害な安定バリウムで、いちど蓄積してしまうと排出されない。また一部は筋肉にも蓄積される。
尿検査による体重1キロあたりの汚染値は、尿検査の値×150÷体重でおおよそ分かる。岩手で尿検査6~7ベクレル出た子供がいるが、チェルノブイリの研究では健康被害が目に見えて出てくる程度の汚染。
順天堂大学付属順天堂病院が公開した資料です。 その他を削除するなど忖度?が見られますが全く状況が改善されていない事が分かります。
外来新規患者総数は、2011年の4倍で高止まりしたまま、5年間で急性白血病は3.6倍、悪性リンパ腫は2.7倍、血小板減少症(ITPを含む)は3.5倍、貧血疾患は10倍に増えています。
必要なのは今こそ政府に忖度して事実を隠ぺいする事ではなく、事実を元に可能性を検証して対応策を立てるべき時だと思います。
福島原発の人為的災害を見て世界各国は原発廃止の方向に向かっています。
日本からの官民合同の原発の売り込みを英国に断られました。
過去の失敗を隠すためにこれからも数兆円の原発開発費が予定されています。
(廃炉作業費用は増大し孫子の代に引き継がれます)
まさに狂気の安倍自民党です。
チェルノブイリでも近隣諸国でまちがいなく異常と思われる罹患率の上昇が見られました。
近親者に発症者がでてもまだあなたは原発推進のアベ自民党に投票するのでしょうか?
そして現政権に忖度して正しいデータを公開しない行政の元では自己防衛するしかないようです。
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