ブリキ屋

富の再分配が政治の大きな役目と思っています。
疑問を調べ、情報収集・推察して発表しています。

車内痴漢発見!

2009年05月09日 | 生活
一月ほど前、ラッシュアワーの中、JR総武線が浅草橋駅を出発した時です。 シルバーシートの前で、つり革につかまりつつ文庫本を読んでいた私の隣の女性が叫んだ!  

”痴漢よ!この人痴漢です!”と目の前のシートに腰かけている30代位のスーツを着た男性を名指しした。   ”何を言っているんでか?”何かの間違いでしょ..”と言いつつ右手をポケットに突っ込み何かごそごそやっている。 

”私見たんです!この人が小さなカメラで私の隣の女子学生のスカートの中を撮っているのを!”  ”知らないよ。 何かの間違いだって!”
でも相変わらず右手をポケットの中でごそごそしている。

被害者?であるセーラー服の女子学生は徐々に状況が把握できてきたのかじっとその被疑者を見つめている。
”証拠を消そうとしているのよ!”との女性の声に呼応して”何もやってないなら右手を出しなさい”といって腕を取り上げようとした。

”私は知らない!間違いだ!”と言いつつポケットに突っ込んだ右手は渾身の力を込めているのか全く出す事ができない。 周りの2,3人に目配せして秋葉原の駅で引きずり降ろし、押さえつけ、駅員に連絡しつつやっと右手を引き出せた。

その手には超小型のカメラが握られていた。 しかしコードで繋がれた本体の画像データは削除されていた。 秋葉原の駅員2人が”後は私達が対応しますので...”と言うので会社に向かったが”何も証拠が無いだろう!どうしてくれるんだ!!”という怒鳴り声が後ろから聞こえてきた。

状況証拠だけで死刑の判決が下りる昨今、警察官を呼んでくれれば尋問、調書で間違いなく推定有罪だろうがその後どうなったのだろうか...

その2日後、小伝馬町の昼食屋に食事に行った時、その男が食事をしているのを見かけた。 年配の上司らしき人物と一緒にいる所をみるとあの日は何事もなく秋葉原駅を後にしたのだろう。

見た目もそんなに不細工でもなく、着ている物もそこそこのスーツだったが心の趣味の悪さだけはどうしようも無い。 終始無実を訴えていた時の作り笑いが鮮明に脳裏に浮かびその日一日ブルーな気分でした。

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